COP Dに関する情報をお届けします VOL .3 COPD患者では、 1）さまざまな疾患の合併率が高まっています 18 （％） COPDの有無でみた各疾患（退院時診断名）の推定有病率 16 年齢調整有病率 14 COPDあり COPDなし 12 n=約4,700万人 Mean±SE 10 8 6 4 2 0 高血圧虚血性心疾患糖尿病肺炎うっ血性心不全呼吸不全肺血管疾患胸部悪性腫瘍方法：1979∼2001年のNational Hospital Discharge Survey（全米退院調査）のデータを用いて、退院時の診断名から主要な疾患の有病率をCOPDの有無別で検討した。 COPDは、肺だけでなく全身に悪影響を及ぼす可能性があります2）。 COPDの早期診断・早期治療は、合併症の対策にもつながります。 1) Holguin F et al： Chest 2005; 128(4),2005-2011 2）COPD診断と治療のためのガイドライン第4版 C o l u m n 喫煙する人は幸福感が低い？「気分転換」や「リラックス」を理由に、タバコは止められないという人が多いと思いますが、喫煙者は実際に非喫煙者より幸福感を感じているのでしょうか。ロンドン大学衛生熱帯医学大学院 Andrew Stickｌeyの調査によると、喫煙者は非喫煙者・元喫煙者に比べ幸福感が低く、喫煙者の中でもニコチン依存度が高い喫煙者では、依存度が低い喫煙者に比べ幸福感が低いという結果が得られました。禁煙は身体的な健康だけでなく、精神的な健康にもつながる可能性が示唆されたと言えるでしょう。 ※ 旧ソ連9ヵ国（アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、グルジア、カザフスタン、キルギス、モルドバ、ロシア、ウクライナ）の男性1万8,000人について、喫煙率やニコチン依存度と幸福感との関連について調査 Stickley A et al: Tob Control 2015; 24(2),190-197 来月のテーマ「COP Dは、併存症の予後に影響」乞うご期待！