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Humanitude
「老いと看護の画期的な書」
第一章
野生児、ヴィクトル
1799年の終わりごろ、アヴェイロン村近くの、森のはずれで発
見。
その子は他の人間とほとんど意思の疎通を図ることができない病気の子供たちのように、
ユマニチュードに欠かせない特徴のいくつかが発達していなかった。
しかし、哺乳類のヒト科の生き物であると判断できる生理学的特長を持っていた。
人間とは何か
ヴィクトルこそ社会によって堕落させられていない
「自然で全なる人間」だったのではないか
→ヴィクトルの野蛮さからその説は肯定できない
哲学者
Jean-Jacques Rousseau(1712-1778)
人間とは「理性を備えた社会的動物」であること
から、ヴィクトルは人間の名に値しない
「人間不平等起源説」
自然人
この定義のせいで、精神障害や認知記憶障害がある者も、理性や
自制心、自立心の高さを基盤とする人間の尊厳という名の下に、
人間の名に値しない、時には生きるに値しないと判断されてきた。
人間とは何か
人間の尊厳には二重の意味がある。
• 個人の尊厳(本来の尊厳)
• 現実の尊厳
本来の尊厳は、人がひととして生きていくのに他社の価値判断に従属しない
ようにしてくれるものである(強い個人)。
これにより、人間の存在否定が起こるようなことを避けることができる。
現実の尊厳は、人間であることの証を強固にするのは我々の間に存在するユマニチュード
の絆であることを認識しつつも、それらを否定されるような環境下におかれると、自分たち
が人間であるという認識を最後に疑ってしまうという現象を理解できるようにしてくれるも
の。
では人間とは何か。
人間はそれぞれが異なり存在し、唯一のあり方というものは存在せ
ず、
いくつものあり方が存在する。
そういう意味で定義の枠に収まらない存在と言える。
しかし、人間の特徴となる基本的な要素、動物と共通する要素、人間固有の
要素のいくつかを考えてみることはできる。
二度生まれる
人は二重の意味で誕生を体験する。
• 人類という種の一員になる
• 生物学的誕生
われわれの種では、新生児があまりにも脆弱
である点で際立っている。
• 人間社会の一員になる
• 存在を意識した誕生
絆という名の下に置かれる。
大人が新生児の世話をはじめ、その間になんらかの
関係が出来上がると、やり取りと刺激のネットワークに入
り、
ユマニチュードの特徴を培っていく。
• 周囲の状況を正確に知覚できない。
• 自らを守ることも移動することもできない。
• 遺棄されれば死ぬ。
感覚的、感情的なつながりを断たれた子供たちは、ほかの
子たちのようにユマニチュードの一員となることができない
ユマニチュードの一員になる
熱
新生児は情動と感覚の湯船に投
げ込まれる
情動
感覚
新生児
視線
愛撫
匂い
ことば
同時に新生児を包み、保護し、
自身の肉体と世界に目覚めさせる
ふれあい
刺激
やりとり
肉体的精神的感情的自己意識、
生体リズム、神経回路などの構築
新生児の発育に極めて重要
新生児を世話する大人
近傍視
新生児に近づく
他にも…
新生児を世話する大人の様子
水平視
軸視
固定視
旋律のある調子で
まるで歌っているかの
ように話しかける
やさしく、ゆるやかに、
体に触れ、幼児の身体
全体を行き来する
(一点だけにとどまらない)
目線を合わせる
向き合う
数秒間見つめる
触れられて感じること
皮膚には感覚受容器
このインパルスはシナプス
によってニューロンから
ニューロンに伝わり視床に
運ばれる
ニューロンの末端部分
電流が到着すると情報を
次のニューロンに伝える
神経伝達物質を放出する
神経
インパルス
刺激
感覚受容器
視床
脳の底部
“脳幹”にある
刺激を受けると
神経インパルスを発せさせる
外部の情報を
受け取る外受容器
…神経線維を伝わる興奮
神経インパルス
情報を複製
視床
少し
遅れて
大脳皮質
時間をかけて綿密に分析
(文脈・経験・考えなど
あらゆる理性的要素を考慮)
すぐ
情報を大まかだが極めて
迅速に処理
扁桃体
情動的感情的記憶に
基づいて分析
(触れられて快適か不快か)
2段階(扁桃体・大脳皮質)の分析
→何らかの出来事に直面したとき
2段階の反応を示す
2段階分析→2段階の反応
例
その時の反応は…
地面にまがった木の枝
① 見つけて思わず後ずさり
→形が蛇を思わせた、昔から蛇を恐れている
② ほどなく木の枝と分かる
→再び歩き出しても、心臓の鼓動は変わらない
何が起こったのか…?
2段階(扁桃体・大脳皮質)の分析が存在
→何らかの出来事に直面したとき2段階の反応を示す
刺激
知覚された
情報
視床
知覚された
情報
①
ほどなくして
すぐ
扁桃体
迅速に分析
ただちに脅威に立ち向かう
ことができるようになっている
②
大脳皮質
時間をかけて様々な
要素を考慮しながら分析
→判断を下す
この状況に
危険はなく、
再び歩き出しても大
丈夫
この蛇には
尾も頭もない、
動かない、
こういうことは去年も
あった
触れるということ…
悦びを感じる神経繊維のネットワークが存在
特徴
・他の神経繊維とは独立
・大脳の特定の領域とつながる
・触れ方がゆっくり、優しく、広範囲に
渡った場合に限って活性化
優しくなでる
このネットワークは他より早い時期に発達(妊娠第7~8ヶ月?)
→だから新生児はあらゆる触れ方の中で何よりもまず、愛撫を知覚
新生児と世話する大人
新生児と世話をする大人の関係は
意味のたゆまぬ陶冶
(途絶えることのない育成)
あらゆる見つめ方・話し方・子供への触れ方が基本的に、非
言語的な伝達の土台となる
何かを表現
→人間関係を築けるようにしてくれるもの
愛情・誇り・優しさを新生児に伝える
↓
感情・情動の土台が形成
↓
土台の上に子供が自身への信頼
と自身の尊重を培う
しぐさ、まなざし顔の表
情を解釈
読み取った意味に
基づき反応を示す
赤ちゃんと大人の絶え間ない情動的
やりとりは極めて短時間のうちに
両者間の相互調整関係と同期化を実現
感情
情動
数年間に渡って子供が発育するために利用可能な
あらゆるものを伝達できるようにする愛着である
発育途上の個体
人は最も未完成のまま出生し、最も発育が遅い動物である。
脆弱性と依存性がある
情報
イメージ
情動
創
造
情報
思
考
感覚
受
取
創 る
造
脳は単独で迅速に危険に立ち向かうことは許さないが、
絶えず学習し、微調整し、やり直しをするように考えさせる。
膨大な量のものを構築し、同化し、編成する未編成の構造がある。
受
取
イメージ
情動
潜在性と可能性もある
脳は環境に休みなく働きかけて、環境を作り変える。
思
考
感覚
編成
構築
同化
われわれは遺伝子と環境に作られる存在である
環境を作り上げ、絶えず自分自身を作り上げてい
く存在である。
同
時
に
精神的な刻印と世話
赤ちゃんは、大人とのやり取りによって情動の
土台を形成し、後にそれが他者との関係を築く
基本的な尺度となる。
ここから導かれる介護という行為の
要介護者と話す時、父親・母親と同じ話
し方をすべきではない
要介護者と話す時、子ども扱いを
すべきではない
関係性に配慮しながら健康と精神的な安定の回
復・維持のために最大限の幸福感もたらすべき!
自律した人間は、自ら属する社会の基準に
も、自らの固有の基準や価値観にも左右され
る。
 自律性の尊重
 介護という関係性への配慮
何歳であっても大人はもはや
赤ちゃんではない!
要介護者の自律性、その感
性、
その願望を尊重するべき
この上で、介護者と要介護者の両者の合意
に基づき、独自の規範を獲得する
脳、全体のためのひとつ、ひとつのための全体
脳幹
3つの脳
生きていくのに必要な機能を司る。環境や身体の刺激に反応して体
内の平衡維持(ホメオスタシス)の監視をする。
大脳皮質
ポール・マクリーン
思考し、言語を操り、記憶を構築する。社会的つながりを生み出し、知
識の伝達、身振りや言葉による経験や感覚の共有を行う。
大脳辺縁系
情動脳。情動と記憶の基盤。喜びや苦痛の表出を司り、大脳皮質に
おっている機能の一部を刺激、動機づけ、あるいは抑制したりする。
第四の脳
大脳皮質にある前頭葉
前頭葉
熟考し、予見し、行動を計画するときのほか、他の人が感じたことを創
造するときに活発になる。(感情移入)
脳、全体のためのひとつ、ひとつのための全体
「脳幹」「大脳辺縁系」「大脳皮質」
3つの脳は独立して機能するものでなく,相互に連絡して機能する。
このことを理解していなかったために,うまくいかなかった例が存在する。
教育の例
脳幹や大脳辺縁系について理解しておらず,教育学者の一部は生徒の理性に訴えるしか方法がないと考えていた。
情動や身体が占める役割を考慮に入れて,快適な条件を整えた。学習時の悦びを感じるようにした結果,理解する効率が高まった。
介護の例
大脳辺縁系や大脳皮質の存在を知らず,人間であるはずの病人に対して,情動,思考,意見,意思を考慮しなかった。
個人の情動や思考,意思を考慮するようになった結果,病気の治癒が早まり,リハビリの効率も高くなった。
皮膚
われわれにはいくつの体があるか。
•
•
生まれて間もなく…
•
体を包む/保護する
自己と外界を峻別する感覚を構築
するのに不可欠の情報を供給
外界と自己との境界を示す
顔
口
体
身体は脳と繋がり、
脳と常時情報交換し、
環境ともつながっている。
体は情報を絶えず知覚する。
•
音を発生
•
表現力豊か
•
栄養摂取・排泄
知性・感情を豊かにし、生を感じる
情動を感じ他者に触れ、触れられるように
(
2
つ
の
身
体
の
側
面
生理学的身体
体内の平衡調節・感覚器官による環境知覚・食料を探
すための移動・物をつかむ手・食べるための口・排泄
のための肛門・生殖をする生殖器
情動的・他の存在との関係に関わる身体
遊び・愛撫・世話・交流
意思疎通・情動を感じ、環境に働きかける
)
願望に支配されると、もう一つの体の欲求とはかけ離れた行為をすることも。
Ex.)体内の平衡に必要な量よりはるかに多くの量を食べる、子どもをつくろうとも思わないのに愛の行為をする
われわれは複数の身体で機能しているわけではない。
欲求
本能
これらをひとつ
にする身体が唯
ひとつ備わって
いる。
願望
感覚
私たちは身体
を、
•
•
•
あらゆるもののために
有用なものと愉快なものを一緒にして
必要なものを余分なものと一緒にして
利用する。
例 同じ口で…
衝動
思考
身体を、いくつかの身体に分けることはできない!
特定の欲求を満たすのにひとつの身体があるのではない!
キスしたり、歌ったり、噛んだり、叫んだり、微笑んだり
だが、人間存在が身体にムリヤリ働きかけ、分離を強い
ることがある。―折檻、拷問、犯罪による身体の扱い
労働力
性の道具
奴隷
クリストフ・ドゥジュール
身体に行使されるあらゆる
強制が情動性を破壊する。
強姦
生理的欲求を抑え込み、それに抗うことを強制
拘束
もはや動くこと
のできないもの
監禁
言語
剥奪
もはや移動
できないも
の
身体が抑圧された生理的欲求を高める
思考が欲求の誘惑に侵され、思考偏向、精神の活力失う
もはや話すことのできないもの
1+1=1
理解できるようになるまで…
脳
身近にいる人たちに
依存しながら成長する
身体
脳と身体は生まれた時からひとつの全体
生まれた瞬間の洗礼
・感覚と欲求
・映像と本能
・感情と欠落
・衝動と思考
・願望と回想
• その後に影響を与えるよう
なことについて初めての経
験をすること
歩く、話すことが
できるようになる。
• ある集団の一員となるため
に、避けて通れない試練
・他者、言語、文化のおかげで、感覚
や思考の経験を同化し、意味を付与
することができる
・自分自身を意識し、自分自身が生き
ていることを意識し、どのように生きて
いるのかを意識する
それと同時に、他者とのつながりも獲得する
・個人の精神に根ざすものであ
り、個人の記憶とその周囲の人の
記憶に根ざすもの
生まれたばかりでも
歴史を持つ
理解はできない
やがて受容し、解釈し、
自分自身のものであることを理解する
身体と精神のつながりを感じる
しかし、自分自身であることを感じる
ことができても、自分がどうすれば
いいかは未だにわかっていない
人のなかに秘められた宝物 p38~
情動
・世界を感じられるように
・世界に住むことが出来るように
生まれる前からわれわれのなか
に宿り、死の瞬間にも宿っている
情動は
自分と他者を結びつける
愛情
友情
敵意
思考
情動は存在の活力
豊かにする
生み出す
行動
戦い
促す
愛着の存在
愛着
友情
愛情
憎悪
無関心
特別な絆
死との直面
やりきれ
ない思い
苦しみ
わかちあうことができる
意思疎通の存在
人が2人いれば、その瞬
間から、沈黙や不動す
ら、何らかの情報となる
常に他者と通じている
||
われわれは他者との関係が
欠かせない存在
われわれは事実上
休むことなく意思の疎通
を図る
情動にどっぷりつかる
→意味のるつぼに落ちていく
動物
○△※
われわれ
・さまざまな出来事
に受け身でいる
・解釈し、その意味を探し、
意味が見つかりそうにないと
うちのめされる
・出来事や状況が理解出来ない事態に遭遇
・ある決断が自分たちの考えと合わないと感じる
・意見を見出せない
苦痛、不安、恐怖
その意味を創造し、
共有することができるようにことばや物語の
かたちでそれを体系化する
・理解するのに十分な情報がある
出来事を 受容しやすい
乗り越えやすい
…~
われわれはみな英雄 p42~
「生」とは
人類の歴史 … 英雄の歴史
個体の生存
種の存続
われわれには
子どものために自らを犠牲にする能力
がある
何らかの価値、何らかの原理を守ることを
自らの生存よりも重く見て、理想のために
命を捧げ、崇拝の対象になった人たちの歴史
動物
われわれ
・生理的欲求と仲間の決まり事に答
えるという絶対的必要性によって動く
・欲求や帰属する文化に固有の決
まり事に抗って行動することができる
・思春期になると遊ぶのをやめ、成獣
になるころに学ぶのをやめる
・一生を通じて遊び、学ぶ
・睡眠など生物学的リズムに従う
・願望、生活のあり方、個性などに
応じてそれに一部修正を加え新た
に編成し直す能力がある
われわれは自然の法則にそむくことができる天分(まさに人に固有の天分)が備わっている
人から個人へ p43~
他人に見せる自分は…
仕事をしている時
友人と一緒の時
家族と一緒の時
人になりたいという望み
から、個人が生まれる
同じではない
個人とは
自分の存在のうち見せたい部分を選び、
見せる相手を選んでいる
自分が自分である由縁を確かなも
のにし、人としての潜在能力を具現
する無類にして独特の存在
ただひとつの振る舞い方を課せられ、同じことを
強いられる環境だと柔軟性を失う危険
ユマニチュードの一員になること
・あらゆる人たちと共通の帰属性
(人間存在としての自己意識)
・あらゆる人たちと共有する帰属意識
(市民としての自己意識) を備える
ハンサム
自己意識
人格
社会的
期待
カトリック教徒
振る舞いが硬直
し、人格や自己意
識を変えていく
医師
均衡を崩さないようにしながら
社会が個人を定義するのに用いる
範疇のなかから自分自身に該当す
るものを選択することができる
こういった能力は個人のなかに深く根を下ろして
おり、何らかの病気の末期にでもならないかぎり
消えることはない
生きるために食べ、食べるために生きる p47~
われわれひとりひとりが独自のやり方で、世界を創
造し、世界に住むことができる資質を行使する
人の「第一の欲求」
自分自身で自らの人生に意味を付与できるように
なりたいという欲求
選択の決断
精神的自立性
採る
捨てる
精神的次元
社会的次元
自らを構築しその「テ
リトリー」を形成
宗教的次元
あらゆる次元を満たすかた
ちで、要求や願望の一つ
一つを満たすことができる
カトリック教徒
情動的次元
生き方を選択
政治活動
医師
生理的次元
精神的次元
年齢、病気、障害に関係なく、危険を
引き受けるかどうかを決め、欲求を優先さ
せるか、別のものを犠牲にするか、すべて
を満足させるか決める能力がある
嫌いな食べ物だけど
栄養の為に食べる
信条のために
食べない
環境に手を加え、働
きかけたり抵抗
→自律性を損なうような病気はあまりにも辛い
自律性は貴重な財産であるため、それを大いに
尊重する介護を築き上げる必要がある
ユマニチュードの認識 p49~
「人であると感じること」という次元が存在
しかし
人間存在の特徴
知識を深めても、人とは何
かを定義できるようにはなら
ない
ユマニチュードの諸
要素について
障害
他の人たちとの
ユマニチュード
の関係が欠如
ひとりひとりが他人とは異なる
かたちで人として生きる能力
を備えている
もうだれも私を見つめてくれず、話
しかけてくれず、触れてもくれない
のに、それでもまだ人であると言
えるのだろうか
病気
暴力的
環境
その人の人としての生き方の価
値観を基準に、自分の事をもは
や人の名に値しないと感じるよう
な事態が生じる
人とは何かの定義をすると…
金髪
そうではない人は…?
健康
白い肌
人間
特徴、能力、潜在能力が欠
けていたり、発達していなかっ
たり、異常を来たしていたりし
ても、それだけで人が人でな
くなるわけではない。
排除されてしま
う?!
いかなる特徴、能力、
潜在能力も人間存在
を定義するには不十分
孤児らが、ことばになら
ないかたちで感じ取
り、経験していたこと
生活に必要なこと以外で
は触れられることがない
目を見つめられることが
ない
だれからもことばをかけら
れることがない
高齢者が感じ、経験
していること
その人とのユマニチュードの関係
を維持しながら、その人が自分
たちにとってはいつも変わること
なくひとりの人間であることを、
身をもってわかってもらうことを忘
れてはならない
現実には…
「自分と異なっているものはすべ
て危険である」という原理が生物
学的に刻み込まれている
しかし、障害や病気があると、
この共通の認識を伝え、身体
的に裏付けることができない
外に現れている感情がそのまま現
実であると思いこまないように注意
もうだれも私を見つめてくれ
ず、話しかけてくれず、触れて
もくれないのに、それでもまだ
人であると言えるのだろうか
→見慣れないものはみな脅威
逆に
似ているものが多いほど
同族と認識しやすい
負の連鎖
相手が、視線を向けない、
話さない、触れない
人間存在の基本的特徴
他の人間との関わり
こちらも同じ態度をとってしまう
ユマニチュードの感情が失われる
見つめる、話す、触れることでお互
いを同族だと無意識に認識し合う
高齢者
→自分自身が何たるか分からなくなる
介護者
→職業上のあるべき姿を失い虐待者となる
ユマニチュードの中での介護は
人間の特徴と能力を引き立て
るよう努めるものでなければなら
ない