現地通貨建てエマージング債券市場 フラッシュレポート

情報提供用資料
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基準日:2014年12月末
新生インベストメント・マネジメント株式会社
現地通貨建てエマージング債券市場
フラッシュレポート
12月のポイント
 12月の現地通貨建てエマージング債券市場は米ドルベースで、前月末比-4.66%(債券部分
-0.69%、通貨部分-3.97%)でした。
 29日、ギリシャ議会は大統領選出に向けた第3回投票を行いましたが、与党候補のディマス氏の
獲得票数は168票にとどまり(選出に必要な票数は180票)、解散・総選挙の実施が決定されました。
総選挙の実施予定日は1月25日です。反緊縮派の急進左派連合(SYRIZA)の支持率が伸びている
ことから、引き続きギリシャ政局を注視する必要があります。
 16-17日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、「相当な期間」事実上のゼロ
金利を維持するとしていた文言が、利上げ決定には「辛抱強い」アプローチが必要という表現に修正さ
れました。さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が、「少なくとも次の2会合」で利上げ
する可能性は低いことに言及しています。これは、利上げ開始が最も早いタイミングで2015年4月であ
ることを示唆するものです。米ドルの独歩高基調が進む中、引き続き米国の利上げのタイミングが市
場から注目されています。
主要国の月間騰落率(現地通貨建てエマージング債券国別指数)
現地通貨建て
エマージング債券指数
ブラジル
中
南
米
メキシコ
3日、ブラジル中央銀行は通
貨政策委員会で、政策金利を
0.50%引上げ、11.75%にするこ
とを決定し、2会合連続の利上
げとなりました。依然として消費
者物価の上昇率は中銀のイン
フレ目標の上限(6.50%)を上
回っており、引き続き金融引き
締めスタンスを維持しました。
コロンビア
中国
ア
ジ
ア
インド
マレーシア
ポーランド
東
欧
トルコ
ロシア
12日、インド中央統計機構が
発表した11月のインドの消費者
物価指数(CPI)は前年同月比
+4.38%となり、10月の同
+5.52%から低下し、2012年1月
以降で最も低い水準でした。イ
ンド準備銀行(RBI)に対する利
下げ圧力が強まる見込みです。
24日、トルコ中央銀行は金融
政策決定会合で市場の予想通
り政策金利を据え置きました。
中銀は、現行の金融引き締め政
策を維持する方針です。
16日、ロシア中央銀行は緊急
対応で、政策金利を6.50%引上
ア
フ
南アフリカ
げ、17.00%とすることを決定し
リ
カ
ました。今回の大幅な利上げは、
(ご参考)
ロシア・ルーブルの下落を阻止
円安・米ドル高
円(対米ドル)*
するために実施されました。引
*三菱東京UFJ銀行が公表する対顧客直物電信売買相場の仲値 き続きロシアの経済状況を注視
※次ページの「ご留意いただきたい事項」および「本資料中で使用している指数について」を必ずご覧ください。 する必要があります。
出所:ブルームバーグのデータをもとに新生インベストメント・マネジメントにて作成
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【投資信託に関わるリスクについて】
投資信託は一般的に、国内外の株式や公社債など値動きのある有価証券へ投資します。有価証券は市場環境、
有価証券の発行会社の業績、金利の変動等により価格が変動するため、投資信託の基準価額も変動し、損失を被
ることがあります。また、外貨建ての資産に投資する場合には、為替の変動により損失を被ることがあります。その
ため、投資信託は元本が保証されているものではありません。したがいまして、投資元本が保証されているもので
はなく、これらの運用による損益はすべて投資者の皆様に帰属します。又、投資信託は、個別の投資信託毎に投資
対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国が異なることから、リスクの内容が異なりますので、ご投資に
当たっては各投資信託の投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
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上限3.78%(税込)
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その他費用:監査報酬、有価証券売買時の売買委託手数料、信託事務等に要する諸費用、などファンドの信託財
産を通じて間接的にご負担いただきます。間接的な費用のご負担額に関しましては、ファンドによって異なりますの
で、その料率、上限額等を具体的に示すことができません。
当該手数料等の合計額につきましては、投資者がファンドを保有される期間等に応じて異なりますので、表示する
ことができません。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)などでご確認ください。
<ご注意>
上記に記載していますリスクや費用につきましては、一般的な投資信託を想定しています。費用の料率につきまし
ては、新生インベストメント・マネジメントが運用するすべての投資信託のうち、徴収するそれぞれの費用における最
高の料率を記載しています。
投資信託に係るリスクや費用は、それぞれの投資信託により異なりますので、投資される際には、事前に投資信託
説明書(交付目論見書)をご覧ください。
※上記手数料・費用のうち、税込みの料率、あるいは消費税等相当額が付加された料率は、消費税率の引上げが
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<本資料に関してご留意頂きたい事項>
・当資料は、新生インベストメント・マネジメントが情報提供を目的として作成したものであり、投資勧誘を目的とし
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・本資料中のグラフ、数値等は過去のデータであり、将来の市場環境に係る動向等を保証するものではありませ
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・本資料の内容は作成日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。
・本資料は信頼できると判断した情報をもとに作成しておりますが、その正確性、完全性等を保証するものではあ
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・投資信託は値動きのある資産(外貨建て資産には為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基
準価額は変動します。したがって、元金を割込むことがあります。また、投資信託は預貯金とは異なります。
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・JPモルガン・ガバメント・ボンド・インデックス・ブロード・ダイバーシファイド(米ドル・ベース)および各地域、構成
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