Lazard Insights 中国オンショア株式市場 - フィクションかファッド (流行)か、それともフューチャーか? Manish Singhai, CFA, Managing Director, Portfolio Manager/Analyst 要旨 • 中国のオンショア(国内)株 式 市 場は、2009 年半ばから2014年までほぼ横ばいで推移した 1 その後の急落 後、2014年末から急騰しました。 により急騰分の大半を返上したものの、2015年 8月末時点での12か月のリターンは、他の主要市 場に優ります。 • 中国オンショア株式市場の急落を受けて、中国政 府は介入と支援策を実施し、それに続く人民元の 切り下げは投資家の注目を集めました。 • 時価総額が8兆ドルを超える中国オンショア株 式市場は、大きな投資ユニバースです。この市場 は、投資しやすい市場へと徐々に改善され、グロ ーバルのベンチマークに組み入れられていくでし ょう。 • 中国経済には、新しい段階への移行を促進し、国 内企業に投資機会をもたらす構造的な原動力が あります。 • オンショア市場の長期的重要性は疑いもなく明 らかで、そこにはアクティブ投資家には投資機会 がもたらされます。 Lazard Insights is an ongoing series designed to share valueadded insights from Lazard’s thought leaders around the world and is not specific to any Lazard product or service. This paper is published in conjunction with a presentation featuring the author. The original recording can be accessed via www.LazardNet.com. 中 国 か ら の ニ ュ ー ス を フ ォ ロ ー し て い る と、 ギ リ シャ危機ははるか昔の出来事のように思えます。最 近のニュースの震源地は、A 株市場と称されている 上海と深センの中国オンショア市場です。A 株指数 は 2014 年末から 2015 年 6 月までに 2 倍以上に急騰 し、次の 10 週間の急落で上昇分の大半を返上しまし た。急落を受けて中国政府は積極的な介入と支援策 を実施しました。A 株市場が着地点を模索する矢先 の人民元の切り下げは不意打ちととらえられ、新興 国通貨の切り下げ競争への懸念が高まりました。し かし、これらのニュースの裏では、国内・国外にお ける重要な構造的な取り組みが進んでいます。それ らの取り組みにより今後も中国のオンショア市場は グローバルに強固になっていくでしょう。 本 稿 で は、 中 国 オ ン シ ョ ア 株 式 市 場 の 概 観 を 取 り 上 げ ま す。 具 体 的 に は 以 下 が 含 ま れ ま す。• •• 市場の規模と構造 •• 最近の急騰と暴落 •• 市場参加者と市場の原動力 •• 構造的な変化 •• これらの変化についてのインデックス提供会社• の見方 2 図 表1 中国A株市場の時価総額は米国に続いて 世界第2位 時価総額 中国 香港 日本 米国 英国 8.1 3.5 5.0 26.8 3.7 (兆ドル) 出来高 3.9 0.2 0.5 2.5 0.2 (兆ドル) 上場銘柄数 2,800 1,808 3,488 5,292 1,991 2015年7月31日時点 *2015年1-7月の月間平均 英国のデータはロンドン証券取引所、米国のデータはNASDAQとニューヨ 図 表 2 3 種 類に区 分される中国 株 式 1 2 3 オフショ ア オフショ ア オンショ ア 上場取引所 香港 米国 深セン 上海 銘柄数(i時価総額 256 99 645 739 10億ドル以上) MSCI オールカン MSCI中国 2015年11月に トリー世界指数へ 指数 MSCI中国指数へ の組み入れ 考慮中 の組み入れ予定* 2015年8月31日時点 *MSCI中国指数には17銘柄が追加され、MSCI中国IMIには48銘柄が追加 ーク証券取引所の発表によります。 される予定 Source: London Stock Exchange, World Federation of Exchanges Source: Bloomberg, MSCI 図 表3 2014 年 末に急 騰 が 始まった A株 指 数 中 国 A 株 市 場 は、 真 の 存 在 感 を 発 揮 するか? 2015 年 6 月末時点で中国 A 株市場は時価総額ベース で世界第 2 位であり、8 月の急落後もその地位を保っ ています。年初来、月間取引高は平均 4 兆ドルに迫 り、米国市場の 2.5 兆ドルをはるかに上回ります(図 表 1)。それに加えて、海外の中国株の大半が上場す る香港市場は時価総額 3.5 兆ドルで、月間 2,000 億ド ルの取引高になります。中国 A 株市場はときには狂 乱的な様相となりますが、重要な大きい市場である と考えます。 中国株には基本的に 3 種類あります。香港上場のオ フショア株、米国上場のオフショア株、そして中国 国内で上場しているオンショア株です。本稿ではオ ン シ ョ ア 株 に 注 目 し ま す( 図 表 2)。China Mobile、 PetroChina、中国の銀行など香港で上場している銘 柄は 20 年近く、グローバルな投資家も売買が可能 です。これらの銘柄で構成される MSCI 中国指数は、 MSCI エマージング・マーケット指数のほぼ 20% を 占 め ま す。 米 国 上 場 の 中 国 株 は Alibaba、Baidu な ど で す。 米 国 で 新 規 上 場 さ れ た 銘 柄 の 中 に は 1990 年代から売買されているものもあります。大きな違 いとして、米国上場株は香港上場株と異なり、現在、 MSCI 中国指数に組み入れられていません。けれど も MSCI は 2015 年 11 月からこれらの米国上場の中 国株を、香港上場株と共に MSCI 中国指数の構成銘 柄に組み入れると発表しています。最後に、上海と 深センのオンショア市場の上場銘柄数は 2,500 を超え、 上海・深センCSI300指数 6,000 4,000 2,000 0 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2015年8月までの12か月のトータル・リターン(米ドル) (%) 50 25 0 -25 CSI 300 Index MSCI China Index MSCI EM Index S&P 500 Index MSCI Europe Index 2015年8月31日時点 上記のパフォーマンスは過去のパフォーマンスです。過去のパフォーマンス は将来の結果について保証するものではありません。上記のデータは、ラザ ードのいかなる商品や戦略をも示すものではありません。指数には直接投資 はできません。 Source: Bloomberg 時価総額 10 億ドル以上の銘柄が 1,000 以上あります。 上海・深センの代表的な 300 銘柄で構成されている CSI300 指数は、2009 年半ばから 2014 年までほぼ横 ばいで推移しましたが、2014 年末から急騰しました (図表 3)。その後、急騰分の大半が反落したものの、 3 図 表4 動きが 激しい中国のオンショア株 市 場 過去165日の内の98日、CSI300指数は一日に±1%以上、変動 図 表 5 個 人 投 資 家 が 牽 引する中国 A株 市 場 証 券口 座 開 設 数 Days 証券口座開設数 75 百万 50 指標 6,000 3.0 25 0 下図の期間 4.5 4,000 CSI300指数(右軸) 1.5 -7% to -9% -5% to -7% -3% to -5% -1% to -3% -1% to 1% 1% to 3% 3% to 5% 5% to 7% 2,000 証券口座開設数(左軸) 0.0 0 2013 2014 2015 2015年新規上場の一部銘柄は並外れたリターン (# of IPOs by return) 2015年の信用取引 75 10億人民元 95 50 150 CSI300指数(右軸) 0 25 0 指数、2015年1月=100 <100% 100% to 200% 200% to 300% 300% to 400% >400% 2015年9月2日時点 上記のパフォーマンスは過去のパフォーマンスです。過去のパフォーマンス は将来の結果について保証するものではありません。上記のデータは、ラザ ードのいかなる商品や戦略をも示すものではありません。指数には直接投資 はできません。 Source: Bloomberg 100 -95 50 信用取引による純売買動向(日次)(左軸) -190 0 Jan Feb Mar Apr May Jun Jul Aug 2015年8月31日時点(新規口座データは2015年5月時点、信用データは 2015年8月27日時点 上記のパフォーマンスは過去のパフォーマンスです。過去のパフォーマンス は将来の結果について保証するものではありません。上記のデータは、ラザ ードのいかなる商品や戦略をも示すものではありません。指数には直接投資 はできません。 2015 年 8 月までの 12 か月の上昇率は、他の主要市場 に優ります。活況な市場のおかげで新規上場(IPO) も多く、大多数の新規銘柄は上場後に堅調に推移し ています。さらに、2014 年末から市場のボラティリ ティは高く、1 日に 1% 以上、変動することは日常的 です(図表 4)。このボラティリティはストックピッ カーにとっては投資機会の源泉でもあると考えます。 中国オンショア市場の最近のボラティリティを左右 しているのは、主に個人投資家です。この 2 年半の 証券会社の口座開設数は、CSI300 指数と連動して推 移しています(図表 5 上図)。株式市場の急騰は、多 くの新しい投資家が市場に参加してきた時期と一致 します。さらに個人投資家はこの時期に信用取引を ふんだんに行いました(図表 5 下図)。急騰後に証券 会社は信用取引の融資を絞ったため、信用取引額は マイナスに転じました(図表 5 下図の右側)。 政府と当局者が市場の急騰のペースと傾斜について 懸念した兆候は十分にあるものの、急落は政府にとっ て も 驚 き で あ っ た よ う で す。 急 落 を 和 ら げ よ う と、 Source: Bloomberg, Wind 政府は直接、買い注文を入れる介入から取引規制ま で、幅広い支援策を打ち出しました。それを後押し したのは金融緩和政策です。8 月下旬、中国人民銀行 は年初以来、4 度目となる政策金利と銀行の預金準備 率の引き下げを実施しました。 株式市場の乱高下とは無関係ですが、人民元の実質 的な切り下げには市場全体が驚きました。当初、通 貨 切 り 下 げ は、 経 済 成 長 に 黄 色 信 号 が 点 滅 し た た め、中国政府による輸出支援の動きと解釈されまし た。実際、人民元の切り下げにより、他の新興国の 通貨安が競うように加速されました(図表 6)。しか しその後に中国の指導者層は、オフショアとオンショ アの人民元市場を合わせるためのテクニカルな調整 であり、国際通貨基金(IMF)の特別引出権「SDR」 構成通貨の価格決定に使われる通貨への採用実現に 向けた手助けの動きであると主張しました。この主 張は真実であると私達は考えます。その理由の第一 は、通貨安で得られる輸出競争力はほぼ常に一時的 4 図 表 6 中国 人 民 銀 行 の人 民 元 切り下げは他の 新 興 国 通 貨にとって 痛 手 中国人民銀行は2015年8月に人民元を切り下げ アクティブ投資家向けの大きく魅力的な投資機会 指数100=2015年5月(尺度は反転) • 広範囲で奥が深い市場:時価総額10億ドル以上が1,384銘柄、50億ド 80 ル以上が214銘柄 • 上位10銘柄が占める割合は、CSI300指数の22%に対し、香港上場銘 100 柄が構成するMSCI中国指数では52% 120 140 図 表 7 アクティブ 投 資 家にとり魅 力 的 な中国 のオンショア 市 場 業種分布(時価総額50億ドル以上の銘柄) 人民元 韓国ウォン 台湾ドル フィリピンペソ シンガポールドル タイバーツ インドルピー インドネシアルピア 160 May 2013 Nov 2013 May 2014 Nov 2014 May 2015 2015年9月4日時点 米ドルに対する為替レート Source: Bloomberg であり、中国指導者もそれを知っています。第二に、 そしてさらに重要なことに、中国は真剣に世界金融 の主導的立場への野望を持ち、自国の経済成長を押 し上げる目的でこのようなあからさまな道具を使う はずはないと考えるためです。 最 近 の 動きの 彼 方に:オンショア 株に 関する長 期 的な見 解 現在の最大の難問は「中国市場の動向は、単に繰り 返される過熱と崩壊の市場サイクルなのかどうか」 です。「今回は違う」と私達は考えます。構造的な複 合要因があるためです。 歴史上初めて、外人投資家は中国オンショア市場に実 質的に自由にアクセスできるようになりました。香 港に証券口座がある投資家は上海株を売買できるよ うになり、上海・香港ストックコネクト(中国の上 海証券取引所と香港証券取引所による株式の相互取 引)として知られる制度は、近いうちには、深セン 証券取引所にも拡大される予定です。 そ れ 以 前 に は、 外 人 投 資 家 が オ ン シ ョ ア 市 場 に ア ク セ ス す る 方 法 は、 当 局 の 認 可 を 受 け た 国 外 の 機 関 投 資 家 の み の 投 資 を 可 能 と す る QFII(Qualified Foreign Institutional Investors) 制 度 で し た。 こ れには煩雑な手続きが必要で、一部大手機関投資家 に限られました。新制度がグローバル株式配分に与 消費財 金融 情報技術 資本財 素材 0 25 50 銘柄数 75 オンショア (上海+深セン) オフショア (香港+米国) 2015年8月31日時点 Source: Bloomberg, MSCI える意味合いは大きいです。オンショア市場は主要 株式指数の仲間入りすることとなり、その規模を考 慮すると、重要な一角をやがて担うようになります。 オンショア市場の最も魅力的な呼び物は、魅了的な 投資機会をもたらすことです。不効率な市場が大き く変動すると、アクティブ投資家が利する潜在的機 会が提供されます。 中国の株式市場は広く深い市場です。時価総額 10 億 ドルを超える 1,000 以上の銘柄が各産業に広くまた がります。(時価総額 50 億ドル以上は、資本財と金 融に集中しています。)指数の上位 10 銘柄は全体の 22% しか占めていません(図表 7 )。その結果、市 場内でのリターンは様々です。たとえば、2012 年 11 月から 2014 年 11 月の間、CSI300 指数は 5% 安でし たが、中間の銘柄のリターンは 7% 高となりました。 トラッキング・エラーが高くなる可能性があるため、 この市場でのパッシブ運用は難しいと考えています。 国 内の取り組み 国内・国外におけるファンダメンタルな構造的経済 要因は、中国市場のもう一つの特徴です。国内では 習近平政権がこの 3 年間に大幅な改革に踏み切りま 5 した。これらの改革の影響は現在、明らかになりつ つあります。金融市場の改革、財政改革(銀行の財 務健全性懸念への対処策など)、腐敗・汚職撲滅、社 会的改革(「一人っ子政策」の緩和など)、国有企業 (SOE)の改革などが含まれますが、すべて重要な 意味を持つ明るい材料です。 SOE 改 革 は 国 外 か ら は あ ま り 注 目 さ れ ま せ ん が、 SOE は中国経済で大きな存在感があり、国内総生産 (GDP)の 4 割を占め、国民の 7 割を雇用し、オン ショアと香港上場の中国株式市場の大きな構成要素 です。この数年間、SOE が民間セクターに立ち遅れ、 悩まされていた主要問題が対処されつつあるという 証拠があります。政府はまた、SOE の 3 分の 2 の削 減を積極的に図っています。年初に注目された大き な統合案件は、2 大国有鉄道車両メーカーの CNR と CST の経営統合でした。 国 外 の取り組み 構 造 改 革 に は 中 国 の 国 外 で の 取 り 組 み も あ り ま す。 1990 年代後半から 2000 年代初頭にかけて中国はお そらく年率 10% 成長が永遠に続くと考え、資本財の 生産能力を大幅に増強しました。インフラがほぼ構 築された現在、この生産能力はどんどん無駄になっ ています。その一方、ベトナム、インドネシア、イ ン ド な ど の ア ジ ア 諸 国 や、 ア フ リ カ の 国 々 は か な りのインフラ整備がまだ必要で、潜在的に中国の過 剰設備の大きな需要源と期待されています。それゆ えに中国政府は年初に「一帯一路」(One Belt, One Road)という一大経済圏構想を提唱しました。陸上 と海上のシルクロードに沿った国々との戦略経済連 携を構築・強化することが狙いです。 この過剰生産能力の需給のすり合わせに関連する一 つの課題が、新興国・フロンティア市場のインフラ 構築の暫定的な資金手当てです。中国にはその解決 策がありましたが、その策は金融面のスーパーパワー になる野望も支えるものでもあります。中国の IMF の出資比率はわずか 4% で、アジア開発銀行では 6% です。そのため中国は、自らの出資比率が 29% にな る「アジアインフラ投資銀行」の創設を主導しました。 さらに中国の資本債の販売をファイナンスするため に、「新開発銀行」と「シルクロード基金」という 2 つの機関も立ち上ました。 図 表8 中国のオンショア株はグローバ ル の ベンチマークを様 変わりさせるか 仮定のウェィト・シナリオ MSCI エマージング・マーケット指数 中国A株 ウェイト (%) 19.6 海外上場の中国 2.7 中国H株* 20.2 韓国 11.1 台湾 9.6 ブラジル その他 MSCIオールカントリー世界 中国合計 42.5% 5.9 30.8 ウェイト (%) 指数 中国A株 2.7 海外上場の中国株 0.4 中国H株* 2.7 その他 7.8 中国合計 5.8% エマージング・マーケット 米国 49.4 日本 その他先進国 7.6 29.5 2015年5月19日時点 * B株、H株、P株、レッドチップを含む Source: MSCI グローバ ル・ベンチマークへ の 組み入れ 最後に、中国のオンショア株がグローバル・ベンチ マークに組み入れられていく経緯は、今後注視すべ き重要点です。FTSE の場合、オンショア株が含ま れる指数と含まれない指数と 2 種類あり、どちらを 使うかの判断は投資家に委ねられています。その一 方、MSCI は多数の関係者と協議中です。おそらく MSCI は当初、中国 A 株を極めて低いウェイトで組 み入れ、徐々にウェイトをあげて、時間をかけてフ ル・ウェイトにしそうです。もし仮にフル・ウェイ トにした場合、MSCI エマージング・マーケット指数 に占める中国のウェイトは、現在の約 20% から 40% 以上に倍増となり、MSC オールカントリー世界指数 のほぼ 6% になります(図表 8 ページ 5)。 まとめ 中国株式市場は時価総額が 8 兆ドルを超え、多業種 6 にまたがり、グローバルに存在感があります。2014 年 11 月に、グローバル投資家が中国のオンショア市 場に投資しやすいよう、開始されたストックコネク ト制度は、状況を一変させるゲーム・チェンジャー と考えます。この制度導入と同時期に、大幅な構造 的な取り組みと展開が、国内政策と国外においても 起こりました。2 国外の取り組みは、「一帯一路」構 想と、「アジアインフラ投資銀行」という形で具体化 しています。オンショア市場は明らかにまだ発展途 上にあるため、当面はボラティリティが高く動いて も無理はありません。そのため、政府介入は否応な しにも見えます。介入の程度と方法には議論の余地 がありますが、発展途上の避けられない部分と見る べきでしょう。いずれにしろ、中国オンショア市場 の長期的な重要性は否定できず、ファンダメンタル なアクティブ投資家には、ボラティリティのおかげ で実際には極めて魅力的な投資機会がもたらされる かもしれません。 7 Notes 1 Represented by the Shanghai Shenzhen CSI 300 Index. 2 Source: Goldman Sachs Important Information Published on 23 September 2015. Information and opinions presented have been obtained or derived from sources believed by Lazard to be reliable. Lazard makes no representation as to their accuracy or completeness. All opinions expressed herein are as of the published date and are subject to change. The securities and/or information referenced should not be considered a recommendation or solicitation to purchase or sell these securities. It should not be assumed that any of the referenced securities were or will prove to be profitable, or that the investment decisions we make in the future will be profitable or equal to the investment performance of securities referenced herein. Equity securities will fluctuate in price; the value of your investment will thus fluctuate, and this may result in a loss. Securities in certain non-domestic countries may be less liquid, more volatile, and less subject to governmental supervision than in one’s home market. The values of these securities may be affected by changes in currency rates, application of a country’s specific tax laws, changes in government administration, and economic and monetary policy. Emerging markets securities carry special risks, such as less developed or less efficient trading markets, a lack of company information, and differing auditing and legal standards. The securities markets of emerging markets countries can be extremely volatile; performance can also be influenced by political, social, and economic factors affecting companies in these countries. Certain information included herein is derived by Lazard in part from an MSCI index or indices (the “Index Data”). However, MSCI has not reviewed this product or report, and does not endorse or express any opinion regarding this product or report or any analysis or other information contained herein or the author or source of any such information or analysis. MSCI makes no express or implied warranties or representations and shall have no liability whatsoever with respect to any Index Data or data derived therefrom. This document reflects the views of Lazard Asset Management LLC or its affiliates (“Lazard”) and sources believed to be reliable as of the publication date. There is no guarantee that any projection, forecast, or opinion in this material will be realized. Past performance does not guarantee future results. This document is for informational purposes only and does not constitute an investment agreement or investment advice. References to specific strategies or securities are provided solely in the context of this document and are not to be considered recommendations by Lazard. Investments in securities and derivatives involve risk, will fluctuate in price, and may result in losses. Certain securities and derivatives in Lazard’s investment strategies, and alternative strategies in particular, can include high degrees of risk and volatility, when compared to other securities or strategies. Similarly, certain securities in Lazard’s investment portfolios may trade in less liquid or efficient markets, which can affect investment performance. RD00199 2015年9月 ご留意事項 本資料は、「中国の国内市場」 を説明することを目的として、ラザード・アセット・マネージメント・エルエルシー が上記時点に作成した資料を、ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント株式会社が、翻訳・編集したもの です。本資料における統計等は、信頼できると思われる外部情報等に基づいて作成しておりますが、その正確性や 完全性を保証するものではありません。本資料中の数値、図表、見解や予測などは本資料作成時点でのものであり、 予告なく変更する場合があります。尚、本資料中の過去の実績に関する数値、図表、見解や予測などを含むいかな る内容も将来の運用成績を保証するものではありません。また、本資料で言及する個別銘柄について、いかなる勧 誘・推奨をするものではありません。本資料で使用している指数等に係る著作権等の知的財産権、その他一切の権 利は、当該指数等の開発元または公表元に帰属します。 ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 469 号 加入協会:一 般 社 団 法 人 日 本 投 資 顧 問 業 協 会 重要事 項 会 社 概 要 商号 ラザード・ジャパン・アセット・マネージメント株式会社 住所 〒107-0052 東京都港区赤坂二丁目11番7号 赤坂ツインタワー(ATT)新館 電話 03-4550-2700 登録番号等 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第469号 加入協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 設立 1987年8月14日 資本金 3億円 主要株主 ラザード・アセット・マネージメント・エルエルシー 100% リスク情報 本資料に記載された運用戦略では、主に値動きのある株式等の有価証券を投資対象としているため、組入れ証 券の価格下落や、組入れ証券の発行会社・発行体の倒産や財務状況の悪化により影響を受けます。また、外貨 建資産に投資しますので、為替の変動、投資国の政治・経済情勢、為替規制、資本規制等による影響を受けま す。したがって、投資家の皆様の投資元本は保証されるものではなく、損失を生じることがあります。 投資顧問報酬について 投資一任契約に係る投資顧問報酬は組入資産の内容と投資形態により、当社規定の料率を提示させていただき ますが、最終的にはお客様との個別協議に基づき決定いたします。また有価証券売買手数料、外貨建資産の保管 費用や消費税等は別途諸費用として発生いたしますが、運用状況により変動するものであり、事前にその総額を 表示することはできません。 インデックス・データ Certain information included herein is derived by Lazard in part from an MSCI index or indices (the“Index Data”). However, MSCI has not reviewed this product or report, and does not endorse or express any opinion regarding this product or report or any analysis or other information contained herein or the author or source of any such information or analysis. MSCI makes no express or implied warranties or representations and shall have no liability whatsoever with respect to any Index Data or data derived there from. The MSCI Index Data may not be further redistributed or used as a basis for other indices or any securities or financial products. *投資一任締結契約のお申込みにあたっては、必ず契約締結前交付書面をご確認ください 個人情報 の 利 用 目 的 に つ い て 当 社 は、 お 客 様 の 同 意 を 得 た 場 合 及 び 法 令 等 に よ り 例 外 と し て 取 り 扱 わ れ る 場 合 を 除 き、 以 下 の 目 的 の 達 成 に 必要な範囲内においてのみ個人情報利用いたします。 ① 投資助言業務および投資一任契約に関する業務のため ② 商品情報およびサービス提供業務のため(今後法令等により取扱いが認められる業務を含みます。) ③ 社内における管理、例えば新規または既存のお客様とのお取引等を管理するため ④ 投資行動に関する情報の提供等を含むお客様へのサービス提供のため ⑤ 事務処理、新規顧客獲得を含むマーケティング活動のため ⑥ 適合性の原則等に照らした商品サービスのご提供を判断するため ⑦ その他、お客様とのお取引の適切かつ円滑な履行のため また、当社は以下の目的で、当社の関係会社に対して、お客様の個人情報を共同して利用する場合があります。 ① 関係会社間で情報を共同して利用することで、より効率的且つ確実なサービスをお客様に提供するため ② リスク管理、コンプライアンス・チェック等に利用することによって、会社内の法令遵守体制及び関係会社間 における内部管理体制の向上を図るため ③ お客様との投資一任契約に基づくお取引に関する事務処理・審査のため ④ 国際的なデータベースに記録を集約し一元的に保管、管理するため
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