どんな水があるの?

どんな水があるの?
■近年、水を購入し、利用する人の数は急激に増加しています。
では、
ミネラルウォーターとよく耳にしますが、
どのような水のことを言うのでしょうか。
水の種類とその特長
飲料水にはさまざまな種類があります。日本ミネラルウォーター協会によると、現在流通しているミネラルウォー
ターは約1000銘柄にものぼるということです。
日本では、農林水産省が「ミネラルウォーター類(容器入り飲料水)の品質表示ガイドライン」を制定し、
「ミネラル
ウォーター類」を4つに分類しています。
ナチュラルウォーター
特定の水源から採取された地下水。濾過・沈殿・加熱殺菌以外の処理をしていません。
ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち地中でミネラル分が溶解した地下水。濾過・沈殿・加熱殺
菌以外の処理をしていません。
ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターと同じ地下水に濾過・沈殿・加熱処理の他、
オゾン殺菌
・紫外線殺菌・ミネラル分調整・ブレンド・曝気等を行ったものです。
ボトルドウォーター
地下水以外の水、
あるいは地下水でも成分を大きく変化させる処理を行ったもの。処
理方法に限定はありません。
ミネラルウォーターには、
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分
です。
(無機塩類)が含まれています。
この量を表すのに使われる指標が
「硬度」
軟水
硬水
この硬度を基準にして、
●硬度が一定基準よりも低いもの
(=ミネラル分が少ない)
●硬度が一定基準よりも高いもの
(=ミネラル分が多い)
…………軟水
……………硬水
【硬度とは?】硬度=(カルシウム濃度㎎/ℓ×2.5)+(マグネシウム濃度㎎/ℓ×4.1)
水に含まれるカルシウム濃度およびマグネシウム濃度で表わされる指標で、
Ca
Mg
Ca
Mg
Mg
Ca
Mg
算出基準は国により異なります。 ※上記は日本での算出基準になります。
軟水の特長
0∼100㎎/ℓ以下
硬水の特長
301㎎/ℓ以上
中硬水の特長
101㎎/ℓ以上∼300㎎/ℓ以下
特 徴: 日本人になじみのある水、
のどごしがやわらかくさわやか
用 途: 和風料理、緑茶
特 徴: 欧米のナチュラルミネラルウォーター
用 途: スポーツ後のミネラル補給
特 徴: 軟水と硬水の間の性質を持ち、
適度な量のミネラルを補給できる水。
用 途: スジ肉の煮込みなどの西洋風料理、
エスプレッソ
夏は他の季節に比べて汗をたくさんかきます。暑い時に汗
をかくのは体温を下げるためなので、仕方ありません。汗をか
いて体内の水が不足すると体温が上昇し、のどが渇き、脱水症
状に陥る可能性が高くなります。
定 期 的 に水 分を摂 取しましょう!
参照:SUNTORYホームページ
管理栄養士:菊地恵観子