Xtra Performance Post-PCR Cleanup Agencourt ® AMPure ® XP PCR Purification System 精度の高い DNA シークエンシングや SNP ジェノタイピングを行うため 3.00 には、シグナル:ノイズ比を下げる要因となる、残存dNTP や塩、プラ イマーやプライマーダイマーなどの共雑物を PCR 反応産物から効率 場合、酵素反応を阻害します。 Agencourt AMPure XP は SPRI® (Solid Phase Reversible Immobilization)磁性ビーズを使用することで、効果的に DNA の 2.50 OD260/230 OD260/230 良く取り除く必要があります。また、精製後の DNA に塩が残留した AMPure XP Q社カラム法 E社カラム法 G社酵素法 2.00 1.50 1.00 精製を行います。SPRI 磁性ビーズは Biomek® を用いた自動化の ために開発された試薬です。このため、マニュアル法 だけでなく、 Biomek による自動化に最適で、96 および 384 ウエルフォーマットに 0.50 0.00 200bp 対応します。 800bp 10kb アンプリコンサイズ アンプリコンサイズ Key Features フリーの dNTP や PCR プライマー、プライマーダイマー、塩を効率 Figure 1A. 精製した PCR 反応産物の OD 値の比較 AMPure XP を用いて精製した PCR 反応産物は精製度が高く、しかも、 AMPure XP による精製は、再現性が高いことが分かります。 的に除去 100 塩基以上の DNA 断片を高回収 二本鎖および一本鎖どちらの DNA 断片にも対応 M 1 2 3 4 5 6 7 8 M 精製した DNA の安定性が高い 遠心やろ過の必要がなく、マニュアル法に加えて Biomek による 自動化にも最適 精製後の DNA は、シークエンスやジェノタイピング、クローニング などに使用可能 既存製品に比べ、DNA 精製のための所要時間が短い プライマーダイマー Pure PCR Products AMPure XP は①SPRI 磁性ビーズで PCR 反応産物をトラップ、 ②DNA が結合した SPRI 磁性ビーズを洗浄し、dNTP・PCR プラ イマー・プライマーダイマー・塩を除去、③SPRI 磁性ビーズから DNA Figure 1B. 精製後の DNA を電気泳動した結果 レーン 1 および 2:AMPure XP、3 および 4:Q 社カラム法、5 および 6:E 社カラム法、7 および 8:G 社酵素法、M:サイズマーカー を溶出、の操作ステップにより PCR 反応産物を精製します。このた High Recovery め、共雑物のキャリーオーバーが少なく、得られる DNA は高純度で AMPure XP は 100 塩基以上の DNA 断片を高回収します。また、 す。Figure 1A.では 260 nm と低分子化合物に吸収のある 230 他法に比べて短いサイズから長いサイズの断片まで高回収できると nm で、精製した PCR 反応産物の OD 値を他法と比較しました。 ともに、高い再現性を有します(Figure 2A.)。さらに、PCR 反応 Figure 1B.は、精製後の DNA を電気泳動した結果です。 産物などの二本鎖 DNA だけでなく、一本鎖 DNA にも対応します AMPure XP は効率的にプライマーダイマーを除去することが分かり (Figure 2B.)。 ます。 30 25 DNA 量(ng/uL) DNA量 (ng/uL) Stable PCR Products AMPure XP Q社カラム法 E社カラム法 精製後の DNA の保存が可能であれば、実験スケジュールがフレキ シブルです。AMPure XP で精製した DNA は純度が高いため、 20 4℃で7日間保存した後でも分解が見られませんでした(Figure 3.)。 15 M 10 1 2 3 4 5 6 7 8 M 5 0 200bp 800bp 10kb アンプリコンサイズ アンプリコンサイズ Figure 2A. 回収した DNA 濃度の比較(AMPure XP と他法) 分解が見られる 200、800、10,000 塩基の PCR 反応産物を AMPure XP および他法で 精製後、回収した DNA 濃度を吸光度の測定により算出しました。 Figure 3. 精製した DNA を 4℃で 7 日間保存後に電気泳動した結果 30.00 レーン 1 および 2:AMPure XP、3 および 4:Q 社カラム法、5 および 6:E 社 カラム法、7 および 8:G 社酵素法。レーン 5 から 8 では、7 日後に DNA の 分解が見られました。 200 bp 800 bp DNA量量(ng/uL) (ng/uL) DNA 25.00 10 kb 20.00 Fast Post-PCR cleanup 15.00 AMPure XP には、これまで以上に磁力に対するレスポンスを高め た SPRI 磁性ビーズを使用しています。AMPure XP は他法に比 10.00 較して処理速度が速いため、短時間のうちに DNA を精製できます 5.00 (Figure 4.)。 0.00 100 一本鎖 DNA 一本鎖DNA 9696サンプル処理の所要時間(分) サンプル処理の所要時間(分) 二本鎖 DNA 二本鎖DNA Figure 2B. 回収した DNA 濃度の比較(一本鎖と二本鎖 DNA) 200、800、10,000 塩基の二本鎖 DNA および一本鎖 DNA を AMPure XP で精製後、回収した DNA 濃度を吸光度の測定により算出しました。 Kit Components z AMPure XP reagent 80 60 40 20 0 AMPure XP AMPure Q Q社カラム法 社カラム法 EE社カラム法 社カラム法 GG社酵素法 社酵素法 Figure 4. 96 サンプルにおける PCR 反応産物の精製時間の比較 製品名 Agencourt AMPure XP Kit – 5 mL サンプル対応数* 139 Agencourt AMPure XP Kit – 60 mL 1,666 Agencourt AMPure XP Kit – 450 mL 12,500 製品番号 / 278 / 3,333 A63881 / 25,000 A63882 *それぞれ 20μL、もしくは 10μL の反応系により増幅した PCR 反応産物を精製した場合。 Beckman Coulter、Beckman Coulter ロゴ、Agencourt、AMPure、Biomek および SPRI は、Beckman Coulter, Inc の商標です。 A63880
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