日高自動車道 厚賀静内道路(新冠静内間)第2回PI委員会 議事概要 1.日 時 平成27年10月14日(水) 14:00~15:10 2.場 所 新ひだか町「新ひだか公民館1階 大会議室」 3.出席者 〈委員長〉 高橋 清 北見工業大学 社会環境工学科 教授 〈委員〉 有村 幹治 室蘭工業大学大学院 工学研究科 准教授 安藤 智章 北海道日高振興局 地域政策部 主幹(社会資本) 小松 幹志 日高医師会 会長 滝本 正文 新冠町農業協同組合 常勤理事 中村 修二 新冠町 副町長 中村 敬 ひだか漁業協同組合 専務理事 西村 悦子 新冠町商工会 女性部長 西村 和夫 しずない農業協同組合 代表理事組合長 藤原 俊哉 日高軽種馬農業協同組合 副組合長理事 細川 好弘 新ひだか観光協会 会長 幌村 司 新ひだか町商工会 会長 本庄 康浩 新ひだか町 副町長 〈事務局〉 新ひだか町・新冠町・室蘭開発建設部 ※敬称略、五十音順 4.議事内容 【審議結果】 ・計画ルートに対するPI委員会の方向性として、以下の2点について 提言する。 ○日高自動車道(新冠~静内間)のルートは、医療・物流・観光施 設等へのアクセスに優れ、津波災害に対応した、【案②】津波回 避ルートとすること。 ○【案②】津波回避ルートの整備に当たっては、「自然環境や景観 への影響」や「生活環境への影響」に配慮すること。 【主な意見】 <計画ルート案について> ・この地域は、国道が海岸縁を通っているため、津波回避ルートが最も 利点が高いと思われる。沿岸ルートよりは津波回避ルートの方が間違 いなく良いと思う。 ・アンケート結果を見ると、津波回避ルートの方が住民の評価が高いと いうことがわかる。津波の被害を受けるとなると、少なくとも津波回 避ルートのほうが良い。 ・アンケート結果を見ると、医療・レジャー・観光に良いということに 賛成であり関心が高いということがわかる。また、津波への安全性を 考慮すると津波回避ルートのほうが良いと思う。 ・津波に対する関心度が高いため、防災を考えた津波回避ルートを推す 声が多かったのかなと思っている。災害に強い交通ネットワークは必 要なものであり、津波回避ルートは、防災・減災に関しとても有効な ルートではないかと思う。 ・災害時における復旧を考えると、海岸沿いが壊滅的なダメージを受け た時には山側からの復興が必要だと思う。 ・町民の皆さんも、高規格道路に防災上の機能を要望していることをア ンケート結果から確認できた。 ・新冠町と新ひだか町は海岸線沿いにあり、行政も住民も津波被害に対 する心配は大きい。 ・全体的に考えると、静内は津波回避ルートが良いという意見が多く、 大きく市街地から距離も離れていないので、医療・物流・観光等への アクセスに対する影響はそれほど無いかと思う。 <整備にあたり配慮すべき点について> ○自然環境への配慮 ・津波回避ルートも沿岸ルートも自然環境への影響は、あまり変わらな いと思われる。 ○生活環境への影響 ・アンケート結果を見ると、津波回避ルートの方が住民の評価が高いと いうことがわかるが、大型車の利便性を考えると国道からのアクセス も重要視している。 ○観光等の地域支援 ・山側の景観も良いが道路から海の景観が見ることができないのは寂し い気持ちもある。 ・海が見えないという意見もあるが、観光の1時間圏になるほうが重要 であり、往路は高速道路、帰路は国道を利用してもらう等、それぞれ の町の良さを発見してもらう、見てもらうような仕掛けが重要である。 ・最近日高管内では外国人の観光客が増えている。案内標識は外国人に も分かりやすい標識の整備をお願いしたい。 ○工事中の影響 ・トンネル工事による軽種馬産業への影響について、馬産地では配慮が 必要と思う。 ・軽種馬牧場の下を通るトンネルを施工している実績もあり、周辺環境 に対して同様の配慮を行うことで、問題なく施工できると考えられる。
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