ジュースの飲みすぎに注意しよう! ビタミンC

笠間市立友部中学校
平成26年度7月号
暑い夏を元気に乗り切るためには,1日3食しっかり食べること,様々な食材をバ
ランスよく食べることが大切になります。とくに,今の時期が旬の夏野菜には,暑い夏
を元気に乗り切るための栄養が豊富に含まれています。
☆食物繊維
暑さが厳しくなる時季を元気に過ごすためには,こまめな水分補給が大切です。「のどが渇いた」と
感じる時には,すでに脱水が始まっています。とくに,運動中には汗をかくことで体内から多くの水分
が失われます。熱中症を予防するためにも,少しずつ,こまめに水分補給をすることが重要です。
食物繊維には,不溶性と水溶性の 2 種類があります。
◎不溶性食物繊維
野菜や穀類,豆類に多く含まれています。不溶性食物繊維は,腸内の善玉菌を増
やし,お腹の調子を整える働きがあります。
どうして水分補給が必要なのでしょう?
私たちの体の65~70%は水分であり,生命を維持するためになくてはならない存
在です。体内の水分は,体温調節を行うだけでなく,体のすみずみまで栄養を運ぶため
に必要な血液や細胞を維持するなど,とても重要な役割を果たしています。
◎水溶性食物繊維
果物や海藻に多く含まれています。水溶性食物繊維は,粘度が高く,消化に時
間がかかります。そのため,血糖値の上昇を抑え,糖尿病の予防にも効果があり
ます。
☆ビタミンB1
スポーツ時には・・・
今の時期,室内外問わず運動を行うと,大量の汗をかき
ます。この時,こまめに水分補給を行っていないと,熱中
症を誘発してしまいます。汗から失った塩分などのミネラ
ルを補給するために,スポーツドリンクは適していますが,
糖分も多く含まれているので飲みすぎには注意が必要で
す。
☆ビタミンC
豚肉やうなぎに多く含まれます。ビ
ピーマン,ししとうがらし,ゴ
タミンB1が不足すると,体内に疲労
ーヤ,アセロラ,キウイフルーツ
物質がたまり,疲れやすくなります。
などに豊富に含まれます。ビタミ
また,脳や神経がうまく働かなくな
ン C は,白血球の働きを強化し,
るため,イライラします。
免疫力を高めます。また,銅や鉄
分の吸収を促し,赤血球の合成を
☆カロテン
促す働き,ストレスから体を守る
かぼちゃ,ピーマン,トマトに多く
働き,しみやそばかすのもとにな
ジュースの飲みすぎに注意しよう!
含まれます。カロテンには,抗酸化作
るメラニン色素の生成を抑制する
暑い日は,ペットボトル入りの清涼飲料水を何回も飲んでし
まうことがありませんか。しかし,これを毎日続けていると,
たくさんの糖分を摂ってしまうことになります。
ジュースなどを飲む際には,ペットボトルから直接飲むので
はなく,コップなどに入れて飲むようにすると,自分が飲んだ
量が目で確認できるため,飲みすぎを防止することが出来ます。
用があり,がんを予防する働きがあり
働きがあります。
ます。また,目の粘膜の乾燥を防ぎ,
目の健康を維持する働きがあります。
推奨される野菜の摂取量は,小学生が300g/日,
中学生・大人が350g/日です。7 月は上記に示した
ような栄養たっぷりの野菜が数多く採れる季節です。
小・中学生の1日にとって良い砂糖の量は,約 20g)
(角砂糖
旬の食材は比較的安価に手が入るだけでなく,栄養価
4個分)です。しかし,炭酸飲料や清涼飲料水には,コップ1杯
も高いので,給食でも毎日のように使用しています。ぜ
(200ml)で約 20g含まれているので注意が必要です!
ひご家庭でも食卓に並べてみてはいかがでしょう。