地域包括医療 ・ ケアの流れを さらなる大河に

地域包括医療・ケアの流れを
さらなる大河に
〜志を高く、三英傑の地 東海から発信〜
平成 年 月 日(金)、 日(土)の 日間にわたり、「長良川国
際会議場」および「岐阜都ホテル」において第 回全国国保地域医療
学会を開催しました。 本学会は、「 地域包括医療・ ケアの流れをさら
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なる大河に~志を高く、三英傑の地 東海から発信~」をメインテー
マとし、 研究発表は過去最多の363演題、 デジタルポスター発表、
介護ロボット、介護・高齢者食の展示など新たな試みも多く、全国の
国保診療施設関係者等約1800名の参加を得ました。
会期中は、各会場において地域包括医療・ケアの実践の方途の探求
と、関係者間の相互理解、研鑽を図るため、熱のこもった議論が展開
されました。
岐阜の国保 January 2015
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長良川国際会議場
岐阜都ホテル
全国国保地域医療学会
特 集 第54回
ケアを展開していくのか議論がな
り、 健康づくり、 地域包括医療・
会の中でどのような形の地域づく
は大変重要なものがある。この学
開会式において、高山哲夫学会
長は「国保直診の果たすべき役割
島崎教授は、国保直診の歴史を
まとめ沿革を確認すること、国保
した。
て」と題した特別講演が行われま
保険の歴史と国際比較を踏まえ
きた役割と今後の展望~国民健康
み事例などが述べられ、会場から
開設者サミットが行われました。
問題を考える」と題した国保直診
1 日 目 の 最 後 に は、「 年 先 の
地域包括医療・ケア~2025年
柴田雅人国保中央会理事長 青沼孝徳国診協会長
地域包括医療・ケアを
全国に発信
発言者からは、少子高齢化社会
に直面する中での各地域の取り組
され、全国に発信できればと願っ
意見が出るなど、活発な議論がな
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直診を世界に発信すること、農村
地域住民の健康保持増進に貢献し
ていただくために有意義な学会に
な る こ と を 期 待 す る。」 と 挨 拶 し
ました。
学教授より「国保直診が果たして
高山哲夫学会長
(国保坂下病院長)
小川敏本会理事長
(大垣市長)
て い る。」 と 開 会 の こ と ば を 述 べ
シンポジウム
研究発表
口演発表
デジタルポスター発表
● 教育セミナー
● 市民公開講座
● 閉会式
されました。
●
過疎地の地域包括医療・ケアモデ
●
ました。
開会式・表彰式
特別講演
● 教育セミナー
● 研究発表
口演発表
デジタルポスター発表
● 参加型ワークショップ
● 会員宿題報告
● 国保直診開設者サミット
● 地域医療交流会
ルの構築を提言されました。
●
また、本会理事長の小川敏大垣
市長は「時代の変化の中にあって
●
も 地 域 包 括 医 療・ ケ ア を 推 進 し、
1 日 目
その後、島崎謙治政策大学院大
会長表彰を受ける古田智彦氏(前下呂市金山病院長)
特別講演を行う
島崎謙治政策大学院
大学教授
会員宿題報告を行う
栃木武一川口市病院事業
管理者
P R O G R A M
10/10(金)
2 日 目
1日目
全国国保地域医療学会
特 集 第54回
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岐阜の国保 January 2015
国保直診開設者サミット 「10年先の地域包括医療・ケア∼2025年問題を考える」
会場から意見も出された
教育セミナー
「スピリチュアルケアと臨床
宗教」について講演を行う
大下大圓飛騨千光寺住職
口演発表
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岐阜の国保 January 2015
「飛騨市らしさを育むことが
肝要」
と語る井上久則飛騨
市長
参加型ワークショップ 人を抱き上げる介護支援ロボット
意見を出し合う参加者
多職種連携、住民、大学の繋
がりについて発言する
黒木嘉人国保飛騨市民病院長
(副学会長)
「総合診療専門医の育成に
寄与し、地域包括医療・ケアを
担う後継者を育てたい」
と語る
瀬古章国保関ケ原病院長
市民公開講座
地域の実情に応じて自分たちで展
することはあっても、最終的には
的に取り組んでいる地域を参考に
始和やかな雰囲気でした。
た市民からも笑いが起こるなど終
ライドを交え講演され、参加され
話やご自身のガン体験の話などス
日
開していくことが大切である」と
人副学会長の閉会のことばで
述べられました。
その後、市民公開講座を開催し
医学ジャーナリストの植田美津恵
間の全日程を終了しました。
戦国武将たちの健康にまつわる
と題した講演が行われました。
氏 よ り「 戦 国 武 将 に 学 ぶ 健 康 術 」
最後に、閉会式において次期開
催地が埼玉県と発表され、黒木嘉
地域包括医療・ケアは
地域の実情に応じて展開
日 目 は、「 地 域 包 括 医 療・ ケ
アの流れをさらなる大河に~志を
高く、三英傑の地 東海から発信」
をテーマにシンポジウムを開催し
ました。発言者から、各施設での
多職種連携や大学との関係、住民
との関わり方など地域包括医療・
ケアの実践について報告がありま
した。特別発言者の宇都宮啓国立
国 際 医 療 協 力 局 長 か ら は、「 先 駆
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10/11(土)
「地域包括医療・ケアの流れをさらなる大河に
∼志を高く、三英傑の地 東海から発信」
2日目
シンポジウム
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全国国保地域医療学会
特 集 第54回
「戦国武将いきいき十ヶ条を実践
し、辛いことがあっても乗り越えてほ
しい」と語る医学ジャーナリストの
植田美津恵氏
第54回学会から第55回学会へ新しい絆が引き継がれた
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岐阜の国保 January 2015
新たな試み New init ia t iv e
デジタルポスター発表
2日間にわたり、全国国保地域医療学会で初の試みであるデジタルポスター発表が開催され
白熱した議論や意見交換がなされました。また併設した閲覧コーナーも連日盛況でした。
企業展示では介護ロボットや介護・高齢者食の展示があり、大変多くの参加者で賑わっていました。
介護ロボット、介護・高齢者食の展示
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