市　場　動　向（2015年2月～2015年4月）新　宿　地　区歌舞伎町内で、小規模一棟物件の成約があった。その他、小規模ビルやビル解体後の売地の売却依頼もあり、歌舞伎町内の売買の動きは活性化してきている。売買状況（土地・建物）いずれも相場に比べ、かなり高額の希望価格となっており、景気動向や新宿東宝ビル開業を睨んだ価格設定のようである。オープンした新宿東宝ビルの状況や、今後の東急ミラノ座の開発動向を踏まえ、歌舞伎町での売買動向は変化していくと思われる。西新宿、新宿３丁目の人気エリアへの出店意欲は旺盛で、看板反響、問合せは多いものの、当社への来店客増加までには至らない。新宿地区は、飲食店、サービス店舗、物販店等、どのような業態でも需要は高く、物件数の減少からも相場感としては、持ち直してきた感じがある。賃貸状況歌舞伎町エリアに関しては、新宿東宝ビルがオープンし、小規模２０坪程の飲食店、バー・クラブ内装居抜の店舗の需要が大半を占めるが、空室物件が出ない。一時全く動くことのなかったスケルトン物件も少しずつ成約が見られるようになり、特に好立地に関しては、期待感が出てきている。レッドカーペットやイベント等、街をあげてのセレモニーに続き、新宿東宝ビルが４月１７日に飲食店・シネコンが開業、翌週にはパチンコ・ホテルがグランドオープンした。開業前からビル８階に設置されたゴジラヘッドの写真を撮る来訪客が目立ち、マスコミでも数多く取り上げられていた。街の状況【新しい歌舞伎町＝観光拠点の町】となった。１日の乗降客数３５０万人、利便性の良い町として外国人観光客へのアピールにもなっている。近隣の飲食店舗も、新宿東宝ビルに肖り、賑わいを見せ始めたようで、平日昼間の歌舞伎町人口増加に驚きを見せ、土日の賑わいも増加した。一方、ぼったくりの店の検挙が増えており、警察も街の清浄化へ力を入れてきているようである。