IT 社会でのマナー 配慮編 前回に引き続き、電子メールのマナーについて、お話してみたいと思います。今回は、電子メールを送信 する際にするべき配慮です。 (1)件名は、分かりやすいものを 時々、件名がなかったりローマ字表示のメールを見かけたりするが、ウィルスメールと間違われる可能 性が有り、開封してもらえなくても文句は言えない。また、「質問」等開いてみなければ内容が分から ない件名よりも、一見しておおよその内容が分かるタイトルが適切。 (2)本当にメールが一番よい手段か? 電子メールは送信者にとっては効率的な方法でも、受信者にとってはどうかを考えてみよう。自分に とって緊急なら、電話で内容を伝えた方が効果的なことも。また、すぐ隣に座っている相手にメールを 送り関係が悪くなったという情けない話も。電子メールの利便性は記録が残ることにもあるのだから、 その意味を込めて「○○の件、忘れないようにメールしましたよ」と一言添えるだけで、よい印象を与える ことができる。 (3)長文には件名に断りを、本文の最初に自分の名前を 相手が読むときの都合を考えて、長文の場合は、件名に【長文】の一言を添えておくと親切。また、 この場合本文の末尾まで読まなければ署名に辿り着かないため、一番頭のところに送信者の名前が ある方が親切。 この他にも、添付ファイルの重さや、複数送信の際の宛名などの配慮、いただいたメールを読んだこと への意思表示も欠かせません。これを機会に一度使い方を考えてみてはいかがでしょうか。 (2006 年 12 月号)
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