BROSS G-CLAY - 大塚ターフテック株式会社

次世代の人工クレイテニスコート GARNET-CLAY
次世代の人工クレイ・テニスコート
Category 1
®
OTSUKA TURFTECH
伝統的なクレイコートの特徴を斬新な素材で進化させた、クレイ代替テニスコート
散水、転圧作業等のメンテナンス完全削減化実現と環境配慮型、クレイ回帰の新サーフェス誕生！
BROSS G-CLAY TECHNICAL DATASHEET
天然鉱産物ガーネット(柘榴石)微粒子を敷き詰めた世界最新のテニスサーフェス
ブロスガーネットクレイ
BROSS G-CLAY
大塚製薬グループ/大塚化学ホールディングス
(財)日本ソフトテニス連盟人工芝テニスコート公認
大塚ターフテック株式会社
(財)日本テニス協会人工芝コート推薦製造販売会社
次世代の人工クレイテニスコート
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大塚ターフテック株式会社
ブロスガーネット・クレイ技術資料
ブロスガーネットクレイテニスコートの技術資料
BROSS G-CLAY TECHNICAL DATASHEET
INDEX
No
内容項目
Page
1
ブロスガーネットサーフェスの開発コンセプト
3
2
欧米でのクレイ代替人工クレイサーフェス誕生の背景
4
3
ガーネットクレイの特徴と複合構造素材の特徴
5
4
ガーネットクレイ構造と施工方法の概略
6
5
ブロスガーネットサーフェスの仕様書
7
6
表層充填材ガーネット(柘榴石粒子)の分析表
8
異なるクレイの粒度・サイズ比較
7
ITF 基準ラボ試験結果報告書
8
屋外スポーツサーフェスの物性試験
9
10
「砂入り人工芝」と「ブロスガーネットクレイ」のすべり性と硬さ比較
9
ブロスガーネットクレイコートの日常的なメンテナンス方法
11
10
コートの見映えと砂入り人工芝コートラインとの比較
12
11
ヨーロッパでの BROSS CLAY(アンツーカー充填のコート)紹介
13
12
ブロスガーネットクレイ ITF コート認証書
14
■ その他のお問い合わせ及び詳細資料請求は下記までお知らせ下さい ■
《新設設計と見積もり、既存施設(人工芝やハードコート)の改修工事予定時の見積もり等…》
■ OUTDOOR & INDOOR のモデルコート視察と試し打ちのご相談も承ります ■
大塚製薬グループ/大塚化学ホールディングス
大塚ターフテック株式社
〒596-0823
大阪府岸和田市下松町１２５６
TEL: 072-427-4781
FAX: 072-426-0597
次世代の人工クレイテニスコート
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ ブロスガーネットクレイの開発概念 ■
日本独特の二つのテニス競技特性の技量を十二分に発揮できる共有テニスサーフェスの開発と
人体健康と自然環境対応型、雨にも強くメンテナンスがイージーで見映えの良いコートの実現！
Soft Tennis
◆ 優れた複合サーフェス構造は従来の人工芝コートに比べてテニス競技技量を充分に発揮できます。
◆ メンテナンス費用の削減と急速排水構造は雨天後でも使用可能で経済的効果を齎します。
◆ 特殊処理したコートラインは砂や雨水も弾き汚れが付き難く、常に綺麗なラインを保持できます。
◆ 飛散しないガーネットトクレイは人体と施設環境両面にとってエコタイプのサーフェスです。
◆ 複合的な構造は最適な滑り性と緩衝性に優れ足腰への負担が極めて少ない人に優しいコートです。
◆ ガーネックレイトは乾燥時及び湿潤時でもボールやシューズ・衣服等を汚しません。
◆ 見映えを重要視したコートデザインは選手や観衆もボールとラインを確実に目線で捉えられます。
Tennis
次世代の人工クレイテニスコート
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ クレイ代替ブロスガーネット・クレイコートの誕生背景 ■
伝統的クレイ・テニスコートは世界グランドスラムの１つ
である、ローランド・ギャロス（パリ市）で毎年開催されるフラ
ンスオープン(French Open)で採用されています。
目にも鮮やかな『赤みを帯びたレッドクレイテニスコート』が
象徴的で、テニスプレイヤーであれば誰も一度はこのコー
トに立ちたいと憧れるコート・サーフェスです。
ローランド・ギャロス
テニス競技にとって最適だったクレイコートは世界的にテニスの競技人口が増えるに従って、施設管理会
社・テニスクラブ及び競技大会運営者等はコート維持管理並びにスムースな大会運営上から, クレイコートに
近く天候に左右され難く、メンテナンスも容易な「砂入り人工芝テニスサーフェス」等が２０数年前から世界的
に急激に普及し始めました。日本においても維持管理の容易さから現在では砂入り人工芝コートが主流を占
めています。然しながら欧米を中心としたテニス指導者や選手及びテニス関係者は砂入り人工芝はクレイ
コートの代替として高く評価せず、砂入り人工芝コートはあくまでもレクリエーション的テニスコートとして位置
付けられ、テニス競技特性として満足されるサーフェスではありませんでした。あくまでもテニス競技の技量
を求めるテニス指導者や選手達は新たなクレイ回帰代替コート開発の要望が高まり、スイス、フランスやドイ
ツを中心としたテニス協会やその指導者達を含めた関係会社によって人工クレイコートのサーフェス開発が
20 世紀後半頃から急激に進み、テニス特性の技量、競技性と最適なトレーニングコートとしては勿論、トーナ
メントにも満足され、施設にとってもメンテナンスが大幅に削減できる、次世代のクレイ代替コートとして近年
スイスの BROSS AG 社が世界で初めて人工クレイサーフェス開発に成功し、欧米を中心とした世界への
普及へ務めています。
大塚ターフテックは BROSS AG と提携し、「レッドクレイ」に代わる世界で初めて天然鉱産物・柘榴石の
「ガーネット微粒子」を採用した全く新しい発想のガーネットクレイサーフェスを考案し、日本の気候・風土と
テニス文化に合わせた BROSS GARNET-CLAY(G-CLAY) システムを新たに誕生させたもので
す。ガーネットクレイ仕様は世界に類を見ないテニスサーフェスとしてＩＴＦに登録認証を得た、全く新しい次世
代の人工クレイサーフェスとして期待と注目を浴びております。
BROSS 人工クレイの開発原点は伝統的なクレイコートの短所を改良する事から創造しました。
天候左右で常時メンテナンスの必要性が生じた従来のクレイコート
汚れが生じる
雨に弱く、常に転圧必要
ラインの日常的手入れが必要
次世代の人工クレイテニスコート
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ ブロスガーネットクレイのサーフェス特徴 ■
１．優れたサーフェスはテニス競技の特性と技量を充分に発揮する事ができます
● 硬式テニス、軟式テニスを問わず何れも常に適正なボールバウンドとスピードが維持できます。
● テストで証明された最適なすべり性は足腰に負担が掛からず疲れを感じないサーフェスです。
● ラインは表層を特殊コーティングし、選手と審判にラインが見易い工夫を凝らしております。
● コートの見映えは砂入り人工芝より遥かに優れており、TV 画面でもボールとラインが鮮明に映る。
２．メンテナンスの軽減と「急速排水構造」は施設への経済的効果をもたらします
● 水撒きと転圧不用(ローラー掛け)は維持管理費が掛からない最大の経済効果性を齎します。
● 日常のメンテナンスは一般的なテニスコート用のコートブラシ掛けで簡単に整備できます。
● 「急速排水構造」は雨上がりでもプレイが可能となり、大会時のゲーム消化が確立し易くなります。
● 藻やコケ類の微生物の発生し難い素材の使用とサーフェス構造で完全にシャットアウトします。
３．埃が飛散しないガーネットクレイはエコタイプ
● ガーネットクレイは耐磨耗性に優れ微粉化しにくい
ため埃が飛散しません。
● 特にインドア施設では粉塵を吸うことなく, 人体へ
の健康面での影響が少なく、施設にとっても衛生
的に管理できることが保証できます。
● ガーネットクレイは水分に溶解せず、完全無毒性
で人体及び環境に影響を与えません。
ロイヤルテニスクラブ(泉大津市)
■ ブロスガーネットクレイ複合構造の素材と特徴 ■
基盤：高密度ＰＰ凹凸構造ニードルフェールト
□ 別名スイス・クロスと呼ばれている凹凸十字架
デザインがブロス構造の最大の特徴です。
□ エンドレス凹凸吸収構造は緩衝性効果を上げ
選手達の足腰に負担を掛けません。
□ 凹み部にガーネットが常備収まり移動しません。
□ 基盤材皮膜は全面透水構造で砂入り人工芝より
遥かに性能が優れている事が証明できます。
□ UV（紫外線）による表層劣化保証は５年間です。
充填材：ガーネット微粒子（柘榴石）
□ インド産の鉱産物ガーネット(柘榴石)微粒子です。
□ 粒子仕様は８０メッシュ(Av 0.2mm)を採用。
□ 硬度は８．０微粉化せず、比重も重くて砂や埃が飛
散いたしません。
□ 湿った状態でも水分を吸収せずボールやシューズ
・ストッキング・衣服に汚れが全く付きません。
□ 粒状は半流形で尖っておらず安全性に優れている。
□ 天然鉱石なので色あせず、再利用が可能です。
次世代の人工クレイテニスコート
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ ブロスガーネットクレイ構造と施工概略 ■
■ ブロスガーネットクレイ構造と施工の概略 ■
表層：ガーネットクレイ充填仕上げ
支持基盤：高密度 PP 凹凸構造ニードルフェールト/10 ㎜
接着部
透水部
下盤：アスファルト
１．基盤造りの作業工程墨出し→仮敷き→幅合せ→全体接着→ライン入れ
ジョイントテープ
基盤施工完了
２．表層への充填材ガーネットクレイ散布工程/散布量１０kg/㎡
３．マシーンによる最終表層均しで完了
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ 製品仕様書 ■
ITF コート区分・分類承認『人工クレイサーフェス』
アウトドア & インドアコート
サーフェス速度(Court Pace Rating)
カテゴリー１：スロー CPR 20
製品名
ブロスガーネット・クレイ BROSS G-CLAY
製品材質
100% ポリプロピレン繊維
表層構造
高密度凹凸ニードルフェルト透水皮膜構造
カラー
赤/煉瓦色
幅
200mm
長さ
施工現場に併せて
厚み
9.5mm ±10%
コートライン
表層と同材質に樹脂処理した白/５ｃｍライン使用接着埋め込み式
素材重量
1400g/㎡ ±10%
充填物の材質
ガーネットクレイ（９８%含有) サイズ：８０メッシュ
カラー
ダークレッド
充填材散布量
平均 10kg/㎡
サーフェス総厚
10mm ±10%
施工方法
大塚指示書による施工 Page.6 参照
下盤/基盤
透水性アスファルト
コンクリート(インドア)
転圧と水撒き不用ラインの入れ替え不用表層改良の不用
メンテナンス
テニスコート仕様ブラシを使用して均すだけでＯＫです
その他メーカーの指導マニュアルによる維持管理
保証
UV-resistant
5 年間保証(施工引渡し納入後)
特許
基盤皮膜構造：日本国特許取得済み/SET POINT AG ドイツ
ガーネット充填工法：日本国特許取得済み/大塚ターフテック㈱
認証
ITF(国際テニス連盟コート CSR 登録認証)
財団法人日本ソフトテニス連盟申請中
財団法人日本テニス協会推薦メーカー
ガーネ
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ ガーネットクレイの分析表 ■
１
品名
インド産ガーネットクレイ
２
鉱産物学術名
GARNET 柘榴石
３
分類
アルミナ系のアルマンダイト
４
原産地
インドタミルナドウ州地区
化学組織
５
二酸化珪素
38.26%
酸化アルミニュウム
20.82%
酸化第一鉄
14.48%
酸化第二鉄
18.46%
酸化マンガン
0.51%
酸化カルシューム
1.51%
二酸化チタン
0.15%
酸化マグネシューム
6.48%
物性
かさ比重
2.17
真比重
4.07
硬度
8.0
融解温度
1180 度Ｃ
塩分濃度
10ppm 以下
粒状(分布)
セミアンギュラー単粒
７
毒性
無毒で粉塵なし
８
水溶性
なし
９
G-CLAY 使用粒度
８０メッシュ/0.18 ㎜∼0.21 ㎜ (Av90%)
６
■参照：異なるクレイの粒度サイズと分布比較■
BROSS レッドクレイ
カラー処理シリカサンド
Size: 0,063mm/Av 97%
Size:0,3∼0,8mm/88%
ガーネットクレイ
Size:0,18∼0,21mm/Av 90%
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ ITF 基準サーフェス試験報告書 ■
次世代の人工クレイテニスコート
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ 屋外スポーツサーフェスの物性試験 ■
(性能試験依頼先：小野床研究会)
テスト時期：２００８年７月
テスト場所：東京工業大学院横山研究所
１．硬さ試験：硬さ測定装置使用２．すべり性試験：すべり試験機(O-Y PSM)使用
テスト資料： BROSS G-CLAY(10 ㎜)
砂入り人工芝ＷＳＳ−２０（20 mm）
■ BROSS G-CLAY と砂入り人工芝との物性試験比較表 ■
◆すべり性試験比較較表◆ 試験資料片は一般的なテニスシューズの底を使用（ドライ状態）
競技種目
C.S.R.
すべる
テニス
0.4
0.6
すべらない 0.2
0.8
1.0
すべり性
評価指標
<0..64>
BROSS G-CLAY
砂入り人工芝
<1.0 以上>
※ ガーネットクレイのラボ性試験結果は最適値に匹敵しております。
◆かたさ試験比較表◆ 試験資料片は一般的なテニスシューズの底を使用
競技種目
かたい
0
テニス
UF ‐ DR x DR・TR-1
50
100
やわらかい
150
運動性評価指標
BROSS G-CLAY
<32.99>
WSS-20
<34.67>
疲労度評価指標
BROSS G-CLAY
<32.99>
WSS-20
<34.67>
安全性評価指標
BROSS G-CLAY
<32.99>
WSS-20
<34.67>
※ 硬さ結果は靴底の構造及び材質により多少の数値誤差が生じます
※ 厚み 20 ㎜の砂入り人工芝と 10 ㎜の BROSS G-CLAY を比較して何ら遜色がありません。
最適値
許容範囲
次世代の人工クレイテニスコート
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ ブロスガーネットクレイの日常メンテナンス ■
散水、転圧等の作業労力を完全削減化したガーネットクレイ複合構造デザイン
クレイコート特有の定期的な表層改良工事やラインの交換も全く必要ありません
散水不用
転圧不用
ガーネットクレイは通常の「コートブラシ」のみで簡単にコート整備が行なえます。
急速排水皮膜構造は砂入り人工芝の透水作用より遥かに優れております！
■ 雨後直後の一般的なクレイコートとのサーフェス比較 ■
③
ブロスガーネットクレイ
湿りは有るが、プレイは可能に
ブラッシングも容易に
従来のクレイコート
水溜りが生じ乾燥待ち時間必要
次世代の人工クレイテニスコート
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
コートサーフェースの見映えもテニス競技として重要な要素を持ちます！
◆ 砂入り人工芝とガーネットクレイの比較 ◆
一般的な砂入り人工芝コート
コート全体の見映えとコートラインの鮮明さはガーネットクレイが遥かに勝っております
ガーネットクレイ
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
BROSS CLAY（Red Clay）仕様：BROSS + レッドクレイ
■ ブロスクレイコート採用で最も有名なヨーロッパのテニスクラブ紹介 ■
TC BOULOGNE-BILLANCOURT パリ市
ボログニビランコート/TC BB（パリ市）は BROSS AG 社が人工クレイ BROSS CLAY の
アウトドア仕様が確立した 2000 年当初にヨーロッパ地域で始めて大掛かりな１６コートを採用
したテニス倶楽部です。ロケーションはフランスオープンが開催されるローランドギャロス
の隣に位置し、世界のテニス界が人工クレイコートとしての評価をしたモデルコートにもなっ
ております。大会期間中はホスピタルコート会場としても一般にも開放されております。
BROSS CLAY を採用してから９年経過したこの TCBB クラブは、現在でも何ら問題なく、
テニスクラブの人気的なサーフェスとして維持されており、イージーな維持管理が可能な事と
UV 耐候性や耐久性に優れているサーフェスとして実際に証明されている BROSS CLAY を
採用したテニスクラブの代表格となっております。
次世代の人工クレイテニスコート
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ブロスガーネット・クレイ技術資料
■ ITF コート分類登録証明書 ■
Artificial Clay Court Category 1 Slow
BROSS G-CLAY の ITF 認証は２００８年４月に取得しております

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