認知脳科学 進め方 • 成績は期末試験による。 • 使用する本 – 別冊日経サイエンス「心を探る」(記憶と知覚の脳 科学)、2000円を次回(19日)までに必ず買い、 最初の3章を読んでおくこと。生協に頼んでおき ます。 – 脳のことを何にも知らない人は「脳入門のその前 に」徳野博信、共立出版、2200円がわかりやす いです。 進め方 • 講義資料は、講義終了後、大学の資料サー バーにあげておきます。サーバーのURLは、「岡 ノ谷 講義資料」で検索して下さい。 • 講義は、1時05分から始めます。 • 1時05分ー2時05分を講義とします。 • 2時05分ー2時25分まで、班に分かれて討論し てもらいます。その結果出てきた質問を、用紙に 書いて提出して下さい。 • 2時25分から45分まで、私が質問のうちいくつ かに答えます。 神経細胞 脳の構造 • 発生学的に考える – 神経管 – 神経管>前脳+中脳+後脳(+脊髄) • 前脳>嗅球+大脳+間脳 • 中脳>上丘+下丘 • 後脳>橋+小脳+延髄 – 大脳>大脳皮質+大脳基底核 脊椎動物脳の原型(胚) 各部の名称 Cerebral Cortex Frontal Lobe Parietal Lobe Temporal Lobe Occipital Lobe Brain Stem Cerebellum 大脳半球側面 溝 Sulcus 回 Gyrus 上 Superior 中 Middle 下 Inferior 前頭 Frontal 頭頂 Parietal 側頭 Temporal 後頭 Occipital ホモンクルス ホモンクルス 大脳皮質 • 新皮質(6層) – 入力は4層へ、出力は5,6層から – 葉、溝と回 – 前頭葉(運動と計画)、頭頂葉(空間操作)、後頭 葉(視覚)、側頭葉(聴覚と記憶)、 – 中心溝と外側溝を目印に – 外側溝内側、弁蓋部下に島皮質(嫌悪) – 側頭葉下部に紡錘回(顔認知) 皮質の層構造 I.分子層 II.外顆粒層 III.外錐体細胞層 IV.内顆粒層 V.内錐体細胞層 VI.多型細胞層 道具使用で受容野が拡張 メタ道具使用で頭頂葉と前頭葉 ハダカデバネズミの体性感覚野 ホシハナモグラの体性感覚野 http://synapsebristol.blogspot.jp/2012/10/wei rd-and-wonderful-star-nosed-mole.html 深部神経核 深部神経核 • 基底核 – 淡蒼球、被殻、尾状核 (運動) – 被殻の下に側座核 (ドーパミ ン投射:快) – 尾状核の先に扁桃核 (不快) • 間脳 – 視床 • 外側膝状体(視覚)、内側膝状体 (聴覚) – 視床下部 (内分泌) 間脳(まわりに 基底核) ヒト脳の特異性 • 大脳皮質が巨大化 • 視床のまわりに基底核が、そのまわりに大脳 皮質が来る。 中脳 • 上丘 – 空間情報 • 視空間 • 聴空間 • 体性空間 • 下丘 – 聴覚情報 中脳 フクロウの音源定位と空間地図 延髄で時間差を空間に対応づけ 後脳 • 橋 – 青班核(ノルアドレナリン)、 縫線核(セロトニン) – 上オリーブ核(聴覚系) • 延髄 – さまざまな生命維持機構を 担う核 – 聴覚入力を受ける核 橋 延 髄
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