国連番号 3421 フッ化水素カリウム(溶液) POTASSIUM HYDROGEN FLUORIDE SOLUTION 物質の特定 C A 化 S 番 式 : F2HK; KHF2; HF・KF 学 別 (商品名) 化 学 的 号 : 7789-29-9 分 名 : Potassium acid fluoride solution; Potassium bifluoride solution; Potassium hydrogen difluoride solution 酸性フッ化カリウム溶液; 重フッ化カリウム溶液; 二フッ化カリウム溶液; 二フッ化水素カリウム溶液 類 : フッ化物 規則名・法規等 [規則名]POTASSIUM HYDROGEN DIFLUORIDE SOLUTION; Potassium acid fluoride solution; Potassium bifluoride solution; Potassium hydrogen fluoride solution フッ化水素カリウム(溶液) 危 - 規 則 分 類 ・ 等 級 等: 腐食性物質 8 Ⅱ/Ⅲ 副次危険性等級: 6.1 積 載 場 所 : 甲板上,甲板下 コンテナ収納検査:要 積 付 IMDG-CODE 分 類 ・ 等 級 等: Class 8 Ⅱ/Ⅲ 副次危険性等級: 6.1 積 載 場 所 : On deck, Under deck CFR 172.101 分 類 ・ 等 級 等: 8 ラ ベ ル コ ー ド : 8, 6.1 積 載 場 所 : On deck, Under deck Ⅱ/Ⅲ 検 査 :否 港 則 法: 腐食性物質(Ⅱ) 荷役許容量: A / 10 海 防 法: - 消 防 法: - B / 250 C1 / 1000 C2 / 4000 船積上の注意事項 荷 姿 危-規則規定によるものであること。 イ.熱源から水平距離で2.4m以上離れた場所に積載すること。(危) ロ.居住区域から離れた場所に積載すること。(危) ハ.甲板上積載をする場合には,酸類から水平距離で6m以上離して積載することとし, 甲板下積載をする場合には,酸類と同一の船倉又は区画に積載しないこと。(危) ニ.その他腐食性物質及び毒物類についての一般的注意事項に従うこと。 物理/化学的性質 外 観 臭 等: 無色液体 : 比重又は嵩比重: 蒸 気 比 重: 融 点 (℃): 沸 点 (℃): 溶 解 性: 水: 易 (注) アルコール: 不 エーテル: (注)フッ化水素カリウム(固体)の溶解度:39g/100ml水(20℃) 用 途 ガラスのエッチング剤,銀ろう付け用フラックス,アルキル化触媒,フッ素製造用電解液 化 学 的 危 険 性 腐 食 性: 人: あり 酸 金 属: あり(強) 木 材: あり 化 性: なし 水 / 空 気 / 強い酸性であり,大抵の金属を腐食し,水素ガスを発生する。水溶液はガラス, 熱 の 作 用: コンクリートを侵す。熱分解されると,フッ化物を含む有毒な煙霧を発生する。 可 燃 性: なし 引 火 点(℃): 発 火 点(℃): 爆発限界(%): 特 記 事 EmS 項: 酸又は酸を含む蒸気と接触すると,猛毒のフッ化水素を発生する。 F-A, S-B 消 火 剤: 検 知 法: pH試験紙(酸性)による。 人 体 へ の 影 響 作業 環境 の 許 容 濃 度 (TLV) 毒 W A STEL C(上限値) 経 皮 吸 収 フッ化物 (Fとして) 2.5 mg/m3 発がん性 フッ化物 A4 性: 蒸 気 , 粉 塵 な ど を 吸 入 し た 場 合 飲 だ T み 込 場 ん 合 おう吐,腹痛,悪寒,下痢,出血性胃腸炎,チアノーゼ,肺水腫,虚脱などが起こ り,呼吸麻痺(まひ)から死亡することがある。症状は被毒後数時間で現れるが, 水溶性フッ化物のミストや希薄なフッ化水素ガスは吸入しても自覚しないこともあ るので注意を要する。慢性中毒では,赤血球が減少し,呼吸器,循環器系の障害 (フッ素沈着症)を生じ,骨髄,骨の変化(多孔質化),関節の硬化などが現れて 死亡する。 皮 膚 に 付 着 し た 場 合 刺激し,激しい痛みと炎症を起こす。粘膜では深く穿孔し,壊死性潰瘍(えしせい かいよう)を作る。 眼 た 激しく刺激し,痛みを起こし,失明するおそれがある。 に 入 場 っ 合 MFAG 救 ※16 急 処 置 蒸 気 , 粉 塵 な ど を 吸 入 し た 場 合 直ちに新鮮な空気の場所に移し,炭酸水素ナトリウム溶液(重曹水)でうがいをさ せ,保温安静に努め,医師の手当を受ける。要すれば,バッグマスクなどの器具を 用いる人工呼吸,酸素吸入を行う。 飲 だ ん 合 直ちに牛乳,グルコン酸カルシウム又は乳酸カルシウムを水に溶かして与え,医師 の手当を受ける。 皮 膚 に 付 着 し た 場 合 っ 合 直ちに多量の水で十分に洗い流し,炭酸水素ナトリウム溶液(重曹水)で中和後水 洗する。患部にグルコン酸カルシウム(可溶性カルシウム塩)の水溶液を塗るとよ い。 直ちに多量の水で十分に洗い流し,3.5%硫酸マグネシウム溶液で洗眼後さらに水 でよく洗い,医師の手当を受ける。 た 合 通風換気を十分に行い,保護具着用の上,吸着材をまいて掃き取った後,防食のた め消石灰又はソーダ灰をまいて中和し,大量の水で洗う。 具 酸性ガス用防毒マスク又は自給式呼吸具,保護衣,保護メガネ,保護手袋,ゴム長 靴 み 眼 た に 漏 場 洩 保 込 場 入 場 護 し 最 終 修 正 日 2015/03/26
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