福岡県公安委員会活動状況＜定例会の主な議題及び要旨＞平成２７年２月５日（木）【報告事項】１２月定例県議会の開催について（総務部）警察本部から「２月定例県議会は、２月９日から２４日までの１６日間の日程で開催される。警察関係議案としては、予算１件、条例８件、専決処分１件が上程、審議される。」旨の報告があった。２警察改革の精神の徹底のために実現すべき施策に関する報告について（警務部）本報告は、警察庁から示された別添【「警察改革の精神」の徹底のために実施すべき施策】について、一部検討結果を報告したものである。 ○ 女性の視点を一層反映した警察運営に係る報告警察本部から「女性の視点を一層反映した警察運営について、本県においては、昨年、当時の取組状況等について分析を行い、更なる検討項目として『女性警察官の配置ポストの見直し』、『女性警察官による対応可能な体制の整備』及び『女性警察官が働きやすい勤務環境への配慮』などの７項目を抽出して取り組んできた。今後は、頑張る警察官に対する支援方策や仕事と家庭を両立しやすいポストなどについて検討するとともに、全職員に対する意識改革等を推進していくことにより、女性の視点を一層反映した組織の質的強化を図っていく。」旨の報告があった。公安委員から「女性警察官の配置ポストは増えたのか。」旨の質問があり、警察本部から「女性警察官の配置ポストは、刑事部門の性犯罪捜査や生活安全部門のポストが増加したが、配置するポストに適任者がいることも重要であり、女性警察官の適性を見ながら実際の配置を検討していく必要がある。」旨の説明があった。公安委員から「女性警察官の配置ポストを具体的に想定しながら採用を考える必要があると考える。」旨の発言があり、警察本部から「女性警察官は、平成４３年まで徐々に増やしていく計画であり、各部門と検討を進めている。実績を積ませ、特性を活かした配置としていく。」旨の説明があった。別添【「警察改革の精神」の徹底のために実施すべき施策】１被害の不安に困り苦しむ人に応える警察の確立施策１・・・警察安全相談・事件相談への迅速・確実な組織対応施策２・・・被害者の立場に立った被害届、告訴・告発等の迅速・確実な受理と対応施策３・・・女性被害者等に対する対応強化施策４・・・都道府県警察の業務運営の在り方等の見直し２警察行政の透明性の確保と自浄機能の強化施策５・・・非違事案等の未然（再発）防止対策の強化施策６・・・厳正な調査・検証の徹底施策７・・・非違事案の組織的隠蔽等を根絶するための取組施策８・・・証拠品や書類の取扱いに係る非違事案防止の徹底３３警察活動を支える人的基盤の強化施策９・・・警察職員の使命感と誇りを醸成する施策の推進施策 10・・・警察官の採用等の在り方の見直し及び女性警察官の採用・登用の拡大施策 11・・・職務執行の中核たる中堅幹部（警部・警部補）の資質の向上施策 12・・・警察組織における適切なコミュニケーション方策の推進本県独自の取組・・・若手警察官の指導・育成の強化平成２６年度福岡県警察拳銃射撃競技大会の実施について（警務部）警察本部から「平成２７年２月２０日、福岡県警察射撃場において『平成２６年度福岡県警察拳銃射撃競技大会』を開催する。今回の出場チームは、男性警察官の部については所属毎の４４チームが出場し、団体戦及び個人戦を行う。女性警察官の部では、２０人が出場予定で、個人戦のみ行う。」旨の報告があった。４５平成２６年中の街頭犯罪特別遊撃隊の活動状況について（生活安全部・福岡市警察部）警察本部から「街頭犯罪特別遊撃隊は、検挙はもちろん、犯罪抑止活動にも力を入れており、性犯罪多発地域における不審者の行動確認や職務質問のほか、被害対象者等に対する声掛けや少年の街頭補導活動にも取組んでいる。活動実績は、刑法犯、特別法犯、交通法犯の合計で４６０件を検挙しており、刑法犯、特別法犯の検挙は前年比２倍となっている。また、三大重点である性犯罪関係、暴力団関係、飲酒運転関係の検挙に志向した活動を行っている。主な検挙事例としては、スタンガン等を所持した犯行直後の強制わいせつ事件被疑者及び強姦犯行用具を所持してまさに強姦を企図していた被疑者の逮捕等があった。」旨の報告があった。豊前市における小学女児死体遺棄事件の発覚と被疑者の逮捕について（刑事部）警察本部から「豊前警察署及び捜査第一課は、小学女児の遺体をバッグに入れ、自宅の押入内に隠し、死体を遺棄したとして、平成２７年２月１日、豊前市居住の土木作業員の男性を逮捕した。今後、所要の捜査を行い、事件の全容解明を図る。」旨の報告があった。