閣 僚 会 合 大 幅 延 長 の 末 の 決 着 重 要 5 品 目 の 3 割

TPP交渉、
12カ国会合の末大筋合意へ!
日 か ら 米 国ア トランタで
閣僚会合大幅延長の末の決着
「乳製品」
。 現 時 点 で 公 表 さ れ てい
された「米」
「麦」
「牛肉」
「豚肉」
TPP 交 渉の上で 重 要5 項 目 と
重要5品目の3割が関税撤廃
されます。
産 農 産 物の販 売 面で悪 影 響 が 懸 念
関税の引き下げ・撤廃により、国
将来TPP協定が発効すると、
これからの農業はどうなる?
よる閣僚会合の結果、
行 わ れ たTPP 交 渉 参 加
9月
カ国に
る 内 容 に よ る と、 こ れ ら 5 項 目
月5日に
月2日に
今 後 は 全 参 加 国 での 国 内 議 会 な
ま す。
﹃聖域なき関税撤廃﹄とさ
1 7 4 品 目 で 関 税 が 撤 廃 さ れ てい
資料を基に、特にJA相馬村管内
に つい て 話 し 合 う 集 会 」 で の 配 布
開催された「青森の食と農・生活
次頁以降では、去る
どによる 承 認 手 続 き を 経 ることに
れ たTPPの 実 像 が 改 めて 明 ら か
586品目のうち3割にのぼる
なりますが、万一手続きを終えら
で重要となる「米」と「果樹︵り
んご︶
」 に つ い て、 交 渉 結 果 の 概
になった形となりました。
%以上を占
要をまとめました。
(参考)TPP協定発効までの流れ
める6カ国 以上が 合 意 す れば 正 式
TPP協定の発効
︵GDP︶の合計が
れ ない 場 合 で も 域 内 の 国 内 総 生 産
しました。
5年 半に及ぶ交 渉が大 筋 合 意に達
10
85
に効力が発生することになります。
4
11
12
30
1.りんご
果樹のうち青森県での主
要な産品であるりんごに
%の関税が
17
ついては、輸入にあたって
現時点では
かけられています。この関
税率がTPP協定が発効
11
すると段階的に引き下げ
られ、協定発効から 年で
撤廃されます。
なお果汁等の加工果実に
ついても同様に段階的に
関税が引き下げられ、こち
年で関税が撤廃さ
らについては協定発効後
8~
れます。
ただし生食用として国内
に流通しているりんごのほ
とんどは国産品であり、輸
入品が占める割合はおよそ
0.
1%となっています。
11
○TPP交渉大筋合意の概要(一部抜粋)
1.生鮮果実
現行の関税率
6月~11月 16%
オレンジ
12月~5月 32%
りんご
17%
3月~10月 17%
ぶどう
11月~2月 7.8%
合意内容
国内生産量
4月~11月
段階的に6年
目に関税撤廃
12月~3月
段階的に8年
目に関税撤廃
86万トン
※温州みかん
段階的に11年目
に関税撤廃
74万トン
即時関税撤廃
18.6万トン
品 目
現行の関税率
合意内容
国内生産量
オレンジ
(果汁)
「21.3%」
~
「29.8%
又は23円/㎏のうち
高い方」
段階的に6~11
年目に関税撤廃
0.6万トン
※温州みかん果汁
りんご
(果汁)
「19.1%」~「34%
又 は23円 / ㎏ の う
ち高い方」
段階的に8~11
年目に関税撤廃
1.5万トン
ぶどう酒
「15%」又は「125 段階的に8年目
(確認中)
(ボトルワイン) 円/㍑のうち低い方」 に関税撤廃
Vol.340
5
11
年で関税撤廃へ∼
2.加工果実
∼生果はTPP協定発効から
品 目
(77万トン)
<国内対策をめぐる情勢等>
○林前農林水産大臣より「国別枠の湯流量に相当する数量の国産米を
備蓄米として買い入れ、市場に流通する主食用米の送料が増加しな
いようにする」旨の発言あり。
○(政府米の備蓄)適正備蓄水準を100万トン程度とした上で、政府
による買入・売渡が市場へ与える影響を避けるため、通常は主食用
途に備蓄米の売却を行わない ※棚上備蓄を実施。
※年間20万トンずつ備蓄→5年持ち越した備蓄米を飼料用・加工用等として売却
∼既存の国家貿易制度は維持、新たに米国・豪州に国別枠を設定∼
(77万トン)
2.米
○既存のWTO枠
米については、現行の国家
万ト
貿易制 度 が 維 持 さ れ ま す が 、
既 存 の W T O 枠︵ 約
ン︶とは別にアメリカ・オー
ストラリアに対して※SB
S方式による国別枠が新た
6
に設定されます。また既存の
一般輸入分の一部について
は、中粒種・加工用に限定し
たSBS方式への変更︵6万
トン︶をする予定となってい
ます。
なお調製品・加工品等につ
いては、一定の輸入がある米
粉調製品等の関税を5~
%削減し、輸入量が少ない
関税を削減・撤廃されます。
※SBS方式=買い手と売り
手の連名による売買同時契約
○国別枠(SBS枠)
○既存のWTO枠
77
又は関税率が低い品目等は
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