附帯控訴状 - 大阪経済大学パワハラ訴訟

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附
訴
控
帯
状
平成
大 阪 高 等 裁 判 所
第
14民 事部
27年
1月
15日
御 中
附帯 控訴人 ら (被 控 訴人 ら
,
第一審被告 ら)訴 訟代理人
弁 護 士
俵
(主 任 )弁 護 士
寺
内
正
市
則
雄
別紙 当事者 目録 記載 の とお り
当事者 の 表示
地位 確認 等請 求附帯控 訴 事件
4,
0 0
貼用 印紙額
300,
0 5
訴訟 物 の価 額
0円
0円
上記当事者間の大阪高等裁判所平成 26年
(ネ )第
2955号 地位確認等請求控訴
事件について,被 控訴人学校法人大阪経済大学 ,同 井形浩治 (附 帯控訴人 ら)は 上記
控訴 に附帯 して,同 控訴事件 の第一審大阪地方裁判所平成 25年
地位確認等請求事件 につ いて,同 裁判所が平成 26年 9月
(ワ
)第 5815号
30日 に言 い渡 した判決に
対 し控訴す る。
原 判
決 の 表 示
主
1
文
被 告 大学及 び被 告 井 形 は ,原 告 に対 し,連 帯 して 30万 円及 び 平成
日か ら支払済み まで年 5分 の割合 に よる金員 を支払 え。
-1-
25年 7月
4
原告 の被告大学及 び被告井形 に対するそ の余 の主位的請 求及び予備的請求をい
「する。
ずれ も棄去
3
「す る。
原告 の被告池島に対す る主位的請 求及び予備的請求をいずれ も棄去
4
訴訟費用は これを 50分 し,そ の 1を 被告 大学及 び被告井形が負担す ることとし
,
その余は原告 が負担す ることとする。
この判決 は,第 1項 に限 り,仮 に執行する ことがで きる。
附 帯 控 訴 の 趣 旨
1
2
原 判 決 中,附 帯控訴 人 らの 敗 訴 部分 を取 り消す。
「す
上 記 取 消 にかか る附 帯被 控 訴 人 の 附帯控 訴 人 らに対 す る請 求 を い ず れ も棄 去
る。
3
訴訟 費用 は ,第 1・ 2審 とも附帯被控訴人 の負担 とす る。
との判 決 を求 め る。
附 帯 控 訴 の 理 由
附帯被 控訴人 は ,原 判決 の うち ,そ の敗訴 した部分 につ い て控訴 を提 起 し,現 在
御庁 第
14民 事部 に 平 成 26年
(ネ
)第 2955事
件 と して係 属 してい る。
原 判 決 は ,① 「誰 を特任 教 員 に任 用す るか とい うこ とは ,被 告 大学 にお い ていか
な る研 究 を行 い ,学 生 にいか な る教 育 を行 つ て い くか とい うこ とと密 接 に 関 わ る事
項 で あ り,学 部長 の一 存 で 判 断す べ き もので は な く,学 部全 体 あ るい は被 告大学全
体 で 判 断す べ き もの で ある こ とか らすれ ば ,現 行規 定 に授 業 担 当計画 につ いて学部
長 と対 象者 との 協議 が ま とま らなか った場 合 には授 業担 当計画 を提 出 しない こ と
とす る 旨の規 定 が な い 以 上 ,学 部長 は ,特 任 教 員 の任 用 申請 手続 を進 めな けれ ばな
らず (授 業担 当計画 を推薦委 員会 に提 出す る。)(下 線 部 は本件 にお い て 重要 な箇
所 と して代理 人 が記 入 。以 下 ,同 じ),協 議 が ま とま らなか っ た こ とは ,そ の理 由
も含 めて ,手 続 の 各 段 階 にお け る考慮要 素 とす べ きで あ る と解 す るのが 相 当で あ
る。」,② 「被告井形 の勧 めを受けても,特 任教員へ の任用 申請 を取 り下げない意
向を明確 に示 していた もので ある。そ うすると,学 部長 であった被告井形 としては
,
対象者 である原告 との協議 がまとま らなかつた ことを前提 に,学 部長 として原告 の
授業担当計画を特任教員推薦委員会 に提出 し,手 続 を進めなければならなかったと
-2-
こ ろ,被 告井形 は ,書 類 の 不備 が あ る との判 断 を し,そ の 結 果 ,原 告 の特任 教員 ヘ
の任 用 申請 手続 が進 め られ なか っ た こ とにな るが ,か か る被 告井形 の行 為 は ,現 行
規 定 下 にお け る特 任 教 員 の任 用 申請 手続 の 理 解 を誤 つ た も の とい うほか な い 。 」
③ 「上 記 の とお り,被 告井形 が 特任 教員 の任 用 申請 手続 の 理 解 を誤 り,そ の結果
,
,
原 告 が ,特 任 教員 の任 用 申請 につ いて ,特 任 教員推薦委員会 等 の審 理 を受 け る機 会
を奪 われ る こ ととな っ た こ とか らすれ ば ,被 告井形 には ,原 告 の特任 教員 へ の任 用
申請 手続 の 取扱 い にお いて ,過 失 が あ った とい わ ざるを得 ず ,被 告井形 の行為 は不
法行為 に 当た る と認 め られ る。 」 と認 定 した 。
3
しか し,前 記① の 下線部 の 点 は認 める と して も,附 帯控 訴 人井形 が② の 下線 部 の
点 は ,書 類 の不備 が あ る と判 断 を しつつ ,事 態 を穏便 に進 め るた め 、前例 に依 拠 し
て 特任 教員採 用希 望者 で あ る附帯 被控訴人 に説得 を試 み た が 同人 は これ に肯 ぜ ず
,
己む な く推薦委員会 の 委員 長 に相 談 してい る ので ,こ の 時点 で 附帯控訴 人井形 は学
部長 と して推薦 委員 会 に授 業担 当計画 を提 出 した もの と評 価 す べ きで あ り,原 判決
は この 点 ,重 大 な事 実 誤認 ,法 的評価 を誤 つてい る とい わ な けれ ばな らな い。また
仮 に百 歩譲 つ て ,授 業 担 当計 画 が提 出 され て い な い と して も,本 件 にお いて 附帯控
訴 人 井 形 が 同計画 書 の 提 出 が あ つ た と して も控訴 人 が 推 薦 委員 会 で推 薦 され る蓋
然性 が皆無 に近かつたことを考慮すれば③ の審理を受ける機会を奪われることと
なったとまでは言 えず ,附 帯控訴人 らに過失を認めたのは重大な判断 ミスである。
よって,附 帯控訴 の趣旨の通 りの判決を求 める次第である。
以
-3-
上
当 事 者
〒53卜 8533
〒5338533
目 録
大阪 市東淀 川 区大 隅 2丁 目 2番
8号
附帯控訴 人 (一 審被 告 )
学校法人
代表者 理事 長
佐
藤
武
司
│1区 大隅 2丁 目 2番 8号
大阪市東淀り
附帯控訴人 (一 審被告)
〒533-0033
大 阪 経 済 大 学
井
大 阪 市東淀 川 区東 中島 1丁 目 21番
俵 ビル 2階
俵
形
浩
治
33号
法律 事務 所 (送 達場所 )
附帯 控訴人 ら訴 訟代理人
弁護 士
俵
(主 任 )弁 護 士
寺
TEL
〒634‐ 0805
06-6323-6700
内
正
市
則
雄
FAX
06-6323-5510
吉
井
奈良県橿原市地黄町 172-2
附帯被控訴人
)
(一 審原告
-4-
康
雄