表現運動(まつり)

第3学年
体育科学習指導案
授業者
1
単元名 すすめ!いたての森探検隊「表現」
2
単元の目標
○技能
・身近な生活などの題材から,主な特徴をとらえ,中心の動きをもとにひと流れの動きにして表現
することができる。
○態度
・恥ずかしがらずにそのものになりきって全身で表現し,互いのよさを認め合い,励まし合いなが
ら練習や発表をすることができる。
○思考・判断
・自分やグループに合った課題を見付け,練習や発表の仕方を工夫することができる。
3
単元と児童
○単元について
「表現」は3・4学年において「リズムダンス」とともに,
「表現運動」の領域に設定されてい
る。
「表現運動」は,自己の心身を解き放して,リズムやイメージの世界に浸り,なりきって踊る
ことが楽しい運動である。また,体力や技能の差がある友だち同士でも,互いの違いやよさを生か
し合って仲間と交流して踊る楽しさや喜びを味わうことができる運動である。
「表現」の内容は,題材の特徴をとらえて,ひと流れの動きにして即興的に踊ることをねらいと
している。そのため,題材のイメージを膨らませたり,様々な動き方を生み出したりする場面を大
事にしていく。その際には,動きに差をつけるために誇張したり,対応する動きや対比する動きを
繰り返したり,組み合わせたりして工夫していく。表したい感じや場面を中心に,変化のある動き
をつなげて,
「はじめと終わり」をつけた動きを感じを込めて踊るために,互いのよさを学び合い,
表現していくことができる単元である。
○児童について( 省略
)
○指導にあたって
アンケートの結果からも,表現運動に苦手意識をもっている児童は,恥ずかしい気持ちによると
ころが大きい。また,自分のイメージや思いの表現の仕方がわからないことも考えられる。そこで,
単元を通して,毎回学習の始めには,「だるまさんが転んだ」や「なりきりクイズ」を行い,自由
に思い思いの動きを表現できる雰囲気づくりをする。
単元全体については,
「つかむ」
「つくる」
「たかめる」の3つの段階に分けて進めていく。
本単元の3時間目までは「動きをつかむ」段階とする。「つかむ」では,教師の動きをまねしな
がら,表現運動にふさわしい動きのトレーニングを行い,課題に沿った様々な動きを体験していく
ようにする。
「つかむ」段階における様々な動きの体験によって,自分のイメージや思いの表現の
仕方を広げられるようにしたいと考えている。
続いて,「つくる」では3時間とし,ひと流れの動きをつくる段階とする。場面設定だけをし,
その中で動きの変化を自分たちで考えていくようにする。本時「たかめる」で,互いの違いのよさ
を生かし合い,表現力を高める段階とする。そのために,学習のまとめとして発表会を設定する。
本時では「つくる」の段階の2時間目にあたり,グループでの学習となる。友だち同士で動きを
広げていけるような声かけや,ヒントカードを活用していく。また,仲間での活動であることから,
場の安全に気を付け,協力していけるようにしていく。学級の児童の実態から,楽しさのあまり,
場面を逸脱したり,気持ちが高揚し過ぎたりすることのないような雰囲気づくりにも努めたい。
4
単元の指導計画 総時数7時間 (本時 5/7)
次
時間
主な評価規準
主な学習活動
1
技能
態度
2
恥ずかしがらずに
行い,学習の進め方を確
そのものになりき
認し,題材のイメージを
って,全身で表現し
つかむ。
ている。
いたての森の様子や動
題材の特徴をとら
物を教師のまねをして, え て 全 身 を 使 っ て
3
第一次 つかむ
オリエンテーションを
思考・判断
いろいろな動きに取り
表現することがで
組む。
きる。
いたての森の様子や動
お互いの違いやよ
物を自分で決め,いろい
さを認め合い,い
ろな動きを表現する活
ろいろな表現を自
動に取り組む。
分の動きに生かそ
4
うとしている。
いたての森を探検する
表したい感じの特
場面を設定し,グループ
徴をとらえて,ひと
でその動きをひと流れ
流れの動きを表現
にして表現する活動に
することができる。
5
本時
第二次 つくる
取り組む。
いたての森を探検する
これまで表現した
場面を考え,グループで
動きを生かして,ひ
ひと流れの動きを作り, と 流 れ の 動 き を 作
6
表現する活動に取り組
り,表現することが
む。
できる。
これまでの場面の動き
表現したい内容に
を組み合わせて,いたて
ふさわしいグルー
の森を探検する簡単な
プの動きの場面
物語を考える。
を,工夫してつな
第三次 たかめる
7
げている。
発表会を行い,お互いの
これまでに取り組
グループの動きのよさ
んできた表現運動
を確かめ合う。
の楽しさや互いの
違いのよさを認め
合うことができる。
5
本時の実際 (5/7)
(1)ねらい
探検隊が危機一髪の場面を想像し,今まで表現した動きを生かしながら,ひと流れの
動きを表現することができる。
(2)学習過程
時間
学習活動
つかむ 1 準備運動を行う。
見通す
・だるまさんが転んだ
(10)
・なりきりクイズ
2
前時に行ったひと流れ
形態
予想される児童の反応
一斉
・今日はどんな場面の ・本時に関わった表現を取
↓
グループ
動きをするのだろ
り入れた準備運動を行
う。
う。
グループ ・こんな動きもおもし
の動きのカード(はじめ・
教師の支援・評価
ろい。
・前時を振り返り,「はじ
め・中・終わり」の動き
中・終わり)を3枚めくっ
で,ひと流れにして作っ
て,即興で表現する。
たことを確認する。
3 本時のめあてをつかむ。
一斉
・危機一髪の場面をどのよ
うな内容にするか,イメ
め たんけんたいききいっぱつの場面を決めて,「はじめ・
○
ージカードを使って,場
面のイメージを広げる
中・終わり」の3つの動きで表そう。
ことができるようにす
・崖から落ちた場面に
る。
しよう。
・熊に出会ってしまっ
た場面にしよう。
追究する 4
(30)
グループで場面を決め
グループ ・熊と出会った場面の ・3つの動きにできるよう
て,ひと流れの動きを考え
3つの動きを考えて
なヒントカードを用意
て表現する。
みたよ。
する。
・かくれる・逃げる・ ・話合いでは,相手グルー
・場面に合わせた動きを考
え,表現する。
・グループ同士で作った動き
戦う動きにしてみよ
プの3つの動きのよさ
う。
に目を付けて,感想や意
・危機一髪の場面がお
を見て,話し合う。
もしろいね。
・
「はじめ」の動きから
「中」の動きへの変
化がびっくりした
ね。
まとめる 5 本時の振り返りをして,
深める
(5)
次時の学習を確認する。
一斉
見を出し合うように助
言する。
これまでの表現を生か
して,3つの動きでひと
流れの動きを作り表現
している。
(観察)
・おもしろい動きがで ・他の友だちのよかったと
きた。
・ほかのグループも楽
しそうだった。
ころなども加えて,振り
返りができるように,声
かけをする。