実際の無線システムで使われているエラー訂正符号の例 APPENDIX 簡易無線のなかで,写真 A-1 のような 900MHz 帯の周波数を使うパーソナル無線があります.簡易 免許が必要で,それに伴い個別の ID 番号(コールサイン)が与えられます.簡単な手続きで,比較 的大きな出力を出せるため,CB トランシーバに代わるものとして,期待されました.実際には,携 帯電話の普及の影で思ったように普及はしていないようです. 簡易無線の場合は,法律で送話に先立って個別 ID 番号を含む情報を送信 する必要があります.パーソナル無線の場合も 1,200bps の MSK 変調でその 情報ビット列を送ります.ビット列は図 A-1 のような並びになっています. 詳しい規格は RCR STD-11 としてまとめられ,(社)電波産業会より誰でも購 入することが可能です. フレーム同期 ビット同期 50ビット データ 15ビット 172ビット ハ ー ゲ ル Y 2 i −1= バ ー ガ ー 符 号 Y 2i = 化 { 音声信号 Xi Xi +Xi −3 Xi −3 1 0 {X 写真 A-1 i −6 i =1∼3のとき i =4∼80のとき i =81∼83のとき i =84∼86のとき i =1∼6のとき i =7∼86のとき パーソナル無線機 「111011001010000」 図 A-1 パーソナル無線制御信号 1 0 1 0 1 0 ……… 1 0 1 0 1 と 0 の繰り返し A.1 ハーゲルバーガ符号 141
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