授業科目名 : 生活過程を整える 看護技術Ⅱ 単位/時間 : 2単位/45時間 対象/開講 : 15KF/後期 担当教員 : 山口 由子、久保 典子 教育目標との関連: ○該当する ◎特に該当する 1.人間愛を深 め、生命の尊厳 と人間性の尊重 を基調とし、調 和の取れた社会 人としての成長 をめざす 2.看護に関 する理論およ び技術を学 び、看護実践 の基礎的能力 を身につける 3.主体的に 学習を継続 し、問題意識 を持って探求 する姿勢を身 につける 4.保健医療 福祉における 看護の機能と 社会的役割を 認識する 5.保健医療 福祉のなかで 生じる問題を 理解し、倫理 的道徳的に対 処する能力を 身につける 6.関連諸科 学を統合して 人間理解を深 め、看護観の 確立をめざす ○ ◎ ◎ ○ ○ ◎ 岩屋 裕美、千葉 美果 端山 淳子 Ⅰ 授業概要: 生活過程を整える看護技術Ⅰにひき続き、人間がその人らしく生きるために、援助を必要としている人の生 活を整え、その人の持てる力を発揮できるよう支援する。 この科目では、身体の清潔、栄養と食生活、排泄など生活過程を整えるための基本的な技術を既習の知識と 技術を活用しながら、理論と実践を統合し学習する。単に方法を学ぶのではなく、人間の生活行動と関連付け て考え、根拠に基づいた援助方法を習得する。演習では、援助における対象者と看護師の役割を体験し、互い の学びを共有し学習を発展させていく。 Ⅱ 学習の到達目標: 1. 身体の清潔の意義と基礎知識を理解し、援助方法を習得できる。 2. 栄養と食生活の意義と基礎知識を理解し、食事援助の方法を習得できる。 3.排泄の意義と基礎知識を理解し、援助方法を習得できる。 Ⅲ 成績評価の方法: 定期試験(70%)、出席率・演習への取り組み・課題レポート(30%)など総合的に評価する。 Ⅳ 準備学習等(予習、復習、留意事項): 演習に積極的に参加するためには、参考書・視聴覚教材等を活用して手順書を作成するなど、事前学習を行 うことは必須である。また、演習の事後学習課題は、指示された期日やレポートの体裁を守って提出するこ と。レポートの作成にあたっては、レポートの書き方の手本となる参考書や辞書を活用して、レポートにふさ わしい文体や表現で記載することと、誤字が無いように課題を仕上げることを心掛けてほしい。 Ⅴ 教科書: 任和子他『系統看護学講座 専門分野Ⅰ 基礎看護技術Ⅱ 基礎看護学【3】』医学書院、2015年版 医療情報科学研究所編集 『看護技術がみえるvol.2 臨床看護技術第1版』メディックメディア 吉田みつ子・本庄恵子監修 『写真でわかる基礎看護技術』インターメディカ、2012版 Ⅵ 参考文献、その他の教材: その都度提示する。 Ⅶ その他: 看護実践能力を身につけるためには、問題意識をもって授業に臨み、主体的に学習することが求められる。 学習方法として講義・演習・DVDまたはVTRの視聴があるが、技術演習においては原理・原則を踏まえ、科学的 根拠を考えながら、対象の安全と安楽を最優先に取り組むことが大切である。技術の習得には日頃の繰り返し の練習が効果的であるため、実習室での自己練習を積極的に行ってほしい。 -28- 生活過程を整える看護技術Ⅱ Ⅷ 学習内容と配分: 回 月日 曜 時限 日 Ⅰ Ⅱ 内 容 演習項目 科目ガイダンス・ 演習レポート記述方法 授業 形態 (教室) 担当 教員 講義 山口 1 9/18 金 2 3 2 9/25 金 2 3 身体の清潔の意義 講義 山口 3 10/2 金 2 3 身体の清潔に関する基礎知識 講義 山口 4 10/9 金 2 3 身体の清潔が生体に及ぼす影響(1) 講義 山口 5 10/16 金 2 3 身体の清潔が生体に及ぼす影響(2) 講義 山口 6 10/21 水 2 3 清潔援助の実際 演習オリエンテーション 臥床患者の口腔ケア 7 10/23 金 2 3 ①手浴 8 10/28 水 2 3 ②足浴 清潔援助の実際 山口 久保 第3・4実習室 岩屋 端山 演習 9 10/30 金 2 3 ③陰部洗浄 右記の①~⑤の演習項目を 10 11/6 金 2 3 ローテーションして、グループ毎に 実施する 11 11/11 水 2 3 ④臥床患者の全身清拭 ⑤臥床患者の洗髪 12 11/13 金 2 3 13 11/18 水 2 3 栄養と食生活の意義・基礎知識 講義 山口 14 11/20 金 2 3 食生活の援助 講義 山口 山口 久保 第3・4実習室 岩屋 端山 演習 15 11/25 水 2 3 食事援助の実際 16 11/27 金 2 3 排泄の意義とメカニズム 講義 山口 17 12/2 水 2 3 排尿障害時の援助 講義 山口 18 12/4 金 2 3 排便障害時の援助 講義 山口 19 1/6 水 2 3 20 1/8 金 2 3 ①臥床患者の便器・尿器の 援助 排泄障害の援助の実際 ②浣腸、排便の援助 右記の①~③の演習項目を 21 1/14 木 3 4 ローテーションして、グループ毎に 実施する ③持続的導尿法 山口 久保 演習 岩屋 第3・4実習室 千葉 端山 22 1/15 金 2 3 23 1/20 水 2 3 まとめ 講義 -29- 山口
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