化粧品受託製造

業界
受託製造
業界アウトライン
・通信販売市場の拡大により、顧客ネットワークや販売ノウハウに強みを持つ事
業者が、自社で製造設備を持たずに健康関連市場に参入するケースが増加。その
結果、受託製造市場は成長トレンドで推移している。
注目市場
化粧品受託製造市場
化粧品受託製造市場 市場規模推移
(百億円)
23
(百億円)
30
■市場環境
・2005 年の改正薬事法施行により、製造元である
22
29
受託製造事業者の名称をパッケージなどに表示す
21
28
る必要がなくなったことから、化粧品本舗メーカー
20
27
が販売に特化する傾向が強まった。
26
・また、販売する製品群の増加に伴い、化粧品本舗
19
2011年度
12年度
13年度
14年度
将来予想
(予想)
受託製造市場の市場規模(左軸)
化粧品末端市場(通販)の市場規模(右軸)
メーカーが、主要品目以外を委託製造に切り換える
動きが顕著に。さらに、製造設備を持たない異業種
からの参入事業者の業績が好調であることも要因
※出典 矢野経済研究所
となり、製造委託ニーズは拡大基調にある。
・上記の要因が追い風となり、化粧品受託製造の市場規模は右肩上がりで推移している。
■業界動向/事業者動向
・通信販売ルートは参入障壁が低いことから、異業種から化粧品市場への新規参入が活発である。エイ
ジングケア需要の高まりを背景に、スキンケアやヘアカテゴリーで活路を見出す化粧品本舗メーカーが
多く、オールインワンゲルやノンシリコンヘアケア分野における製造委託ニーズが拡大している。
注目市場
(百億円)
14
健康食品受託製造市場
健康食品受託製造市場 市場規模推移
(百億円)
72
13
70
12
68
11
66
2009年度
10年度
11年度
12年度
(見込)
将来予想
受託製造市場の市場規模(左軸)
健康食品末端市場の市場規模(右軸)
※出典 矢野経済研究所
■市場環境
・高齢化社会の進展、アクティブシニアの増加、中
高年齢層における生活習慣病予防や美容・アンチエ
イジング意識の高まり、加齢に伴う身体上の悩みに
対する意識の向上を背景に、健康食品市場は堅調に
推移している。
・これに伴い、健康食品受託製造市場も右肩上がり
で成長。引き続き末端市場が拡大し、受託製造市場
も好調に推移するものと見込まれる。
■業界動向/事業者動向
・同業界では、売上高が 10~20 億円の比較的中小規模の事業者が目立ち、10 億円未満の事業者も多数
存在。健康食品は、製造許可が必要な医療品や化粧品と異なり、自治体により異なるものの、特に製造
許可が必要ないことから参入障壁も低く、競争環境は激化している。
・近年の傾向として、自社設備を持ち、製品の企画・設計から製造までワンストップで受託できる事業
者は業績を伸ばしている。一方、加工や充填などの一部工程に特化した事業者は、既存技術を活かしつ
つも、業容を拡大する傾向が見られる。
(2015.06 作成)
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