平成 27 年 6 月 19 日 平成 27 年度 第 6 回スポーツ講座 テーマ「応急手当」 講師:吉岡 哲先生 (岡山大学 スポーツ教育センター) 報告者:岡山大学 MP コース 1 年 平松宏隆 内容 今回のスポーツ講座では、岡山大学スポーツ教育センターの吉岡啓先生から、 「応急手当」につ いてのお話をいただいきました。応急手当の意義とは、症状の悪化を防止し、」治療期間を短縮す ることです。そのためには、いかに早く傷害に対して手を当てることができるかということを念 頭において手当てしなければなりません。それと同時に、手当てされる側のもともとの状態を知 っておかなければならず、また手当てについての正しい知識も必要となります。 スポーツ傷害に対する処置方法として、 ・ 保護(Protection:P) ・ 安静(Rest:R) ・冷却(Icing:I) ・ 圧迫(Compression:C) ・挙上(Elevation:E) ・固定(Stabilization / Support:S) という6つの処置を行う PRICES 処置が有効なことはよく知られています。 また、救命について、救急車が来るまでの数分間で救命処置を行うかどうかで救命率は大きく 変化します。人口呼吸や心臓マッサージ、AED の有効性について知っておくことはもちろん、 「人」 を救うための勇気を持って、行動できるかが応急処置にとって最も重要なことになります。 感想 アイシングするにも様々な方法や目的があることを知ることができ、もっと自分自身で詳しく 調べて、自らのスポーツ活動に活かしていこうと思った。救命について、現在救急車を呼んで現 場に到着するまで平均約 8.5 分かかるそうであり、その間に救命処置を行うことはとても重要で あるという話を聞いた。いざ、自分が救命措置をとらなければならないとなったときに、本当に 勇気を持って迅速に行動できるかと考えてみると不安であった。しかし、今回の講座で、知識と、 勇気を持つことの大切さを学んで、大学生である自分でも、その人を救命するための力になるこ とができるかもしれないと感じることができ、不安が少し解消された。 ありがとうございました。 」 吉岡先生の実技を交えた講義風景
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