SML012T A.acidoterrestris 用 SensiMedia 使用説明書マイクロバイオ株式会社 1. 特徴この SensiMedia は、オレンジ果汁製品中で増殖する Alicyclobacillus acidoterrestris を迅速に検出できるようにしたオレンジ果汁専用の検査用具です。２. 検査の手順試料添加 1ml 試料添加 SensiMedia のキャップを開けてオレンジ果汁試料を 1ml 添加し、キャップを締めて、インキュベーターに入れます。＊濃縮果汁は、滅菌水で 4.5 倍に希釈し 1ml を添加して下さい。培養 45℃ 培養温度 45℃で培養してください。３. 判定基準標準菌株による特性は下図に示すとおりですので、試料及び危惧される菌を用い、これを参考にプロトコルを設定してご使用ください。 48 時間程度経過後でもセンサーが青色のままであれば、 Alicyclobacillus は通常陰性と判断できます。陽性のときは、センサーは無色透明になります。 Alicyclobacillus acidoterrestris 検出特性濃縮オレンジ果汁 4.5 倍希釈試料 1ml 添加 [45 ℃培養 ] 1.E+08 Alicyclobacillus acidoterrestris (ATCC49025) 1.E+07 菌数 / ml 1.E+06 1.E+05 1.E+04 陰性 1.E+03 陽性ｾﾝｻｰ青ｾﾝｻｰ透明 1.E+02 1.E+01 1.E+00 0:00 6:00 12:00 18:00 24:00 30:00 36:00 42:00 検出時間 http://www.microbio.co.jp SML012T Ver.8 1 of 2 48:00 Guaiacol 産生の確認手順 I. マイクロバイオ社の Alicyclobacillus acidoterrestris 用寒天培地（PPM012T）または(YSG 寒天培地を用いて、Alicyclobacillus acidoterrestris を分離します。陽性 Alicyclobacillus acidoterrestris 寒天培地または YSG 寒天培地センシメディアセンサーが黄色になり陽性が確認されたセンシメディアから試料としての菌液を寒天培地に塗抹して 45℃で 48～72 時間ほど、必要な大きさのコロニーが確認できるまで培養します。 II. Guaiacol の検出白い大きなコロニーをかき取って Va-YSG ブロスに添加します。このブロスチューブを 45℃で 3 時間培養します。このブロスに①buffer 1ml, ②H2O2 20μl and ③peroxidase 20μl を添加して室温に 5 分間放置します。ブロスの色が茶色になれば、Guaiacol 陽性です。白い大きなコロニーを入れて、45℃で 3 時間培養試薬①②③を入れて、室温で 5 分間放置 Va-YSG ブロス培養後の YSG 寒天培地ブロス色が茶色： Guaiacol 陽性ブロス色そのまま： Guaiacol 陰性その他のコロニー（もし、在れば、試薬添加） Note) Va-YSG ブロス（極東製薬工業）使用のとき http://www.microbio.co.jp SML012T Ver.8 2 of 2