情報提供用資料 1/2 基準日:2016年1月末 新生インベストメント・マネジメント株式会社 現地通貨建てエマージング債券市場 フラッシュレポート 1月のポイント 1月の現地通貨建てエマージング債券指数は米ドルベースで、前月末比-0.18%(債券部分+1.39%、通貨部分 -1.57%)でした。 4日に財新/マークイットが発表した12月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は48.2となり、10ヵ月連続で好 不況の分かれ目である50を下回ったことや、19日に中国国家統計局が発表した2015年通年の国内総生産(GDP)成長 率が前年比+6.9%と25年ぶりの低水準だったことを受け、現地通貨建てエマージング債券市場は下落しました。しかし ながら、21日に欧州中央銀行(ECB)が発表した声明文では、次回(3月10日)の理事会で追加緩和を実施することが示 唆されたため、21日以降同市場は上昇に転じました。さらに、27日に米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを見送っ たことや、29日に日本銀行が初のマイナス金利(-0.1%)を導入したことなども追い風となりました。引き続き中国景気、 原油価格の動向、米国の利上げのペースなどを注視していく必要があります。 主要国の月間騰落率(現地通貨建てエマージング債券国別指数) 20日、ブラジル中央銀行は金融政策 委員会において、市場予想に反して政 策金利を14.25%に据え置くことを決定 しました。政策金利を据え置いた背景 として、同中銀は「国内外の不透明感」 を挙げています。今後、同中銀の金融 政策姿勢はより慎重になる見込みです。 現地通貨建て エマージング債券指数 ブラジル 中 南 米 メキシコ 通貨リンギは、21日以降の原油価 格の反発を受けて、対米ドルで大きく 上昇しました。原油価格の反発で、石 油・天然ガス歳入をめぐる懸念が和ら いだことが背景にあります。 コロンビア 中国 ア ジ ア インド 21日、通貨ルーブルは対米ドルで過去 最安値を更新しました。25日、ロシア連邦 統計局が発表した2015年通年の国内総 生産(GDP)成長率は前年比-3.7%となり、 2009年以降で最大の落ち込みでした。原 油価格下落で通貨ルーブル安が進行、イ ンフレ率が上昇し、これに伴い個人消費 が低迷する負のスパイラルに突入してい ます。 マレーシア ポーランド 東 欧 トルコ ロシア ア フ リ カ 南アフリカ (ご参考) 円(対米ドル)* 円安・米ドル高 28日、南アフリカ準備銀行(SARB)は金 融政策委員会で、政策金利を0.50%引き 上げ、6.75%にすることを発表しました。通 貨ランド安で高まる物価上昇圧力を抑制 することが同中銀の目的です。同中銀のイ ンフレ予想は、2016年が前年比+6.6%、 2017年が同+7.0%となっており、インフレ 目標である6%を上回る見通しです。引き 続き、同国のインフレ動向を注視していく 必要があります。 *三菱東京UFJ銀行が公表する対顧客直物電信売買相場の仲値 ※次ページの「ご留意いただきたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 出所:ブルームバーグのデータをもとに新生インベストメント・マネジメントにて作成 情報提供用資料 2/2 基準日:2016年1月末 新生インベストメント・マネジメント株式会社 【投資信託に関わるリスクについて】 投資信託は一般的に、国内外の株式や公社債など値動きのある有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、 有価証券の発行会社の業績、金利の変動等により価格が変動するため、投資信託の基準価額も変動し、損失を被 ることがあります。また、外貨建ての資産に投資する場合には、為替の変動により損失を被ることがあります。その ため、投資信託は元本が保証されているものではありません。したがいまして、投資元本が保証されているもので はなく、これらの運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資 対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国が異なることから、リスクの内容が異なりますので、ご投資に 当たっては各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。 【投資信託にかかる費用について】(消費税率が8%の場合) 購入時に直接ご負担頂く費用:購入時手数料 上限3.78%(税込) 換金時に直接ご負担頂く費用:信託財産留保額 上限2.7%(一部の投資信託においては1万口当たり300円の場 合があります) 投資信託の保有期間中に間接的にご負担頂く費用:運用管理費用(信託報酬)上限 2.538%(税込) その他費用:監査報酬、有価証券売買時の売買委託手数料、信託事務等に要する諸費用、などファンドの信託財 産を通じて間接的にご負担いただきます。間接的な費用のご負担額に関しましては、ファンドによって異なりますの で、その料率、上限額等を具体的に示すことができません。 当該手数料等の合計額につきましては、投資者がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示する ことができません。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)などでご確認ください。 <ご注意> 上記に記載していますリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しています。費用の料率につきまし ては、新生インベストメント・マネジメントが運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最 高の料率を記載しています。 投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、投資される際には、事前に投資信託 説明書(交付目論見書)をご覧ください。 ※上記手数料・費用のうち、税込みの料率、あるいは消費税等相当額が付加された料率は、消費税率の引上げが 実施された場合、変更となります。 <本資料に関してご留意頂きたい事項> ・当資料は、新生インベストメント・マネジメントが情報提供を目的として作成したものであり、投資勧誘を目的とし たものではありません。 ・本資料中のグラフ、数値等は過去のデータであり、将来の市場環境に係る動向等を保証するものではありませ ん。 ・本資料の内容は作成日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。 ・本資料は信頼できると判断した情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性等を保証するものではあ りません。 ・投資信託は値動きのある資産(外貨建て資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基 準価額は変動します。したがって、元金を割込むことがあります。また、投資信託は預貯金とは異なります。 <本資料中で使用している指数について> ・JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・ブロード・ダイバーシファイド(米ドル・ベース)および各地域、構成 各国指数 新生インベストメント・マネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第340号 加入協会:一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
© Copyright 2024 ExpyDoc