現地通貨建てエマージング債券市場 フラッシュレポート

情報提供用資料
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基準日:2015年10月末
新生インベストメント・マネジメント株式会社
現地通貨建てエマージング債券市場
フラッシュレポート
10月のポイント
 10月の現地通貨建てエマージング債券市場は米ドルベースで、前月末比+3.65%(債券部分
+1.68%、通貨部分+1.97%)でした。
 現地通貨建てエマージング債券市場は10月中旬まで緩やかに上昇しましたが、19日に発表された中
国の7-9月期の国内総生産(GDP)成長率が前年同期比+6.9%となり、2009年1-3月期以来の低水準
だったことを受けて、一時的に下落に転じました。しかし、22日に開催された欧州中央銀行(ECB)理事会
でドラギ総裁が12月の追加緩和を示唆したこと、23日に中国人民銀行が景気下支えのため利下げを実
施したことなどから、現地通貨建てエマージング債券市場は落ち着きを取り戻しました。引き続き中国景
気の動向、商品市況、米国の利上げのタイミングなどを注視する必要があります。
主要国の月間騰落率(現地通貨建てエマージング債券国別指数)
21日に開催された金融政策決定会
合で、ブラジル中央銀行は市場の予
想通り、政策金利を2会合連続で据え
置くことを発表しました。今回の決定
は景気及びインフレの双方に配慮した
形となりました。同中銀は、インフレ率
を目標レンジの中央値(+4.5%)まで
低下させる期限について、従来の
「2016年末までに」から「金融政策に
関連する近い将来」に文言を変更し、
明確な言及を避けました。
現地通貨建て
エマージング債券指数
ブラジル
中
南
米
メキシコ
コロンビア
中国人民銀行は23日、政策金利を
4.35%、1年物預金基準金利を1.50%
に引下げることを発表しました。景気
減速が鮮明な中、同中銀は断続的な
利下げを通じて景気の下支えを図って
います。一方で、同中銀は銀行預金金
利の上限を撤廃し、金利自由化を進
展させ、金融改革を推進する姿勢を
浮き彫りにしました。
中国
ア
ジ
ア
インド
マレーシア
25日に実施されたポーランド総選挙
の出口調査によると、野党「法と正義」
が単独過半数を制する見通しとなりまし
た。同党は欧州連合(EU)の難民受け
入れ策に否定的であり、欧州連合(EU)
内で懸念が広がっています。これを受
けて、通貨ズロチは対米ドルで下落しま
した。
ポーランド
東
欧
トルコ
ロシア
ア
フ
リ
カ
南アフリカ
(ご参考)
円(対米ドル)*
円安・米ドル高
*三菱東京UFJ銀行が公表する対顧客直物電信売買相場の仲値
※次ページの「ご留意いただきたい事項」および「本資料中で使用している指数について」
を必ずご覧ください。
出所:ブルームバーグのデータをもとに新生インベストメント・マネジメントにて作成
21日に開催された金融政策決定会合
で、トルコ中央銀行は市場の予想通り、
政策金利を8会合連続で据え置くことを
発表しました。依然として、9月の消費者
物価指数(CPI)は前年同月比+7.95%で
あり、同中銀のインフレ目標(+5.00%)を
大きく上回っており、インフレ見通しが改
善するまで金融引き締め策を継続する
現行方針を維持しました。
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基準日:2015年10月末
新生インベストメント・マネジメント株式会社
【投資信託に関わるリスクについて】
投資信託は一般的に、国内外の株式や公社債など値動きのある有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、
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