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第7回 市場均衡
◇keyword
完全競争市場、市場均衡、比較静学
◇教科書:第4章②、第6章①
◇参考文献:
スティグリッツ:第6章
奥野:第3章3.2-3.4
神取:第3章3.1
完全競争市場
 売り手・買い手ともにたくさんいる市場
 「価格受容者」(price-taker)
市場価格を所与として行動
完全競争市場では自然な行動原理
 現実の市場すべてが完全競争というわけ
ではない⇒「不完全競争」
独占市場(monopoly)
寡占市場(oligopoly)
市場均衡
 (総需要)=(総供給)となる状態のこと
を市場均衡という
 市場均衡を達成する価格を均衡価格という
 経済学の基本精神
「現実の現象を均衡状態として捉える」
 「批判」
需要≠供給?
在庫は?
価格
総需要曲線
総供給曲線
市場均衡
均衡価格
0
均衡取引量
数量
価格
総需要曲線
総供給曲線
市場均衡
均衡価格
超過需要
0
供給量
均衡生産量
需要量 数量
価格
総需要曲線 超過供給
総供給曲線
市場均衡
均衡価格
0
需要量
均衡生産量
供給量 数量
例題:市場均衡の求め方
 D  0.5 p  20 (需要曲線)

(供給曲線)
S  p  10
市場均衡の条件:(需要)=(供給)
DS
 0.5 p  20  p  10
 p  20, D  S  10
練習問題
教科書 第6章 応用問題4
政府はチーズの価格が低すぎると判断した
a. 政府がチーズの価格の下限を設定すると、チ
ーズの価格と取引量はどうなるか。
b. 農家は価格の下限のせいで収入が減少したと
いっている。こんなことが起こりうるか?
c. 農家の不満への対策として、政府が余ったチ
ーズを買い取ることにした。この政策で得を
するのは誰で、損をするのは誰か。
価格
需要曲線
供給曲線
下限価格
市場均衡
均衡価格
0
取引量
供給量 数量
比較静学
 経済分析の最も基本的な手法の一つ
 方法
① 需要・供給曲線のシフトの仕方を確定
② 均衡点の変化の仕方を確定
 「変化前」と「変化後」で比較
 均衡点はどのように変化するか
「価格」、「取引量」、「経済厚生」
 現実のデータの変化から、原因を推測
比較静学:需要曲線のシフト
価格
新しい
需要曲線
供給曲線
新しい市場均衡
市場均衡
需要曲線
0
数量
比較静学:需要曲線のシフト
価格
供給曲線
需要曲線
新しい
市場均衡
市場均衡
新しい
需要曲線
0
数量
比較静学:供給曲線のシフト
価格
新しい
供給曲線
新しい
市場均衡
供給曲線
市場均衡
需要曲線
0
数量
比較静学:供給曲線のシフト
価格
供給曲線
需要曲線
市場均衡
新しい
供給曲線
新しい
市場均衡
0
数量
価格の下限:最低賃金
賃金
最低賃金
労働
価格の下限:最低賃金
賃金
最低賃金
失業
労働