学校教育診断

2016年
2月
22 日
茨木市立三島中学校
学校教育診断
プロジェクトチーム
生徒のみなさん、保護者のみなさま、
「学校教育診断」のアンケートにご協力いただき、誠にありがとうございました。今年度の三島中学
校の「学校教育診断」のアンケート結果をお知らせします。これまで学校教育診断の結果をもとに、授業改善、朝読書活動、自主活動の推進
等を実施してまいりました。さらに、今年度の結果を受け、次年度以降に反映していけるよう学校でも検討していきます。
☆アンケート結果の分析は(肯定的回答<(よくあてはまる+まああてはまる)/(各質問項目の全回答数)×100(%)>で換算
生徒対象アンケート
No.
[回答数477名]
生徒への設問
これまでの肯定的回答(%)
前年比較
2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 前回との差
過去3年間との比較
過去5年間との比較
傾向
2012~2014
年度平均
2015年度
との差
傾向
2010~2014
年度平均
2015年度
との差
傾向
1 1.学校へ行くのが楽しい。
81.6
78.9
78.5
77.8
81.8
88.1
+6.2
↑
79.4
+8.7
↑
79.7
+8.3
↑
2 2.クラスには自分の居場所がある(居心地がいい)。
86.9
85.5
87.0
84.8
86.0
88.3
+2.2
=
86.0
+2.3
=
86.1
+2.2
=
3 3.先生たちはわたしたちの意見をよく聞いてくれる。
65.6
67.1
73.0
72.4
76.4
84.1
+7.7
↑
73.9
+10.1
↑
70.9
+13.2
↑
4 4.授業はわかりやすい。
61.5
71.7
76.3
72.1
82.1
82.6
+0.5
=
76.8
+5.8
↑
72.7
+9.9
↑
5 5.総合的な学習の時間は、楽しく学習できている。
78.9
70.3
70.1
67.7
76.7
84.7
+8.0
↑
71.5
+13.2
↑
72.7
+11.9
↑
6.(1年のみ回答) 数学、英語等での分割・TT授業は、
6
わかりやすく 学習できている。
50.0
68.5
84.6
78.8
91.1
90.6
-0.5
=
84.8
+5.8
↑
74.6
+16.0
↑
7 7.授業で自分の考えをまとめたり、発表することがよくある。
27.6
36.0
42.0
45.5
51.6
57.7
+6.1
↑
46.4
+11.3
↑
40.5
+17.1
↑
8 8.先生たちは、教え方にいろいろな工夫をしている。
66.1
73.9
78.8
74.6
81.1
88.7
+7.6
↑
78.2
+10.5
↑
74.9
+13.8
↑
9 9.授業でわからないことについて、先生たちに質問しやすい。
56.2
64.6
69.9
74.4
72.5
78.0
+5.5
↑
72.2
+5.7
↑
67.5
+10.5
↑
10 10.先生たちは学習で自分が努力したことを認めてくれる。
61.7
66.7
67.8
74.2
70.5
84.3
+13.8
↑
70.8
+13.4
↑
68.2
+16.1
↑
11 11.担任の先生以外にも気軽に相談することができる。
48.4
58.2
57.2
68.1
70.0
73.4
+3.3
=
65.1
+8.3
↑
60.4
+13.0
↑
12 12.先生たちは自分の悩みや相談に親身になって応じてくれる。
52.4
57.9
63.0
63.7
67.1
79.2
+12.2
↑
64.6
+14.7
↑
60.8
+18.4
↑
13.先生たちはいじめなど私たちが困っていることについて
13
真剣に対応してくれる。
59.3
66.8
70.7
67.4
78.1
87.4
+9.4
↑
72.0
+15.4
↑
68.4
+19.0
↑
14 14.先生たちは他の人に知られたくない秘密を守ってくれる。
63.4
69.3
71.4
70.4
76.9
82.2
+5.3
↑
72.9
+9.3
↑
70.3
+11.9
↑
15 15.学校は進路についての情報をよく知らせてくれる。
58.4
62.1
57.6
67.4
67.3
73.3
+6.0
↑
64.1
+9.2
↑
62.6
+10.8
↑
63.1
60.5
76.5
78.1
78.4
86.6
+8.1
↑
77.7
+8.9
↑
71.3
+15.3
↑
46.7
46.2
47.4
46.9
56.6
64.8
+8.2
↑
50.3
+14.5
↑
48.7
+16.0
↑
68.0
61.0
75.4
79.6
76.1
85.3
+9.2
↑
77.0
+8.3
↑
72.0
+13.3
↑
39.6
35.1
42.2
42.8
48.8
63.9
+15.0
↑
44.6
+19.3
↑
41.7
+22.2
↑
63.2
68.8
66.7
64.9
62.9
71.5
+8.6
↑
64.9
+6.6
↑
65.3
+6.2
↑
21 21.学校のきまりを守っている。
80.8
87.5
87.9
88.9
88.3
92.5
+4.1
=
88.4
+4.1
=
86.7
+5.8
↑
22 22.読書が好きである。
52.9
52.4
61.1
67.2
69.8
73.6
+3.8
=
66.0
+7.5
↑
60.7
+12.9
↑
16.授業や道徳・総合などで、人の生き方や豊かな心の在り方に
16
ついて考える機会がある。
17.生徒会(各種委員会も含む)活動に関心を持ち、積極的に
17
参加している。
18 18.人権の大切さについて学ぶ機会が多い。
19.環境・国際理解・福祉ボランティアなどについて学習
19
する機会がある。
20.フェスタやお祭り・地区運動会・清掃活動など、 保護者や
20
地域の人々とともに活動することがある。
アンケートへのご協力、ありがとうございました。
★生徒用アンケートの結果と分析
・わかりやすい授業づくり、言語活動を取り入れた授業など、学力向上に向けた取り組みを行ってきました。その結果、「7.授業で自分の
考えをまとめたり、発表することがよくある」をはじめ、ほとんどの項目において、昨年度よりも上昇傾向になりました。また、昨年度
以上に、教職員全員が生徒ひとりひとりと向き合うということを大切にすることを意識してきました。その結果、様々な項目より、学校
で教職員と関わっていると感じる生徒が増加傾向であることがわかりました。今後もアンケート結果を参考にし、さらに学校教育の改善
を進めていきます。
・「10.先生たちは学習で自分が努力したことを認めてくれる」の項目が、今年度は約 13%上昇しました。昨年度以上に、生徒の自主的、
積極的な活動が増え、いろいろなことに挑戦しようとする姿がどの学年にも見られました。また、授業中にその時間の振り返りをする機会
を設定しました。振り返りシートに先生からのコメントが返ってくることから、「認められている」と感じる機会が増えたのではないかと思
います。今後も、多くの場面で頑張っている姿を発見できるよう、教職員が意識を高く持ち、取り組みを進めていきます。
・「17.生徒会活動に関心を持ち、積極的に活動している」の項目が、昨年度から約8%上昇しました。生徒会を中心に、各種委員会が積
極的に活動をしました。「学校を良くするために、何ができるか?」「この行事を成功するために、何をしようか?」など、生徒から様々
な発信がありました。そして、委員会が考えた方針を多くの生徒が共有し、一緒に頑張ることができました。その結果、文化祭・体育大会
などの大きな行事を成功させただけでなく、各学年の取り組みも素晴らしいものになりました。今後も生徒が中心となり学校生活を創って
いくことを大切にし、自主活動の推進を図ります。
○今回の結果は、昨年度と比較をするとほとんどの項目が上昇傾向になりました。これは、生徒が自主的にさまざまなことに積極的に取り組
んでいる結果です。また、そのような活動の中で友達とつながり、おとなとのつながりも多くなりました。たくさんの人と関わることで、
自分が認められる機会が増え、「自分が必要とされている」と感じるようになっているのだと考えます。来年度も、肯定的な意見を増やせ
るように生徒と真剣に向き合い、取り組みを進めていきます。
「学校教育をよりよいものにするためにこうすればいい」という意見にお答えします。
(何点が似たようなものをまとめています。また、上記アンケート結果で答えているものもあります。)
①「いじめがない学校にしてほしい」
現在、三島中学校では、年 3 回のいじめに関するアンケートを取っています。アンケートで分かったことについては、担任の先生を
中心に相談を行っています。いじめの早期発見やいじめをなくすための取り組みでもあります。どんなことでも、気になることがあった
ら、秘密は必ず守りますので、先生たちに伝えてください。また、本校には『ビリーブ』があります。「みんなが学校に来るのが楽しく
なるために何ができるか」を考え活動しており、生徒会と協力し、学校全体に共有しています。自分たちで学校生活を楽しくしていくた
めには何ができるかを考え、安心して居心地の良い学校をともに作っていきましょう。
②「先生にもっと話を聞いてほしい」
ゆっくりと話を聞けないこともあると思いますが、休み時間や昼休み、放課後など気になることや相談ごとなどを話してもらえたら先
生たちもうれしいです。また、「教育相談」の期間を設けています。ここでは、先生と1対1で話す機会があります。普段言いたかった
けど言えなかったことやクラスの様子、自分のことなど、ゆっくりと話ができたらいいなと思います。またみなさんの意見を聞いて、今
まで以上に先生たちも普段からしっかり話を聞くように意識していきます。
③「授業を集中して受けたい」「落ち着いて過ごしたい」
授業中にも、休み時間にも周りに仲間がいます。安心して授業を受け、休み時間に落ち着いて過ごす権利は誰にでもあります。例えば、
クラスを大事にし、クラス全員が、安心して過ごすことができるように「休み時間に他のクラスに入らない」というルールがあります。
みんなで、安心できるクラスについて考えていきましょう。また、授業で騒ぐことは自分のためになりませんし、周りの仲間のためにも
なりません。一方で「わからない」ことが「わからない」、「困っている」ことを「困っている」と言える安心できる空間を作っていく
ことも、授業を集中して受けたり、落ち着いて過ごせる環境のためには必要です。お互いが信頼で結ばれるために、自分のこと、周りの
ことをしっかりと考えましょう。そして、先生たちもみんなが安心して過ごせる環境をつくるために、班活動やクラス活動などにも力を
入れていきます。
④「みんなで楽しめる行事・さまざまな人との交流」
この点については色々な意見をもらいました。行事等は生徒会などで提案したりしています。今年度から、小学生との交流として、部
活体験の取り組みを新しく始めました。今後も、生徒会の意見箱などを活用し、みなさんのアイディアなどを聞いていくので、利用して
ください。また、地域の方々や他校の生徒との交流(生徒会、ビリーブなど)がありますので、ぜひ参加してください。
たくさんの意見をありがとうございました。すでに学校として取りきめられていること(授業時間の短縮、テスト日程、成績のことについ
てなど)については、残念ながら要望に応えることができません。一方で、
「三島中のよさをもっと地域にアピールする」
「学習環境を良くす
る」、「みんなで助け合う」
「地域の人と交流する」等の前向きな意見もたくさんありました。みなさんに書いてもらった意見については、今
後先生たちで話し合いを重ね、取り組めることはしっかりと考えていきたいと思います。
「学校教育診断について気がついたこと」にもご意見をいただきました。まとめてお答えします。
①なぜ「学校教育診断」アンケートをするのか。そのメリットは?
「学校教育診断」は、今までの取り組みの成果と課題をはっきりさせ、みんながよりよい学校生活を送るために何ができるのかを考え
るデータにもなります。みんなの意見を聞いた上で、今、三島中学校ができることは何かを先生たちで考えるための材料になっています。
この5年ほどで多くの項目の肯定的回答が上昇し、三島中の取り組みが進化していっているということが大きな成果(メリット)です。
②「わからない」のマークを作ってほしい。
「わからない」のマークを作ってほしいという意見がありましたが、基本的には、学校生活は自分に関わることなので、他人ごとにし
てほしくありません。そういった意図で「わからない」のマークはアンケートにふさわしくないと考えています。
「もし、自分だったら
どうか・・・?」と自分ごととして考えてアンケートに答えてください。
③なぜアンケートに名前を書くのか。本音が言えないのでは?
アンケートに名前を書いてもらうのは、ひとつはアンケートの内容に個人的に対応しなければならない場合、誰が書いたかわからない
ものであれば困るからです。もう一つは、アンケートは一方通行的なものになりがちなので、自分はこの意見を持っているというのを表
明するものでもありますし、自分の言動に責任をもつという意味でも名前を書いてもらっています。
このアンケートは生徒のみなさんの本音を聞くために行っており、学校生活をよりよくするためのアンケートであるので、どんどん意
見を出してほしいと思います。出てきた意見については必ず秘密を守った上で、対応します。
2015年
2月
22 日
茨木市立三島中学校
学校教育診断
プロジェクトチーム
◇保護者用アンケート結果と分析
保護者のみなさまにおかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。日頃より本校の教育へのご理解・ご協力、誠にありがと
うございます。さて、先日はお忙しい中、
「学校教育診断」のアンケートにご協力いただき、ありがとうございました。今年度の三島中学校
の保護者のみなさんからの「学校教育診断」のアンケート結果をお知らせします。これまで学校教育診断の結果をもとに、様々な取り組みを
実施してまいりました。次年度以降もご意見を反映させられるよう教職員で検討します。今年度はほとんどの項目で肯定的回答の割合が6
0%以上となりました。これもひとえに本校の教育にご理解いただき支えてくださる保護者のみなさまのおかげであると感謝しております。
☆アンケート結果の分析は(肯定的回答<(よくあてはまる+まああてはまる)/(各質問項目の全回答数)×100(%)>で換算
保護者対象アンケート
No.
[回答数 421名]
保護者への設問
これまでの肯定的回答(%)
前年比較
2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 前回との差
過去3年間との比較
過去5年間との比較
傾向
2012~2014
年度平均
2015年度
との差
傾向
2010~2014
年度平均
2015年度
との差
傾向
1 1.学校は、保護者・地域の願いに応えている。
72.2
77.7
86.6
77.5
81.2
84.1
+3.0
=
81.7
+2.4
=
79.0
+5.1
↑
2 2.学校は、家庭への連絡や意思疎通を積極的にきめこまかく行っている。
64.9
70.1
77.8
70.2
70.0
74.6
+4.6
=
72.7
+1.9
=
70.6
+4.0
=
3 3.子どもは授業がわかりやすいと言っている。
41.8
50.1
59.2
48.1
62.2
68.2
+6.0
↑
56.5
+11.7
↑
52.3
+15.9
↑
4 4.子どもは学校に友だちがいると言っている。
96.5
96.6
93.2
95.7
95.1
94.3
-0.8
=
94.7
-0.3
=
95.4
-1.1
=
5.学習の内容や進度等を懇談で学級(学年)通信などによって、
よく知ることができる。
65.3
60.8
67.8
59.7
67.1
70.7
+3.6
=
64.8
+5.8
↑
64.1
+6.5
↑
6 6.先生たちは子どもの能力や努力を適切・公平に評価している。
68.8
76.1
78.7
71.9
74.8
78.8
+4.0
=
75.2
+3.7
=
74.1
+4.7
=
7 7.学校の生徒指導の方針に共感できる。
52.6
68.0
76.8
66.9
71.7
79.4
+7.6
↑
71.8
+7.6
↑
67.2
+12.2
↑
8 8.学校は、子どものことについて適切に相談に応じてくれる。
71.6
78.2
81.1
73.8
75.7
80.1
+4.4
=
76.9
+3.2
=
76.1
+4.0
=
9 9.子どもの心身の健康について、気軽に先生に相談できる。
66.4
64.4
68.6
62.7
66.9
70.3
+3.4
=
66.1
+4.2
=
65.8
+4.5
=
10 10.先生たちは子どもをよく理解している。
56.6
62.5
70.6
62.4
65.9
71.2
+5.3
↑
66.3
+4.9
=
63.6
+7.6
↑
11 11.学校はいじめや暴力のない学校づくりに取り組んでいる。
57.4
69.1
80.2
74.1
80.6
81.0
+0.4
=
78.3
+2.7
=
72.3
+8.8
↑
12 12.学校は将来の進路や職業などについて、適切な指導を行っている。
58.3
58.1
66.9
66.8
69.0
66.7
-2.4
=
67.6
-0.9
=
63.8
+2.8
=
13 13.学校は、進路に関して家庭への連絡や適切な情報提供を行っている。
55.1
51.0
56.6
57.6
57.5
56.7
-0.7
=
57.2
-0.5
=
55.6
+1.2
=
14.学校は、自分の将来の生き方をよく考え、豊かな心を持った
14 子どもを育てようとしている。
15.先生たちは、全ての教育活動において、生徒の人権を尊重
15
する姿勢で指導に当たっている。
55.0
61.1
70.8
65.3
65.1
71.8
+6.7
↑
67.1
+4.7
=
63.5
+8.3
↑
66.6
72.7
79.0
69.5
72.3
76.1
+3.8
=
73.6
+2.5
=
72.0
+4.1
=
16 16.学校は、事故防止に配慮し、施設・設備の点検を行っている。
71.9
79.5
82.3
77.7
81.3
79.0
-2.4
=
80.5
-1.5
=
78.6
+0.4
=
17 17.学校は、施設・設備を有効に利用している。
69.3
73.2
78.6
76.6
79.5
78.2
-1.3
=
78.3
-0.1
=
75.4
+2.7
=
18 18.学校では、子どもに関するプライバシーが守られている。
80.2
82.4
82.6
82.4
81.9
84.1
+2.2
=
82.3
+1.8
=
81.9
+2.2
=
19 19.学校は、保護者や地域の人たちと話をする機会を多く設けている。
60.5
64.2
71.6
63.9
70.3
72.6
+2.3
=
68.6
+4.0
=
66.1
+6.5
↑
20 20.学校では、PTA活動が活発である。
71.9
80.9
80.1
77.6
82.1
82.9
+0.8
=
79.9
+2.9
=
78.5
+4.4
=
5
アンケートのご協力、ありがとうございました。
◇これまでの保護者用アンケート結果との比較
・今年度は、前年度、過去3年、過去5年の結果と比較した場合、ほとんどの項目が上昇傾向となりました。教職員一同、この結果に満足せ
ず、さらに子どもたちが安心して学校生活を送ることのできる教育活動を推進していきます。
・「3.子どもは授業がわかりやすいと言っている」は肯定的回答が6%伸びました。授業改善については子どもたちがより分かりやすい
授業づくりや、言語活動をとりいれることで、思考力・判断力・表現力を伸ばす授業展開をめざしています。さらにわかりやすい授業を
めざして、今後も取り組みを進めていきます。
・「7.学校の生徒指導の方針に共感できる」は肯定的回答が7.6%伸びました。保護者の方々と、以前に増して関係を深めることがで
きた結果、生徒の実態をより把握しやすくなり、未然防止の観点から生徒を支援することができました。今後も家庭との連携を丁寧に行
う事を意識し、取り組んでいきます。
・「12.学校は将来の進路や職業などについて、適切な指導を行っている」については、進路指導、職業観・就労観の育成も含めて、子
どもたちが社会に出た時、多様な生き方に対応できるよう、自分の生き方を主体的考え、自らの能力を伸ばしていける取り組みや将来の職
業選択につながる職場体験の取り組みなど進路保障の取り組みをより一層進めてまいります。高校入試制度が変わったことの不安感などか
ら、さらに丁寧な指導を求めておられるのだと感じております。生徒や保護者の方々のニーズに応えられるよう、学校としても今まで以上
に意識を高めていきます。
・5.および13.については子どもの日頃の様子をお伝えするために、「今、学校で何を行っているのか」を三島中学校ホームページの
web 日記で配信しております。また、メール配信の利用等、適切な情報を提供できるよう、今後もご家庭としっかりと連携をしていきな
がら子どもたちのがんばりや素晴らしいところを伝えていきたいと思います。
以上、これらの回答については、教職員で課題として見据え、次年度につなげていきます。
「学校教育をよりよいものにするためにこうすればいい」という意見にお答えします。
(何点が似たようなものをまとめています。また、上記アンケート結果で答えているものもあります。)
①部活数、施設について
部活数についてのご要望を毎年いただくのですが、教職員の数によって対応できる部活の数に限りがあります。また、審判等専門的技
術の必要な部活もありますので、新たな部活の新設は困難であることをご理解ください。茨木市には合同部活の制度もありますので、担
任にご相談ください。また、施設については、予算等の都合もあり、すぐに要望にお答えできかねることがあります。教職員も施設の不
備や修繕に配慮し、子どもたちの安全で安心な教室環境を維持できるようしていきたいと思います。
②進路や校内成績の公表について
昨今の大阪府の高校入試制度改革の情勢の中で、情報が少しでも多くあった方がよりよい進路選択をできるのではないかという不安が
様々なご意見の中から感じられました。今回変更された評価方法は、個人の到達度をはかるものになっており、テストだけでなく、授業
内での成果や提出物等も評価の対象となっております。それぞれの目標を達成するために、ご家庭でも家庭学習の習慣をつけたり、中学
校卒業後どういう生き方をしていくのか、お子様と話す機会を持っていただきたいと思います。また、多様化する高校のコースなどを早
いうちから知りたいというご意見もありました。中学校3年生でなくても高校見学のできるところはあります。進路を決める際には、ぜ
ひ親子でしっかり話しあい、子どもたちが自分で選んだ道に誇りを持って歩いていけるよう、学校もご家庭とともに対応していきますの
で、よろしくお願いします。
③教員の対応について
様々なご意見をいただきありがとうございました。出されたご意見については真摯に受け止め、子どもたちの人権を尊重する姿勢で指
導にあたります。生徒・保護者のみなさんと信頼関係を築いていき、安心して過ごせるよう、教職員としての立場をしっかり自覚して子
どもたちと接していきます。また、教職員としての資質・技術の向上に向け、今後も邁進していきたいと思います。
④地域との交流、PTA活動について
夢ふれあいフェスタやPTA美化活動について、肯定的な意見をいただきありがとうございました。今後も地域や保護者のみなさんと
連携しながら、地域で子どもを見守る姿勢を大切にしていきたいと思います。
上記以外にも様々なご意見やご提案をいただきました。このアンケートのご意見をもとに、すぐに対応できるものは教職員一丸となり取
り組んでまいります。また、すぐに対応するには難しい内容もございますので、学校として検討を重ねていきたいと思います。
ご意見・ご提案、誠にありがとうございました。
「学校教育診断について気がついたこと」にもご意見をいただきました。まとめてお答えします。
①なぜ「学校教育診断」アンケートをするのか。そのメリットは?
「学校教育診断」は、今までの三島中の取り組みの成果と課題をはっきりさせ、子どもたちがよりよい学校生活を送るために何ができ
るのかを教職員が考えるデータのもととなります。取り組みの進捗状況や取り組みの深化のために、今現在の学校の状況を教職員が把握
し、次年度どのような学校運営を行っていくのか考えていくための指針になっています。この5年の推移を見ますと、多くの項目で肯定
的回答が上昇しております。生徒、保護者のみなさんのアンケート協力のおかげで、三島中の取り組みが前進していることが大きな成果
(メリット)として表れています。質問内容については効果検証という点からあまり変えていませんが、より意図が伝わりやすいように、
毎年学校全体で見直しております。今後も学校教育診断へのご協力をよろしくお願いいたします。
②「わからない」のマークを作ってほしい。
学校生活は子どもに関わることなので、答えるのが難しいという項目があるかと思います。また、先生に関する質問については、多く
の先生を思い浮かべるケースもあるかと思います。しかし、学校教育診断を活用し、各ご家庭でお子様とともに学校について話をしなが
ら、学校の現状を把握しながら、保護者の方が感じたことを学校教育診断に反映していただけたらと学校として考えております。そうい
った意図で「わからない」のマークは作っておりません。お忙しい中、大変お手数ですが、ぜひよろしくお願いいたします。
③なぜアンケートに名前を書くのか。本音が言えないのでは?
アンケートに名前を書いてもらう理由のひとつとしてはアンケートの内容に緊急に対応しなければならない場合、どなたが書かれたの
かわからなければ困るということがあります。また、対応した内容について、どのようなことを学校として行ったかをお話するためにも、
お名前の記入をお願いしております。内容については、学校教育診断プロジェクトメンバーが中心となり、守秘義務を守りながら分析を
しておりますので、学校への要望やご意見などをぜひ率直に挙げていただけたらと思います。子どもたちがよりよい学校生活を送るため
のアンケートであることをご理解いただき、今後ともご協力いただきますようにお願いいたします。
色々と貴重なご意見をありがとうございました。ご意見を受け止め、今後の学校教育に生かしていきます。