災害(復興)・防災における男女共同参画(女性)センターおよび 全国女性

2015 年3月 15 日
特定非営利活動法人全国女性会館協議会
災害(復興)
・防災における男女共同参画(女性)センターおよび
全国女性会館協議会の取組み
1
全国女性会館協議会とは
・全国の男女共同参画センター/女性センターを結ぶネットワーク組織として 1956 年発足
・北海道から沖縄まで 90 のセンターで組織
・国立女性教育会館や内閣府、民間企業等と連携・協働して、研修事業、情報提供 事業、調
査研究事業、連携(助成)事業などを毎年実施
・センター管理職、スタッフのための、男女共同参画基礎研修、事業評価研修等各種研修事業
のほか、女性の就業・起業支援事業や両立支援事業等のプログラム開発、実施の支援、また
センターに関連する調査研究を実施
・東日本大震災に際しては、被災女性および被災地にあるセンター支援のための募金活動、助
成事業、被災地女性相談窓口への相談員派遣事業等を実施
・事業案内「J-kaikan ナビ」
、ブックレット「若い女性の自立支援マニュアル」
「豊かな国の
女性の貧困化」
「女性関連施設に広がる支援ネットワーク」等を制作・発行
2
災害(復興)・防災における男女共同参画センターに関する調査
・2011 年 8 月
全国女性会館協議会の会員館を対象に質問紙による調査「東日本大震災関連事業実施状況
調査」内閣府『災害時における男女共同参画センターの役割調査報告書(被災地にある男
女共同参画センター13 施設を対象にしたインタビュー調査も収録)
・2012 年 9 月
会員館を対象に質問紙による調査「東日本大震災関連事業実施状況調査」及び「災害(復
興)・防災における男女共同参画センターの役割・位置づけ調査」
・2013 年 9 月
会員館を対象に質問紙による調査「災害(復興)・防災における男女共同参画センターの
役割・位置づけ調査」
・2014 年 9 月
会員館を対象に質問紙による調査「防災・復興における男女共同参画センターの相互支援
システムに関する調査」
1
図表1 東日本大震災に関連して、全国のセンターが実施してきた活動・事業
0
10
20
30
40
50
60
70
65
募金
63.4
15
避難所、仮設住宅・みなし仮設等滞在者支援
13.4
支援物資の提供
5
ボランティア
32
22
7.3
情報収集・提供
32.9
16.7
相談窓口の開設
45.1
上:2012年
下:2011年
15.9
「震災・防災と女性」に関する講座やセミナー
18.3
チャリティー・イベント
66.7
29.3
18.3
25
内閣府被災地女性相談窓口…
16.7
就業・起業支援
5
DV、性暴力等防止支援
11.7
調査研究
16.7
その他
6.7
してない
19.5
13.4
図表2 男女共同参画センターと地元の団体・グループとの連携の有無
35.5%
①社会福祉協議会
32.9%
②ボランティア協会等
31.6%
③自治会・町内会等
60.5%
④婦人団体・女性団体
36.8%
⑤シェルター等
⑥障害者支援団体等
17.1%
43.4%
⑦子育て支援グループ等
44.7%
⑧その他市民グループ
⑨病院等
17.1%
38.2%
⑩大学等教育機関
28.9%
⑪商工会議所等
25.0%
⑫その他
22.40%
⑬特に連携していない
2
80
3
全国女性会館協議会の東日本大震災関連事業
・2011 年 4 月~
有志により東日本大震災女性センターネットワークをつくり、募金と、募金を原資とした
被災者の支援活動を実施する男女共同参画センター等への活動助成を行う。20 事業へ総
額 350 万円の助成
・2012 年 1 月~
内閣府「東日本大震災被災地における女性の悩み・暴力相談事業」への協力。全国の会員
館の相談員を気仙沼市、南三陸町、名取市、山元町へ派遣
ほかに、気仙沼市等で男女共同参画人材育成事業の企画、実施
・2012 年~
東日本大震災女性支援ネットワーク(減災と男女共同参画研修推進センター)
、オックス
ファムの協力で、
「災害(復興)
・防災と男女共同参画に関する人材育成研修事業」を全国
13 センターで実施
・2012 年~
NWECフォーラムで、毎年「災害時における男女共同参画センター相談事業研修」など、
災害(復興)
・防災関連事業を実施
4
防災・復興全国キャンペーンから、大規模災害時における男女共同参画センターの相
互支援システムへ
・2013 年~
男女共同参画センター「防災・復興全国キャンペーン〝あるって、だいじ“」の実施
・2014 年 4 月
男女共同参画センター相互支援システム検討のための全国会議の開催
・2014 年 7 月~
大規模災害時の男女共同参画センター相互支援システム検討会の開催。全国大会等で意見
交換
大規模災害時等の男女共同参画センター相互支援システム検討会メンバー
北海道・東北:岡本峰子(札幌市男女共同参画センター所長)
田端八重子(もりおか女性センター所長)
関東
:瀬山紀子(埼玉県男女共同参画推進センター事業コーディネーター)
北陸・東海 :大島煦美子(公益財団法人新潟県女性財団理事長)
松下光惠(特定非営利活動法人男女共同参画フォーラムしずおか代表理事)
関西
:仁科あゆ美(一般財団法人大阪府男女共同参画推進財団統括ディレクター)
中国・四国 :岡田依里(こうち男女共同参画センター相談員・防災士)
九州
:西本祥子(北九州市立男女共同参画センター所長)
事務局
:全国女性会館協議会、せんだい男女共同参画財団
3
図表3 地方公共団体の防災計画等における男女共同参画センターの位置づけ
0
10
20
30
40
50
60
70
80
38.2
位置づけが明記されている
25.6
15.7
7.9
12.8
13.3
位置づけは明記されていないが、所管部
署との間で調整が進んでいる
2014年度
2013年度
2012年度
50.0
位置づけは特になされていない
不明・無回答
60.3
67.5
3.9
1.3
3.5
図表4 大規模災害時にできる支援・期待する支援
0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0
図表4 大規模災害時にできる支援活動・期待する支援活動
① 募金や寄付
②
50.0
48.7
47.4
必要な支援物資の収集、提供
③
被災状況や支援にかかる
情報収集、提供
44.7
51.3
④ ジェンダーに配慮した
支援マニュアル等経験知の提供
⑤
19.7
相談等、求めらる事業に応じ
た…
⑥
⑦
ボランティア派遣
被災者の避難場所の提供、
受入先手配
⑧
その他
⑨特にできない/
特に期待しない
64.5
56.6
32.9
7.9
5.3
27.6
19.7
9.2
9.2
10.5
6.6
4
52.6
できる活動
期待する活動