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。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~句。~~~~~~~~~~~~~~。
顎 骨 の Garr
台骨髄炎の一症例
木 曽哲司 , 原 潤ーア 峠 裕 之出
Garr邑l)骨髄炎は 比 較 的 若 年 者 に 好 発 し、骨膜の反
や や 女 性 に 多 く 、 原 因 は 感 染 原 因 菌 が 骨1英中の造
応、が著明で顎骨表層の骨形成を特徴とする慢性顎
骨細胞に緩徐な刺激を与え、その結果宵の反応性
骨 骨 髄 炎 の ー 型 で あ る 。この疾怠は、はじめ Garr邑
骨 増 生 を 生 じ 、 治癒時には骨膜昔日に新生骨梁がみ
(
1893)に よ っ て 、 慢 性 非 化 膿 性 硬 化 性 骨 髄 炎 と し て
ら れ る と 述 べ ら れ て い ま す 。鑑 別 診 断 で は 、 炎 症
若 年 者 の 腔 骨 ・大 腿 骨 な ど の 長 管 骨 に 発 症 し た 特
霊 疹 性 疾 患 が あ り 、 と く にl
虚疹性のも
性のものと l
異な型の慢性骨髄炎として報告され、顎骨におい
の が 問 題 で あ り 、 症 状 及 び x-P所 見 等 で E wi
ng肉
1955)に よ る 報 告 が は じ め で あ
て は Pel,Shafee(
腫 が ま ず あ げ ら れ ま す が、鑑 別 不 可 能 な 場 合 も 多
る。 本 症 は 一 般 的 に 若 年 者 の 下 顎 に 好 発 し 、 無痛
く 、 生 検 ・病 理 組 織 学 的 所 見 を 必 要 と す る 場 合 も
性あるいは軽度の疹痛を伴う骨様硬の腫脹を主訴
出てくると思います。
として受診することが多く、重篤な全身症状を随
さ て 、 シ ン チ グ ラ ム ( 図 4)ですが、入院 2W 後 に
伴せず、発症当初から慢性ないし亜急性で数カ月
Tc-99mM D P10mCi青
争j
主し骨'シンチグラムを方包行し
の臨床経過をとる場合が少なくなしミ。顎骨の Garre
ま し た 。 病 変 の 拡 が り に 一 致 し て 、 非 常 に 高 い RI
骨 髄 炎 に つ い て は 2)国 内 で 1
1例 報告 さ れ て い ま す
の 集 積 が み ら れ ま し た 。鑑 別 診 断 に は 役 立 た な い
が 、 我 々 は 歯 科 口 腔外 科領 域 の 病 気 に 接 す る 機 会
と考えますが、生検部位には大いに役立ちました。
が少なく、診断に困り、最終的には生械・病理組
この患者さんは経過良好ですが、我々は経過をお
織 学 的 所 見 に よ っ て Garre骨 髄 炎 と 診 断 が つ い たー
っ た 骨 シ ン チ は 施行 し て い ま せ ん が 、 病 理 組 織 学
症例について報告します。
的にも、治癒時においても骨新生が盛んで、あり、
症例
5歳、女性。
おそらく治癒判定等の経過には役立たないと考え
主 訴 :右 下 顎 部 の 腫 脹 。
ます 。(慢 性 ) 骨 髄 炎 の 場 合 Tc-99m M D Pと Ga-67
現 病 歴 :59年 4 月 中 旬 よ り 凶 の 痛 み あ り 回 遠 位 部
Cl
trateに よ る ス キ ャ ン 製剤 の 比 較 で 、 病 気 の 問 題
より排!膿あり 。 5月 中旬 よ り 右 下 顎 付 近 の 腫 脹 を
である経過及び回復の判定にどちらが有効で、ある
認 め る よ う に な っ た 。 7月 中 旬 近 医 歯 科 に て 副 抜
か 報 告 さ れ て い ま す が 5).6)今 回 Ga-67citrateによ
去 す る 。以 後 経 過 を み る も 腫 脹 軽 減 せ ず 7月 中 旬
るシンチグラムは施行しませんでした 。
紹介で当院歯科口腔外科受診する 。
参 考文 献
1)伊 藤 秀 夫 f
也、口腔病変診断アトラス :I
宏歯薬出版株式
現 症 ・日目室内所見一 n'p (
E
l排 膿(ー)。
)
会社、 82-83、1980。
n一 、f也 Garre氏骨髄炎について、日本口腔外
科会雑誌、 29・73-78、1
983。
3)河品正宣、他 慢性下顎骨骨髄炎の l
如 来 的1
見事吾、日本
38-1
46、19780
口腔外科会雑誌、 24:1
4)大 沢 l
l
l
i
l子、他 .いわゆる Garre氏f
j
'
f
l
J
1
炎
の 2!定例から
みた│問題点について 、広島歯科医 学会雑誌、 4 :239770
28、1
口腔外所見=顔面不対称で右耳介下部前方から下
2)柴 田
顎角音[
1
に か け て 腫 脹 あ り 。 大 き さ は 約 4cmX4cm
大 で 圧 痛 の あ り 。同 部 は 触診で境界は鮮明で、 内 部
は 骨 様 の 硬 さ を 示 す ( 図 1)。耳介下宮1や や前 方 に
発赤熱感あり 。
臨床検査所見 ~W BC 9900 、 RBC453X 1 0~ CRPE8
、
5) G
.D.Graham M.
De
ta
l・Ther
o
leo
f Tc-99m MDP
and Ga-67c
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myel
山 s
.C
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nN
u
c
l Med:8,344-346,1
983.
6) G.D,Gr
aham M.D e
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4:1
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13,1
9
8
3
communicati
on J NuclMe
W G反 応 (ー)、 血 沈 1h(
42)、 2h(
100)。
x - P 所見 ~(図 2) 下顎部余羽立の x-P で 、 (図 3 ) は
F.
C.
R による x-Pで す 。右 下 顎 角 部 か ら 上 方 に か
けて層状の骨膜反応がみられますが、下顎骨骨体
。
一
一
一
皮 質 に は 特 に 異 常 所 見 は み ら れ な か った。
顎 骨 Garre骨髄炎の報告をみますと 3
)本 骨 髄 炎 の 概
念については、骨髄炎よりもむしろ骨膜炎の病変
が 著 明 な 非 持 異 性 、 非 化I
慢 性 な い し 弱 毒 性 の l次
性骨性化骨"性骨髄炎が適当であると述べられてい
ます 。 又 4)上 顎 よ り も 下 顎 に 多 く 発 症 し 、 骨 膜 中 の
道 骨 細 胞 の 豊 富 な 25歳 以 下 の 若 年 者 に 好 発 し 、
※
Q
& A
一
一
一
司
質問 Garr邑骨髄炎では、下 顎のものと、長管骨
のものと全然性質が遣うも のなのでしょうか ・
・
・
・
・ー
。
答
Gar刊 の 報 告 が X線が発見される前のもの
で
、 X線所見について記載がなく、この名称を後
年になって下顎骨の病変に適用したことに問題が
あると思いますが、整形外科領域の Garre骨髄炎
と口腔外科領域での Garre骨髄炎とは定義に遠い
があると思います。
尾道総合病院放射線科
同
歯科目腔外科
13
一 山陽核医学力ンファレンス記録集 1(
1
9
8
5
.
2)
ー
図 2. x-p(斜位 )
図 1.口 腔 外 所 見
図 3. F.C.Rに よ る x-p
ANT
図4
R-LAT
L-LAT
POST
骨シンチクラム
。~------------------------------------"*。
一 14一