国保制度の安定運営のために、より一層の協力を 7月 東北地方国保運営協議会代表者連絡協議会 東北各県の国保運営協議会代表者が一堂に会し、国保制度について討議し、今後の国保事業の発 展と円滑な運営に寄与することを目的とした東北地方国保運営協議会代表者連絡協議会が 7月16日 (木) 、青森市 「ホテル青森」において開催され、本県国保運営協議会中川修一会長はじめ、5 名の役員 が出席した。 開会にあたり、東北地方国保協議会の鹿内会長 (青森県国保連合会理事長)が挨拶に立ち、今般の 制度改革に触れ 「都道府県単位化など新しい制度が作られようとしている。東北全体として議論し課題 に取り組んでいかなければならない」と述べた。続いて、国保運営協議会東北地方連絡会坂本会長が <代表発表する秋田 「国保制度が大きく変わろうとしている今、私ども国保運協会長 県国保運営協議会連 としては、こうした情勢を常に把握し、国保制度の安定運営の 絡会中川会長> ために、より一層協力していかなければならない」と挨拶した。 その後行われた協議では、各県より提出された議題について審議が行われ、本県 中川会長が、 「制度改善に関する問題」について代表発表を行った。議題は、すべて 提案どおり採択され、東北地方国保協議会へ提出された。 また、協議終了後、国民健康保険中央会柴田理事長より 「国保をめぐる諸情勢に ついて」と題した特別講演が行われ、今国会で成立した持続可能な医療保険制度を 構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律について、経緯や今後の展 <東北地方国保運営協議会代表者連絡協議会> 望について解説がなされた。 保健事業へ更なる支援を 8月 平成27年度全国市町村国保主管課長研究協議会 全国の市町村国保主管課長が一堂に会し、国保事業運営上の諸問題を研究協 議し、国保事業の発展に資することを目的とした、平成 27年度全国市町村国保主 管課長研究協議会が、8月28日 (金) 、東京都 「日本教育会館」において開催され、 本県より国保主管課長など24 名が参加した。 はじめに国民健康保険中央会柴田雅人理事長が挨拶に立 ち、平成30年度から実施される保険者努力支援制度に関して、 「国保連合会、国保中央会としても、保有している健診、医療、 介護のデータを総合的に活用する国保データベースシステム により、地域の健康状況の把握や重点課題を明確化し、保 <聞き入る本県参加者> 健事業の推進を支援したい」と述べた。 来賓挨拶では、厚生労働省武田俊彦大臣官房審議官が国保法等一部改正法について触れ、 「都道 府県と市町村が立場を理解し合いながら、新しい制度でそれぞれの役割を果たしていただきたい」と挨 <厚生労働省 武田 俊彦審議官> 拶した。 その後、厚生労働省武田俊彦大臣官房審議官による講演が行われ、講演の中で、平成 30 年度からの国保運営のあり方 について、 「市町村事務の広域化の推進や事務の一体化の議論は出てくると思う。合併しなくても事務の共通化、広域化はで きるということを考えていただきたい」との見解を述べた。続いて、 「保険者努力支援制度に向けて-保険者機能の強化―」を テーマとしたシンポジウムが行われた。 5 秋田のこくほ|No.677
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