第104回地域医療カンファレンス抄録

第 104 回 東京医療センター地域医療カンファレンス
開催場所: 国立病院機構東京医療センター 病棟会議室
開催日時: 平成 27 年 10 月 15 日(木) 19 時 30 分~
テ ー マ: 一般外科における“common disease”-急性虫垂炎、鼡径ヘルニアに対する腹
腔鏡手術について
担
当: 国立病院機構東京医療センター 外科
川口義樹
一般外科(消化器外科)で取り扱う疾患は臓器、良性、悪性疾患を含め多岐にわたる。特
にその中でも急性虫垂炎、鼡径ヘルニアは昔から外科診療とは切り離すことのできない、
外科におけるいわゆる“common disease”と位置づけることができ、近隣の医療機関から
紹介されることも多い。当院では例年、虫垂炎に対しては 100 件前後、鼡径ヘルニアに対
しては 200 件前後の手術を施行しているが、近年では両疾患に対しても積極的に腹腔鏡手
術を導入している。特に急性虫垂炎では虫垂穿孔や膿瘍形成をきたし、回盲部切除が必要
となる可能性があるような重症例に対しても、術式の選択においては慎重な検討が必要で
あるが、腹腔鏡手術を遂行できる例が増えてきている。本講演では、実際の症例や術中の
映像を提示しながら、当科で行われている取り組みについて紹介する。
略歴:
H10 年 3 月 筑波大学医学専門学群 卒業
H10 年 4 月~H14 年 3 月 国立水戸病院外科
H14 年 4 月~H17 年 3 月 独立行政法人国立病院機構東京医療センター外科レジデント
H17 年 4 月~現在
独立行政法人国立病院機構東京医療センター外科
医員
加入学会:
日本外科学会 日本内視鏡外科学会 日本消化器外科学会 日本臨床外科学会
資格:
日本外科学会専門医 日本内視鏡外科学会技術認定医 日本がん治療認定医機構認定医
*このカンファレンスは日本医師会生涯教育講座の認定単位2単位を取得できます。