地区別懇談会記録(中区荒田郷) 開催日時 開催場所 平成19年 5月24日(木) 午後7:30∼9:30 教育集会所 質疑応答・意見交換 ◆Q ①先日の神戸新聞の論壇で評論家が自治体の財政状況について触れていたが、夕張市の ようにならないように自治体運営をやってもらいたい。 ②多可町の職員数が非常に多く、また管理職の割合が高いと思う。人員の適正化を図っ てもらいたい。また、一時的なポストとして「次長」というのがあったが、職名の考え 方は。 ③県と町の人事交流をしておられるが、県から派遣していただいた場合は町が給与を負 担しているように、町職員を県へ派遣の場合は県が給与を負担するようにはならないの か。 ④土砂災害警戒区域の調査が回覧板で回っていたが、調査方法は回覧板でよいのか。住 民説明会などを開催すべきでは。危険な区域があるので、きちんと把握してもらいたい。 ⑤進出企業に対する他にはない優遇策を取り入れるなど、企業誘致を積極的にしてもら いたい。 ⑥中町北小学校には3つのき(植木、歌舞伎、鼓笛)があり、先生が異動で行きたくな い学校と聞くが。 ⑦若い人が議員になりやすいようにと議員報酬のアップがされたと聞くが、夜間に議会 を開くなど本当に若い人たちが政治に参加できるような仕組みを考えたほうがよいので は。 A→ ①財政力優先の論壇が多いなか、内橋克人さんは違う視点で書かれていた。夕張市のよ うな事例に追い込んだのは国の責任であるという内容で、一つの見方である。財政状況 の説明をさせていただいたとおり、行財政改革に取り組んでいく。(町長) ②現在の正職員数は290人であるが、平成33年には210人にしていく計画である。 合併後に給与の見直しを行い、地域手当のカット、給与の4.7パーセント引き下げを 行った。管理職が多いのは年齢構成が高いからであるが、管理職の降格も実施している。 職員の士気を高めることも大事なので、なかなか難しい。理事のポストを置いたが、組 織の効率化を目指して設置している。(町長) ③県土木事務所へ町職員3人を派遣しており、うち2人は研修生として派遣。あとの1 人は県に給与を負担していただいている。(町長) ④土砂災害警戒区域の調査は兵庫県が実施しているもので、町の窓口は防災監である。 回覧板を使っての調査となり、申し訳なく思っている。平成12年に土砂災害防止法が 公布され、今回は土砂災害警戒区域を調査し、地形状態、警戒区域をマップにして皆さ んにお知らせしていく予定である。(建設課長) ⑤企業誘致については、産業振興課の企業立地室を中心に進めている。町内のどの場所 にどれくらいの広さの工場適地があるのかをまず把握するために、区長会に土地紹介を お願いしたいと考えている。把握したうえで、企業誘致のための営業活動を鋭意進めて いく。企業への助成策については考えていることがあり、6月10日に総務大臣と懇談 をするが、その場で町への支援を要望していきたい。(町長) ⑥北小学校には伝統の播州歌舞伎があり、各方面で紹介されたり、公演もしていただい ているので、指導の先生はなかなか大変である。しかし、教員が希望しない学校という ことはない。(学校教育課長) ⑦私からはコメントを控えさせていただく。(町長) ◆Q 福祉タクシー券は1回に1枚しか利用できないというのでは、利用者の立場を考えて いない。1年分の券を先に配っておられるが、なかなか全部を使いきれずに終わってし まう人が多い。1回の利用枚数はタクシー会社の判断に任せると担当課長が言われたの で、利用者のことを思い1回で数枚預かった。後日、役場に請求したが、請求額の半分 しか支払ってもらえなかった。このような行政のやり方で、本当によいのか。 A→福祉タクシー券は1回につき1枚の利用で、1カ月に4枚使用されるものとし、1 年分の52枚を最初にお配りしている。平成20年度からは金券に切り替えの方向で検 討させていただく。(健康福祉課長) A→福祉タクシー券は、初乗り運賃の助成制度として始まった。今言われたことは「ふ れあいとーく」でも聴かせていただいたが、金券にしたほうが使いやすいというご意見 もあるので、20年度から金券に切り替えの方向で検討させていただく。 タクシー会社に未払いの件については、本日は持ち帰らせていただき、後日対応させて いただく。(町長) ◆Q ①役場に提案制度はあるのか。 ②役場で人権学習はされているか。職員対象の人権学習の昨年度実施回数は。 ③古墳まつりは、今後、行政としてどうかかわるのか。 A→ ①住民の方からの提案制度は今はないが、検討に入っている。早くシステムをつくりた いと考えている。(企画情報課長) 町職員の提案制度はある。1年に1回、職場の希望調書と合わせて提案を受けるように している。(副町長) ②職員を対象にした人権学習会を実施しており、昨年度は1回開催した。また、町人権 啓発協議会の研修会や各地区の研修会にも一住民として参加してもらうよう呼びかけて いる。また、教員についても同様である。(社会教育課長) ③古墳まつりについてはむらづくり事業で取り組んでいただいており、助成金は今年度 で終わる。20年度からは町事業としてやってもらえないかと地元区長からお聴きして いるが、内部で検討をさせていただく。(副町長) ◆Q 朝の通勤時間帯は、高岸の信号のところで渋滞となる。牧野∼田野口∼東山のバイパ スが計画され、また高岸交差点から東山間で道路の計画もある。整備されると東山地内 の農道を通る自動車が一層増えると予想されるが、通学路にもなっているので、子ども の安全対策をお願いしたい。 A→中町西線については、ほぼ用地買収は済んでおり、19年度に埋蔵文化財調査を予 定している。西線を整備し、最終的に東線とつなぐ計画であるが、一部用地買収が済ん でいない。ご指摘のとおりバイパスが整備されると農道を通行する自動車が増え、危険 もそれだけ増すと予想されるので、歩道設置も含めて考えていきたい。また、高岸交差 点をはじめ国道部分については、多可土木事務所と調整していく。方向性を出すまでし ばらく時間をいただきたい。(建設課長) ◆Q これまでは学校園から直接、業者にお話をいただき、植木剪定の仕事をさせていただ いてきた。金額に合わない仕事もあったが、学校のことなので協力させていただいてき た。また、西脇多可の造園組合で学校園の植木剪定ボランティアもさせていただいてき た。ところが、平成18年度から学校の剪定業務は入札に切り替えられた。このような 方法をとられると、長く続いてきたボランティア活動がなくなってしまうかもしれない。 誰が入札に切り替えたのか。 A→造園組合の皆さんにはボランティア活動を長きに渡り行っていただいており、また 仕事についてもご無理を聞いていただき、本当に感謝している。入札になった経緯など を調べ、後日、返事をさせていただく。(副町長)
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