48回目の「開校記念日」によせて

家 庭 数
48回目の「開校記念日」によせて
校 長 井 出 了 一
校舎前の花壇には、ホトケノザやフグリなど、春の野草が咲き始めました。
正門脇の桜の花芽もだいぶ膨らんでいます。2月に入って3日が節分、4日が
立春。まだまだ寒い日が続きそうですが、春は着実に近づいています。
さて、今月10日は、本校48回目の開校記念日です。開校の3年前、東京オリンピックが開催
され、東海道新幹線が開業し、日本中が高度経済成長に沸いたこの年「東大宮駅」が開業しました。
松林や畑が広がるこの地に新しい駅ができて、道路や住宅が急ピッチで整備され、児童数が急増
した大砂土東小学校から分離して、昭和42年4月1日「大宮市立見沼小学校」が誕生しました。
まさに本校は、東大宮駅と、この地域とともに歩んできたと言えます。
その後、昭和43年2月28日:校章制定、体育館完成。昭和44年6月3日:玄関前に「もっ
こく」の木を植樹。昭和45年8月4日:プール落成。と徐々に学校として充実してきました。
そして、昭和46年2月10日「校旗・校歌制定、披露式挙行、この日を開校記念日とする」と
あります。開校4年目に校歌がお披露目され、開校記念日としたようです。
本校の校歌は、作詞:宮澤章二先生、作曲:土肥泰先生です。宮澤先生は、旧大宮市の教育委員
長を務めたり、童謡「ジングルベル」を訳詞されたりと、教育や文学の世界で大活躍された方です。
校長室には、宮澤先生直筆の校歌の歌詞が飾られています。
この後、年度末に向けて、校歌を歌う機会が多くあります。特に6年生は、母校の校歌として気
持ちを込めて歌ってくれることでしょう。お聞きいただく機会には、ぜひ宮澤章二先生の歌詞にも
ご注目いただきたいと思います。
2年後、見沼小学校は「50周年」という大きな節目を迎えます。この後、周年行事準備委員会
(仮称)を立ち上げ、資料の収集や記念式典の準備を進めていきたいと思います。開校以来の資料や
エピソードをお持ちの方は、ぜひご協力いただきたく、よろしくお願いいたします。
地域の皆様に支えられ、昨年までに五千名を超える卒業生が巣立っていきました。学校で学んだ
子どもたちは、地域で磨かれて社会へと巣立っていきます。これからも、見沼小の子どもたちを、
地域ぐるみで温かく見守ってくださいますようお願いいたします。
※ 見沼小学校が開校した 昭和42年(1967年)は、
・タカラ「リカちゃん人形」発売。
・森永製菓「チョコボール」
「エールチョコレート」発売。
・ラジオ番組「オールナイトニッポン」放送開始。
・渋谷に、東急百貨店本店開店。
・ロンドンのバークレー銀行が世界初の ATM を設置。