医療従事者の信頼のパートナーとして、 患者様の治療・QOLの向上に貢献します。 ビー・ブラウンエースクラップ株式会社 事業内容 医療機器の製造販売、修理および輸出入 所在地 〒113-0033 東京都文京区本郷2-38-16 企業URL http://www.bbraun.jp/ TEL 03-3814-2525 スパイン事業部 スパイン事業部では、 脊椎の手術に使われる、 背骨を固定するためのスクリュー、 人工骨などの体内に埋め込むインプラントや、 器械・ 鋼製小物類を取り扱っています。 日本人の実に8割以上が経験すると言われる 「腰痛」 は、 時に手足のしびれや麻痺も伴います。 通常、 そのような症状を訴える患者さんに対しては、 まずコルセットや薬物療法 (痛み止め) 、 安静などの保存療法がとられますが、 それでも 症状が改善されない場合、 外科的治療 (手術) が必要となります。 最近では、 「椎間板ヘルニア」 「 、腰部脊柱管狭窄症」 「 、すべり症」 など の病名も一般に知られるようになってきました。 スパイン製品は、 このような症例の外科的治療に役立っているのです。 HOT NEWS 2015.07 ホットニュース YOMIURI ONLINE に掲載した、弊社記事(バックナンバー)が閲覧いただけます。 ━━ スパイン(脊椎)の手術に至るまでには、色々な治療法の選択肢があるようですが。 マッサージや整体、鍼 、温熱療法や漢方などで実際に腰痛がよくなった、或いはよくなったと感じる方も大勢いらっしゃいます。それぞれの方に合う方 法で、痛みがとれて動けるようになるのであれば、それはその方に合った治療法なのだと思います。実際に手術が必要だとドクターが判断しても、様々な 選択肢があるが故に、必ずしも手術に結びつかないこともありますし、あるいは1つの疾患に対していくつもの手術法が存在することもあります。そういっ た意味で、スパイン分野の疾患は、ユニークだと言えるかも知れません。また、心因的要素が密接に関わっている疾患分野であることも事実であり、実際、 手術が決まっていたにもかかわらず、腰痛に効果があると勧められたサプリメントを信じて、手術を断った患者さんがいるという話があるほどです。 ━ 日本の市場や、日本の患者さんに特化して取り組んでいらっしゃることはありますか? 手術風景 1999年のスパイン事業部立ち上げ以来、ドイツで開発された製品を日本人向けに改良を施し、バージョンアップという形で日本市場に導入すること行っ てきました。そして最近では、大勢の日本人の先生方と、全国の営業所から募ったプロジェクトメンバー社員が協力し、日本人のアイディアをもとにドイツ 本社で一大主力製品を日本市場のために開発するというこれまで経験したことのないほどの大規模なプロジェクトが立ちあがり、今年無事完成させるこ とが出来ました。しかし、日本人の患者さんに合い、なおかつ日本人の医師が使いやすいインプラント・手術器具を製品化する道のりは、決して平坦なもの ではありませんでした。日本で徐々に広がりつつあった低侵襲手術向けインプラント・器械の市場に対し、当初の製品ラインアップでは将来競争し続けて いくことは難しいという判断から、日本向け新製品開発の必要性、根拠を、ドイツの開発/製造部門に根気強く訴え続け、何とかプロジェクトの承認を得 ました。その後の開発プロセスが、更に大きなチャレンジでした。このような開発プロジェクトの場合、通常、意見がまとまらなくなることを避けるため、開 発に携わっていただくドクターは2人∼3人に留めるのですが、今回は全国北から南まで、実に11名にものぼるスパインの低侵襲手術分野におけるエキス パートのドクターにご参加いただき、 『日本人医師、日本人患者さんに合った、市場で一番使いやすい、製品を開発すること』を目指しました。時間との勝負 イベント風景 もある中で、先生方の意見をまとめ、プロジェクトメンバー社員やドイツの開発部門と密にコミュニケーションをとりながら「製品」へ結実させた担当プロ ダクトマネージャーの苦労は、はたで見ていても本当に大変なものでした。3年に及ぶプロジェクトで、開発に取り組んで下さった先生方の熱意、プロジェク トメンバー社員が築いてきた先生方との信頼関係、ドイツ本社の継続的な協力、そのどれが欠けても製品は日の目を見なかったのではないでしょうか。 ━ スパイン事業部では、マーケティングと営業はどのように協働されていらっしゃるのですか。 マーケティングが立てた事業部の戦略がありますが、営業の立場からの意見も尊重して貰っています。わたしも、わたしの上司も、営業からマーケティングへ異動してきた人間なので、現場の苦労や臨場感 を忘れないようにしたいと思いながら日々仕事をしています。営業部と一緒に同行して、一緒に怒られることも、冷や汗をかくこともあります。 ━ スパイン事業部の特徴、或いは強みはどんなところにあるとお考えですか? 製品面から言えば、日本ではどのメーカーも持っていないような種類のインプラントを販売していたり、他メーカーにはない開発プロセスを経た製品をラ インアップしていたり、新しい製品の分野に一番最初に市場参入したりするなど、かなりパイオニア的な、市場をあっと驚かせるようなチャレンジの出来る 事業部ではないかと思っており、その点が大きな魅力だと感じています。組織的にも、対部下、同僚、上司という枠を超えたオープンなコミュニケーション が出来ており、とてもよい人間関係が築かれていると思います。わたしの上司が以前、 「マネージャーは部下の人生をしょっている」と言ったことがありま すが、それはマネージャーの立場となり、部下を持つようになった自分自身が肝に銘じていることでもあります。今現在、スパイン事業部は若手の社員が 多くを占めています。新卒で入った社員の皆が、着実に成長しているのを肌で感じますし、それによってわたしたちも成長出来ているように思います。 ━ 皆さんは、どんな時に仕事の「やりがい」を感じますか? 社内ミーティング風景 マネージャーとしては、部下が新規顧客を獲得したとか、目がキラキラしているのを見た時とか。自分自身としては、看護師さんから「あなたが来ると、雰囲気が変わりますよ、先生も元気になるみたい」と言 われたことがあり、そんな時は純粋に嬉しかったことを覚えています。自分がビー・ブラウンエースクラップ株式会社に入社したのは、世界で活躍できるビジネスパーソンになりたいという思いがあっったか らです。ただ、日々の営業の仕事に没頭する中で、外資系企業にいるという実感を抱くことは難しく、いつの間にかその気持ちを忘れてしまっていたように思います。入社4年目、毎年オーストリアで行われ ていたインターナショナルな社員向けトレーニングプログラムに参加させて貰い、各国から集まっている自分の同僚を見て、初めてグローバル企業であることを実感しました。とは言え、英語も通じず、それ ぞれの文化的背景も知らず、全くコミュニケーションのとれない自分があり、その時、目が覚めたような思いで初心を思い出したのです。その後、機会に恵まれてマーケティング部に異動し、1年程の下積み を経て、ドイツでの研修の機会や、新製品のプロダクトマネージャーとしての責務を与えて貰う内に、自分がやりたいと願っていた仕事を徐々にさせてもらえていることに気が付きました。やりたいことがあ り、チャンスを望んでいる人に、機会を与えてくれる環境がスパイン事業部には整っているのだと思います。与えられた機会に対してチャレンジしていけるところが、やりがいだと感じます。 ━ ドイツ本社を実際に訪れたり、世界各国の同僚と会うというのは、とてもインパクトのある経験になるのですね。 一人一人が、自分たちはドイツの歴史ある医療機器メーカーで働いていることを認識し、そのプライドを持って仕事をすべきだと話しています。積極的にスパイン事業部の営業メンバーをドイツへ送り出そ うという動きも、ここ数年活発になってきています。必ずや、それぞれが感じた何かを持ち帰り、自分なりに活かしてくれることだろうと思います。
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