質量スペクトルの例 ミリMS (exact mass, monoisotopic mass) M 分子イオン 酢酸 高分解能の装置では,m/zを 0.001の精度で測定できるので M‒15 78.0470(12C61H6)と 78.0344(12C51H414N)が 区別できる. フラグメントイオン 1H 12C M+1 同位体ピーク 同位体組成 M 1H 99.8% 12C 98.9 14N 99.6 16O 99.8 32S 95.0 35Cl 75.5 79Br 50.5 M+1 2H 0.015 13C 1.1 15N 0.4 M+2 14N 1.007825 12.000000 14.00307 構造決定においては, 分子イオンか否かを 判別するのが,最大の問題 18O 0.2 34S 4.2 37Cl 24.5 81Br 49.5 S, Cl, Brを含む化合物は, 特徴的な同位体ピークを示す. 赤外線吸収スペクトル 分子は,骨格を変形させながら振動している H2Oの基準振動とIRスペクトル O 対称伸縮 H H O H H 変角振動 逆対称伸縮 3n-6個の様式で運動している (基準振動) 対応 3n-6個の赤外吸収が存在する H2Oは,3原子分子なので 3×3-6=3個の 基準振動がある. 直線分子では,3n-5個になる. NMRスペクトルを解析する上で重要な3つの情報 (化学シフト,スピン結合,積分値) 1H NMR 測定溶媒 CDCl3 (重水素化溶媒を使用する) スピン結合 (カップリング) 隣りにあるHの 数がわかる. N+1に分裂 積分値(各吸収の面積)は,Hの数に比例
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