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知っておきたい歯の基礎知識
ｖｏｌ．６９
口臭予防とオーラルケア（１１）
こんにちは、院長の野村です。
今年はオリンピックイヤー！リオオリンピックが開催されます。
日本とリオの時差は１２時間ということですから、
注目の競技が夜中に放送されるためについ夜更かし…なんてことも。
毎日の暑さだけでも疲れがたまるのに、不規則な生活をしていれば
体力もさらに消耗してしまいがちです。
体調管理にはくれぐれも気をつけて、選手たちを応援しましょう！
さて、多くの日本人が気にしていると言われる「口臭」について、
前回に引き続き、『だ液』の分泌を促す方法を解説します。
繰り返しお話していることにはなりますが、
口臭とだ液の分泌量は大いに関係があります。
だ液の分泌量が少ないと、お口の中に細菌が増殖して不潔な状態になり
口臭が発生しますので、口臭予防にはだ液の分泌がとても重要なのです。
前回はだ液の分泌を促す方法のひとつとして、
大きなだ液腺のある場所をマッサージする方法を紹介しました。
だ液の分泌を促すために、もうひとつお勧めしたいのは
舌の周りの筋肉を鍛えることです。今回は、簡単なエクササイズを紹介します。
◆
舌の周りの筋肉を鍛えるエクササイズ
口を大きくあけて、舌を前後に
出したりひっこめたりします。
舌をできるだけ前へ出して、
そのまま左右に動かします。
唇全体をなめまわすように、
舌先で円を描きます。
前歯の裏に舌先をあて、
舌打ちするように音を出します。
だ液は、口臭予防以外にもお口の健康、身体の健康に
重要な役割を果たすことが分かっています。
日ごろから、だ液の分泌を促すことを心がけてみましょう。
歯とお口のちょっとした疑問に歯科衛生士がお答えします！
歯とお口の健康Ｑ＆Ａ
Ｑ．かかりつけ歯科医って？
あなたは、歯医者さんをどのようなときに利用しますか？
「痛みのある時だけ診てもらい、治療が終わったら通うのをやめる…」
「治療終了後に定期検診の案内をされたけど、行ってない…」
なんてことはないでしょうか？
歯医者さんは、痛みなどのトラブルを解決するだけではありません。
治療が終わった後の健康維持のためにも利用することができます。
トラブルがあったときにだけ通う「いきつけの歯医者」から、
定期的に通ってチェックする「かかりつけ歯医者」を持ちましょう！！
定期的に歯科医院に通うと、次のようなメリットがあります。
・歯周病やむし歯などのトラブルの早期発見によって、
治療期間の短縮や費用を抑えることができる
・歯みがきの癖や生活習慣などを知ることができ、
歯を守る方法を教えてもらえる
・子どもの歯並びやアゴの成長について、
チェックしてもらえる
・長く付き合うことにより、治療の質問や予約などの
相談しやすくなり、どんどん通いやすくなる
・かかりつけ歯科医がいる人は、要介護になりにくく、
寿命が長いという調査結果もある
髪が伸びたら美容院へ行く、
身体が疲れたらマッサージへ行くなど、
身体のメンテナンスをされていると思います。
歯とお口も大切な身体の一部ですから、
メンテナンスを習慣になさってください！

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