本校では、平成20年度から5年間にわたり、「授業改善・分かって動ける授業づくり」をテーマに 授業における支援を人的支援に頼るのではなく、「物」「環境」などの物理的支援を充実させることで、 児童生徒の自立的、主体的な参加を促す授業づくりに取り組んできました。この実践をさらに発展させ るため、平成25年度から3年次計画でテーマを「分かって動ける授業づくり~キャリア教育の視点か ら~」とし、児童生徒のキャリア発達(はまゆう版4つの力「つながる・くらす・あそぶ・はたらく」) に重点を置いた授業実践に取り組んでいるところです。 まだ研修の途上ではありますが、本実践報告会の研究授業、研究協議等を通して、御参加いただいた 皆様方と積極的に意見交換を行い、児童生徒の豊かなキャリア発達を目指す授業づくりについて考える 機会にしたいと願っております。 何かと御多用のことと存じますが、多くの方々に御来校いただき、御指導賜りますよう御案内申しあ げます。 和歌山県立はまゆう支援学校 校長 ◆期 日 平成27年2月10日(火) ◆会 場 和歌山県立はまゆう支援学校 〒649-2102 和歌山県西牟婁郡上富田町岩田 2150 TEL.0739-47-2115 FAX.0739-47-2620 http://www.hamayuu-sh.wakayama-c.ed.jp/ 川口 則光 日程 時 間 内 容 場 所 9:10 ~ 9:40 受付 手荷物の管理 事務室前玄関 図書室 9:40 ~ 9:55 校内見学等 校内 10:00 ~ 10:45 10:50 ~ 11:35 研究授業Ⅰ 小学部①「あそび」 公開授業 小学部②③「あそび」 研究授業Ⅱ 研究授業Ⅲ 中学部①「国語」 高等部①「数学」 中学部②~⑥「国語・数学」 高等部②~⑪「数学・自立活動」 公開授業 各教室・施設 各教室・施設 11:40 ~ 13:00 昼食 校内見学 音楽室 校内 13:00 ~ 13:20 全体会① 13:20 ~ 13:30 休憩 13:30 ~ 15:50 全体会② ◆小学部研究協議 ◆中学部研究協議 ◆高等部研究協議 各学部の研究協議 1.2年間の研修経過と授業説明(15分) 体育館 2.質疑応答、研究協議 (15分) 3.藤原先生の指導・助言 (10分) 15:50 ~ 16:20 総括(30分) 講師:藤原義博先生 (創価大学 教育学部 16:20 ~ 16:30 閉会式 校長挨拶、講師紹介 研修概要説明 教授) 研究授業・公開授業 小学部 授業番号 研究授業Ⅰ 公開授業(10:00~10:45) 授業・単元名 小② 小③ 学年・グループ 授業者 ○川本 谷口 大畑 みんなが楽しめる、みんなで遊べる遊びにチャレンジ!ルールを知り、 「自分で」 田中哲 または「友だちと」参加できることを常に願っています。子どもたち自らが、お互 前田美 いにつながり合って遊べる授業を目指しています。みんなで思いっきり走り回って、 森本 体を動かしましょう! ○西岡 出羽 あそび「忍者になろう」 3・4年生(14名) 井上 音窪 忍者になるためにいろいろな修行に取り組む3・4年生14名。支援ツールを手 三原 堀 がかりにグループごとに友だちと関わりながら修行に取り組みます。自分たちの活 林 動を視覚的にふり返る評価を大切にし、 「できた」喜びを実感できる授業を目指しま す。 ○髙木 中井 あそび「はまゆうランドに行こう」 5・6年生(14名) 中家 出口 中西久 原 「はまゆうランド」と題して、さまざまなアトラクションに挑戦していきます。 硲間 那須 友だちと協力して取り組み、自分なりにあそびを発展させられる環境づくりを工夫 しました。 あそび「みんなであそぼう!」 小① 研究授業 ○は授業責任者 1・2年生(10名) 中学部 研究授業Ⅱ 授業番号 公開授業(10:50~11:35) 授業・単元名 国語「すきなもの、おしえて!」 中① 研究授業 B2グループ(6名) Cグループ ○前田有 藤原 山本 佐々木 田中浩 根木 ○東海 遠藤 ○福田 依岡 (7名) Dグループ (6名) クイズゲームの中で、話したり、聞いたり、質問したり、応答したりする活動を行い ます。聞き手と話し手の両方を経験することで、 「話す」 「聞く」 「伝え合う」力を高める ことを目指します。 国語「わかりやすく話そう」 中⑥ (8名) 支援ツールの工夫、授業改善を行いながら支払いの手順を理解し、主体的に活動に取 り組むことにより買い物に出掛けた際に一人で支払いができることを目標にしていま す。 国語「スリーヒントクイズをしよう」 中⑤ Aグループ 買い物での一連の流れ(レジに並ぶ・お金を支払う・おつりをもらって財布に戻す) を理解し、生活でいかすことを目指します。 数学「買い物にいこう」 中④ ○坂本 田中沙 B1グループ(5名) 生徒が役割を分担して食器を配り、 「パーティー」の準備をしていきます。 授業の狙いとしては、自分の役割の理解や一対一対応の定着などです。また、給食の準 備など、普段の学校生活の中でも般化させることを目指します。 数学「お金を払おう」 中③ 授業者 友だちへのインタビューに取り組みます。情緒面や語彙の獲得、友だちとの関わり方 に課題が見られる生徒たちが、支援ツールを活用しながらルールやマナーなどを意識し、 友だちとのコミュニケーションを楽しみます。 ことば・かず「みんなでパーティー Ver.2」 中② 学年・グループ Eグループ ○寺井 和田 澤邉 ○清水 山田 (8名) 言葉や絵カードで教える(教示) 、見て学ぶ(モデリング) 、やってみる(リハーサル)、 振り返る(フィードバック)の指導技法を用い、体験を通してソーシャルスキルが身に つくよう、支援内容を工夫し、環境を整備しました。 ○は授業責任者 高等部 授業番号 研究授業Ⅲ 公開授業(10:50~11:35) 授業・単元名 数学「長さをはかろう」 高① 研究授業 2年生3・4班(7名) 2学期から、手作りのものさしやメジャーを使い、身近なものの長さをはかる学習を 重ねてきました。今回はその学習を通してペア活動を取り入れ、自分の役割を果たし協 力しながら、長さをはかる学習をより深めていきたいです。 数学「1 人で買い物できるもん」 高② 学年・グループ 1年生3班 ○福本 堀口 西尾 ○谷地 中本 「自分の好きなものを買うことができる」という活動を通して、金銭の価値や意味を 知り、働くことの意義を理解してもらいたいと考えています。生徒が意欲的に活動でき るよう教材にも工夫を凝らし、多くの参加機会が存在する授業を目指しています。 数学「表とグラフ~みんなの好きな○○をしらべよう」 1年生4班 高③ (4名) 授業者 (5名) アンケートをとって、それを表にまとめてグラフで表します。それが全体の傾向をつ かむのには便利であると気づくことが目標です。キャリア教育の視点からは、自分とみ んなの興味や関心の違いを知ることを大事にしていきたいと考えています。 ○中前 大西 1年生5・6班B(11 名) ○小山 辻 数学「買い物学習をしよう」 高④ 将来の社会参加に向けて、お金の価値観や扱い方を身につけることは、大切であると 考えます。模擬店での学習をとおして、経験を積み、実際の買い物学習に生かせていき たいと思います。 1年生5・6班A(10 名) ○溝口 前田 行森 金銭学習を通して、お金の様々な使い方を学ぶことを目標に取り組んでいます。調理 数学「目指せ、買い物名人!」 高⑤ 実習を重ね、買い物する経験を積む中で、献立から調理まで生徒同士でやりとりしなが ら学び合う機会を設定していきたいです。 数学「4つの角をよく見てなかまわけしよう」 高⑥ 2年生5・6班B(8名) ○中西佐 片倉 本単元は、これまであまり意識しなかった図形の構成要素(面、辺、頂点、角)に目 を向けさせ、図形を分解したり構成したりする活動を通して、図形に親しみ豊かな感覚 を育て四角形、三角形の概念をはっきりさせていきます。 2年生5・6班A(10 名) ○田村 坂井 福永 お店を出すにあたっての研修を行います。研修内容は接客・レシートの書き方等各ブ 数学「お店を出そう ~新人研修をうけよう~」 高⑦ ースに分かれて行います。道具を使った研修の振り返りや、話し合いによる接客の改善 に注目です。 数学「探検~僕の町~お金を持ってでかけよう」 高⑧ ○山﨑 石橋 (7名) ○長野 捻金 3年生5・6班(13 名) 文章問題をグループで考え発表します。仕事や日常生活において問題を解決する方法 や解釈、計算等をグループで討論します。社会で必要とされるソーシャルスキルの観点 を取り入れ、絵カードや写真カード、動画を見ながらイメージをもち、見通しをもった 行動や計算を考えさせています。 自立活動「からだの動きを通した学習」 高⑪ 3年生4班 バスや電車の出発時間、公共交通に乗っている時間の計算や、到着時間を時刻表から 読み取りプリントにまとめます。また、実際に公共交通が利用できることを目標として います。 数学「日常生活での計算」 高⑩ ○大場 田端 (6名) 地域にある身近なお店などを題材に、買い物学習ロールプレイを行い、金銭管理や一 人で買い物をできる力、社会に参画する力を育てます。自分たちでショッピングをイメ ージし、主体的に授業参加する集団授業、個に応じた課題設定、支援ツールの活用がポ イントです。 数学「時刻表を読み取り公共交通が利用できるようになろう」 高⑨ 3年生3班 1 ~3年 生1 ・2班 (5 名) 日常生活で行う単純な身体の動きを持続して行えるように取り組んでいます。 また、掃除やランニングなどの準備や片づけを主体的に行えるような活動も取り入れて います。 ○横出 吉田 楠川 稲葉 ○は授業責任者 総括(15:50~16:20) 研究協議指導助言者 講師 藤原義博先生 (創価大学 教育学部 教授) 参加申し込み方法 ◆申込書に所属、氏名、駐車場利用の有無等を明記の上、FAXもしくは郵送にてお申し込みください。 Eメールでの申し込みは御遠慮ください。 ◆申し込み締め切りは 平成27年1月15日(木) 必着です。 申し込みFAX番号 0739-47-2620 お問い合わせ先 和歌山県立 はまゆう支援学校 担当 大畑紗千 小川雅広 〒649-2102 和歌山県西牟婁郡上富田町岩田 2150 TEL 0739-47-2115 その他 ◆昼食は各自で御用意ください。近隣にレストランが少なく、お弁当の御持参をお勧めします。 ◆公共交通でのアクセスが悪く、御不便をおかけします。当日は、駐車場を御用意していますが、 限りがございますので、乗り合わせていただきますようお願いします。 会場のご案内 <タクシー> ◆JR紀伊田辺駅、白浜駅より約10㎞(約20分) ◆JR朝来駅(特急不停車駅)より約4㎞(約6分) <バス> ◆JR紀伊田辺駅より約20分、JR朝来駅より約6分 紀伊岩田バス停下車 徒歩 約10分 <自家用車> ◆阪和自動車道田辺インターより約20分 FAX連絡書 件名: 本票のみ送信して下さい。 和歌山県立はまゆう支援学校 公開実践報告会 [2月10日(火)] 参加申し込みについて 氏名 職名 氏名 職名 氏名 職名 氏名 職名 氏名 職名 参加者氏名 計 名 駐車場の利用 無し ・ 有り ( 台 ) 駐車場利用 (※駐車台数に限りがあります。乗り合わせてお越しください。) 所 属 名 〒 連 絡 先 (住所) TEL( ) FAX ( ) その他 通信欄 申し込み確認の返信FAXが必要な方はお伝えくだ さい。 申し込みFAX番号 0739-47-2620 申し込み締め切り 平成27年1月15日(木)必着 お問い合わせ 和歌山県立 はまゆう支援学校 担当 大畑紗千 小川雅広 〒649-2102 和歌山県西牟婁郡上富田町岩田2150 ℡ 0739-47-2115
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