水を掛け合い、響く子どもたちの歓声 先生を夢見る 2 人の実習生

響流の森
だより
(園長室だより)
水を掛け合い、響く子どもたちの歓声
初夏を迎えましたが、九州・西日本を中心に、
連日のまとまった雨のために、本格的な夏の暑さ
を迎えるまでには至っていません。それでも、夏
本番に備え、幼稚園では13日に、
「らいおん組」
のお父様方にプールを組み立てていただきまし
た。そして、下旬の気温が高くなった日からプー
ルの使用を始めました。
プールの使用は、子どもたちにとって楽しい活
動である反面、間違えると命に関わることでもあ
りますので、安全には十分に気を付け、万全の態
勢で臨むようにしています。基本的には、
気温 + 水温 > 50℃ になれば、利用で
きるようにしています。気温が高くても水温が低
く風も吹くと、気化熱を奪われますので、体感温
度も低くなり、風邪を引きやすくなりますので、
温度差にも気を付けるようにしています。
プールの日には、子どもたちの歓声が園庭にこ
だまします。年少さんはもちろんのこと、年長さ
んにとっても、初めは、水に慣れさせるために、
足首くらいの深さです。それでも、お互いに背中
やお腹に水を掛け合いするたびに、キャー、キャ
ーと黄色い(?)声が上がります。あまりの子ど
もたちの喜ぶ顔を見ていると、つい、見ている方
も子どもたちに水をかけたくなります。その分、
子どもたちからの逆襲に遇い、避け損なうと、洋
服がびっしょりになります。今のところ上手に避
けています。
子どもたちは、先生の指示をよく守り、みんな
で揃ってワニ泳ぎや、プールの周りを回っての渦
巻き作りなどを楽しんでいます。職員は、全ての
子どもたちが水を怖がらずに、水に慣れ親しむよ
うに、水鉄砲やボールなどを準備しています。水
に慣れてくると、水深を膝の高さぐらいまでにす
る予定ですから、プールの楽しさを味わってほし
いと思っています。せっかくの楽しいプールの日
ですから、子どもたちの体調管理と水着やプール
キャップの確認をお願いします。
平成 27 年 7 月 1 日
附 属 幼 稚 園
第 6 号
発 行 者
八谷俊一郎
先生を夢見る 2 人の実習生
人間科学部幼児教育コースの2人が、6月 1 日か
ら28日までの4週間の教育実習を終えました。短
期大学部の附属ということで、これまでに多くの実
習生を受け入れてきましたが、今年度から短期大学
部幼児教育学科の募集が停止されることに伴い、昨
年度から、4年生の学生の実習を受け入れていま
す。かつての短期大学部の学生でも4年制大学の学
生でも、幼稚園の教員になりたいという目標を明確
に持っている学生は、教育実習も熱心です。実習生
を指導する担任も、本物の先生になって欲しいとい
う強い思いから、懇切丁寧な指導を連日行ってきま
した。実習生は、子どもたちから「先生、先生」と
慕われ、一段と教師になりたいという気持ちが強く
なったようです。
【案浦 瑞夏先生】(あんのうら みずか)
○うめ組、きりん組での実習
20 日間ありがとうございました。筑女幼稚園の子
ども達は、いつも元気いっぱいで、遊びを通して私
が知らないことを子ども達から教えてもらうこと
が多く、一緒に驚きや喜びの気持ちを沢山感じるこ
とができて、と
ても充実した実
習を送ることが
できました。こ
の実習で学んだ
ことを糧に、幼
稚園の先生にな
れるように頑張
りたいと思いました。
【坂本 晴菜先生】(さかもと はるな)
○ゆり組、さくら組での実習
今回、ゆり組さんとさくら組さんに2週間ずつ入
らせていただきました。はるな先生と呼んでもらえ
る嬉しさや、子どもの成長を目の前で感じて一緒に
喜べる嬉しさなどたくさんのことを子どもたちや
先生方から教えていただいて、改めて先生になりた
いと思えた実習でした。失敗することや悩むことも
あったけれど、子どもたちや先生方、そして保護者
の方々からも
励ましていた
だき頑張るこ
とができまし
た。本当にあ
りがとうござ
いました。