26IT社会でのマナー(配慮編)

IT 社会でのマナー 配慮編
前回に引き続き、電子メールのマナーについて、お話してみたいと思います。今回は、電子メールを送信
する際にするべき配慮です。
(1)件名は、分かりやすいものを
時々、件名がなかったりローマ字表示のメールを見かけたりするが、ウィルスメールと間違われる可能
性が有り、開封してもらえなくても文句は言えない。また、「質問」等開いてみなければ内容が分から
ない件名よりも、一見しておおよその内容が分かるタイトルが適切。
(2)本当にメールが一番よい手段か?
電子メールは送信者にとっては効率的な方法でも、受信者にとってはどうかを考えてみよう。自分に
とって緊急なら、電話で内容を伝えた方が効果的なことも。また、すぐ隣に座っている相手にメールを
送り関係が悪くなったという情けない話も。電子メールの利便性は記録が残ることにもあるのだから、
その意味を込めて「○○の件、忘れないようにメールしましたよ」と一言添えるだけで、よい印象を与える
ことができる。
(3)長文には件名に断りを、本文の最初に自分の名前を
相手が読むときの都合を考えて、長文の場合は、件名に【長文】の一言を添えておくと親切。また、
この場合本文の末尾まで読まなければ署名に辿り着かないため、一番頭のところに送信者の名前が
ある方が親切。
この他にも、添付ファイルの重さや、複数送信の際の宛名などの配慮、いただいたメールを読んだこと
への意思表示も欠かせません。これを機会に一度使い方を考えてみてはいかがでしょうか。
(2006 年 12 月号)