2月定例月議会 一般質問 <確定版> 図書館がまちを変える 新しい

2月定例月議会
一般質問
図書館がまちを変える
<確定版>
新しい図書館(構想)は いつ
みえてくるのか
2015.2.20
質問の冒頭に
みなさん想像してみてください。
町の中で、一人のおじさんが「図書館へ行く道」を聞いています、
さて、この おじさんは、いい人だと思いますか?
教育長、お答えください。
→答弁
3.11 東日本大震災・福島原発事故から4年を迎えようとしています。
被災地・気仙沼市、人口6万7000人、今なお 建物の損壊で2階部分が使
えない状態の気仙沼市立図書館の前庭に、
「図書館へ行く道を聞いている あのおじさんは、きっと いい人にちがいな
い」 という詩人 永井 叔(よし)の詩を書いた石碑が
1961年に建てられています。
平成24年、市長は「四日市の文化力元年」を宣言されました。
「文化の駅」はできたが 総合計画にある「新しい図書館」は見えてこない。
公立図書館は、そのまちの「文化のバロメータ」とも言える。
開館107年という歴史を持つ、四日市市立図書館の「文化のバロメータ」
は どれぐらいの水準にあると認識されていますか?
→答弁
議会に示された平成26年~28年の推進計画で平成28年度に「新図書館整
備構想策定事業」として500万円の事業費を示しています。
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さかのぼれば平成17年3月に「市民に求められる市立図書館像について」と
題する提言が図書館検討懇話会からおこなわれ、
「21世紀における望ましい四日市市の図書館のありかた」を内容とし、
「新しい図書館の位置、規模、規模」の考え方をも提言しています。
その後も、平成22年9月15日付けで「新しい図書館のあり方検討会」が
「報告書」を取りまとめ、教育委員会に提出しています。
提言から10年、報告書から4年半が経過しました。
図書館をめぐる情勢は変化しつつあることも事実だが、図書館法にもとづく
公立図書館の3要件
・公開性
・公費負担という無料性
・地域の情報拠点
は揺らぐものではありません。
新しい図書館構想づくりにむけて、これまでの提言、報告書にまとめられた
「努力と英知」は、出発点として継承されるのか?
→答弁
公立図書館建設はそれなりの金額、億単位で2ケタとかになでしょう。
国補助制度はありますか?ある、ないでお答えください。
→答弁
図書館法第20条には「国は、図書館を設置する地方公共団体に対し、予算
の範囲内において、図書館の施設、設備に要する経費その他必要な経費の
一部を補助することができる」とあるが、国補助ははじめから求めないと
言うことですか?
財政調整基金が100億円を超え、見通しのない新保々工業団地の土地
開発公社健全化基金36億円を積んだままにしているが、新図書館整備「基金
」の設定が必要ではないのか?
→答弁
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次に、指定管理者制度の一般質問に対し、指定管理になじまない公の施設
として「社会教育施設」「公立図書館」と本会議で答弁されているが、
この基本スタンスに変更はないか?
→答弁
答弁を聞くと、これまでの基本スタンスが変化しているのではないかと受け
止める。今日はこのことを追求することはしないが、教育委員会の見解を改
めて問うていきたい。
平成28年度に新しい図書館の構想策定に取り掛かる方針だが、開館目途は
総合計画期間の平成32年内を目途とするのか、次期総合計画にまたがる
のか?
「図書館がひとを育て、人が図書館を育てる」
図書館は、まちの情報拠点であり、「まちを変える」ことにつながります。
新しい図書館を中心市街地のまちづくりの一環として位置づけて
いるのか?
その協議、検討はどうすすめるのか?
→答弁
新しい図書館構想の策定を前にしながら、未だ、中心市街地か離れた場所か
さえ定まっていないのか、と受け止める。
あるまちの市長が就任の際、「何から手掛けますか?」の問いに
「私は、何はなくとも まず図書館を充実させます。なによりも図書館は
まちづくりのスタートですから」と答えた首長もいますが、
四日市はどうなのか?
最後に、四日市市立図書館設置条例をみると、名称と場所しか記していません。
設置目的も理念もない。
あまりに さびしすぎる条例だなあと改めて感じました。
全国で注目を集める公立図書館のひとつに佐賀県・伊万里市立図書館がある。
人口5万7000人、その条例には、こう書かれています。
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「伊万里市は、すべての市民の知的自由を確保し、文化的かつ民主的な地方
自治の発展を促すため、自由で公平な資料と情報を提供する生涯学習の拠点
として、伊万里市民図書館を設置する」
ぜひ、本市の「新しい図書館構想」とともに本市の図書館設置条例の見直し
改正をおこない、理念と目的を明記する条例とすることを提案して
次の質問に移ります。
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