(様式3) 学力向上拠点形成事業(高等学校)(確か

(様式3)
学力向上拠点形成事業(高等学校)(確かな学力育成の実践研究事業)
平成18年度中間報告書・平成19年度実施計画書
【推進校】
番号
9
都道府県名
栃木県
① 平成18年度の中間報告について
Ⅰ 推進校の概要(平成19年3月現在)
①学校名
と ち ぎ けんりつ お や ま にしこうとう がっこう
栃木県立小山西高等学校
②学級数,生徒数
課程
学科
全日制
普通科
第1学年
第2学年
第3学年
計
生徒数
学級数
生徒数
学級数
生徒数
学級数
生徒数
学級数
200
5
199
5
205
5
604
15
200
5
199
5
205
5
604
15
計
③教員数
校長
教頭
1
1
教諭
養護教諭
非常勤講師
1
4
31
実習助手
ALT
1
0
事務職員
5
司書
計
1
45
④卒業後の進路
進学
四年制大学
短期大学
専門学校
143
21
49
⑤ホームページアドレス
Ⅱ
就職
その他
3
19
http://www.tochigi-edu.ed.jp/oyamanishi
研究のねらい
① 学習意欲と学習力の向上に向けた取組の組織化
② 学習意欲と学習力の向上に向けた授業研究の実践
Ⅲ
研究の概要
① 本研究に関する総合的な取組の検討及び職員間の共通理解の確立
② 本研究に関わる諸事業の組織化の検討及び試行
③ 本研究に即した授業研究の試行
Ⅳ
成果と課題
1 研究の組織図
(企画の主体)推進委員会
(実践の主体)
第1分科会 組織の推進班
第2分科会 授業および授業評価研究班
(評価主体)
第3分科会 アンケート班
第4分科会 報告書班
【推進委員会及び各分科会の構成と活動事項】
・推進員会
学習指導正副部長、進路指導部代表、総合的学習運営部代表、各学年正副主任、教頭
1 研究の企画・統括
2 関係費用の処理
3 関係資料の作成
4 委員会の記録
・第1分科会(組織推進班)
メンバーは1学期末に選考。3∼5名で構成
1 組織化事項の選定
2 組織化事項の内容整理
・第2分科会(授業および授業評価研究班)
メンバーは1学期末に選考。3∼5名で構成
1
授業改善指針の作成・実施・報告
2
他校視察先の作成・実施・報告
3
研究授業の企画・実施
・第3分科会(アンケート班)
メンバーは3学期に選考。5∼7名で構成。
1
生徒アンケート(授業評価)の作成・実施・分析
2
教員のアンケートの作成・実施・分析
・第4分科会(報告書班)
メンバーは3学期に選考。5∼7名で構成。
1 県への報告書作成
2
2
研究報告書の作成
3
ホームページの作成
研究の成果
(1)推進委員会関係
①
全体の計画書の作成
(概略)
第1段階
○推進委員会内の共通理解の確立(6∼7月)
○組織化推進班、授業及び授業評価研究班各担当者の人選(7月)
○推進計画の作成(6∼9月)
第2段階
○取組の組織化、授業及び授業評価研究の各原案の作成(7∼11月)
○取組の組織化原案の作成(7∼11月)
○他校視察等の実施(10∼3月)
第3段階
○アンケート班及び報告書班の各担当者の人選(1月)
○アンケート班及び報告書班の各原案の作成(1∼3月)
(2)組織化推進班関係
① 平成19年度入学生用教育課程の改善
学力向上と学習意欲向上に係る最重要な事項は教育課程である。そこで、教育課程検討委員会を開き、
この観点に添った教育課程を作成した。
ア 改善のねらい
5教科7科目の受験に対応できる教育課程とし、国公立大は従前以上の合格者数を、私立大は従前
以上の第一志望校合格者数を目指す。
イ 主な変更点
(ア)第1学年次の数学・英語を各6単位時間とし、第1・2年次で国語も含めた英数国の基本的
実力の涵養に努めた科目配列とする。
(イ) 第2・3年次で地歴公民・理科の実力を涵養する科目配列とする。
(ウ) 第2・3年次は文・理又は国文・私文・国理・私理のコース制を取り入れる。
(エ) 特に国文コースは当初の進路志望先実現に向けた指導を行う。
(オ) 数学・英語はできる範囲で習熟度別授業を取り入れる。
② 学習に係る生徒指導の確認、及び学習環境整備等の充実
授業に係る生徒指導・学習環境及び出張等の対応は概ね良好であるが、より一層の学習意欲と学習力向
上に向けて取り組むに当たり、次の事項について改めて確認した。特に前2者については、新1年生の
第1学期に習慣化を図った。また、これらの事項につていは、折に触れて担当者がその徹底を図った。
ア
学習に係る生徒指導の確認(学習指導部長)
(ア)授業時間の厳守
「チャイム to チャイム」の励行、チャイム着席など。
(イ)教え学ぶという関係の確立
授業の始めと終わりに「起立、礼、着席」の挨拶を入れるなど。
イ 学習環境の整備(学習指導部長)
(ア)ホームルーム担任関係
生徒のロッカー、机の中の整理整頓など。
(イ)教科担任の関係
授業開始時に生徒の服装が乱れていないか確認するなど。
ウ 出張・休暇時における授業の確認(時間割係)
授業交換を行うが、当日の急な休暇の場合など授業交換が無理な場合は課題を用意し、補教
を当てる。
③
学校外学修の充実
学校外学修の一層の充実を通して学習意欲と学力の向上を図るため、新たに単位認定する学校学修を導
入し、さらにこれらの目標合格者を決め、併せてその手続きを簡素化した。
【新たな学校外学修】
種
類
水準
訪問介護員(ホームヘルパー)2級取得
−
10名程度
ボランティア活動
−
30名程度
文化財保護活動
−
数名程度
伝統文化継承活動
−
数名程度
英語検定
2級
準2級
数学検定
2級
準2級
漢字検定
2級
準2級
④
目標合格者数
5名程度
50名程度
3名程度
10名程度
5名程度
30名程度
総合的な学習の時間・ホームルーム活動(LHR)の体系化
総合的な学習の時間とホームルーム活動(LHR)はそれぞれ独自に企画・実施されており、
その全体像が把握しにくいという問題があった。これらの学習意欲の向上という観点から整理し、設定事
項の一部変更を行った。
ア
実施の原則
(ア)総合的な学習の時間は、各学年の総合的な学習の時間担当者が総合学習部等と連携を取って
企画運営し、授業はクラスの正副担任で行う。ただし、小論文指導は副担任が担当する。
(イ) ホームルーム活動(LHR)の授業は、必要に応じてクラスの副担任の支援を得る。
イ 実施内容
(ア)総合的な学習の時間の内容は、
1年・・・
「学習の仕方」
、
「生き方研究」、「小論文指導」、
「進路学習」
2年・・・
「学習の仕方」
、
「小論文指導」、「自由研究」、「進路学習」
3年・・・
「小論文指導と選択参加講座」、「模擬面接指導と選択参加講座」、「進路学習」
とする。
(イ) ホームルーム活動(LHR)の内容は、
「学習の仕方」、
「進路学習」、
「学校行事」、
「学年関係」
の4類型とする。
⑤
教育講演会の充実・改善
2年生から3年生になる春休みの前に、学習と進路について考える講演会を設定し、春休みを有意義
に過ごさせ、併せて3年次以降に向けた学習意欲を喚起する目的で実施した。
実施期日:3月20日(火) 7時限 15:45∼16:45
実施内容
内容(対象とする生徒)
⑥
講師(所属)
数学に関する内容
小野 敦氏
(主に理系の生徒)
(代々木ゼミナール)
英語に関する内容
山田 浩揮氏
(主に文系の生徒)
(ベネッセコーポレーション)
福祉・幼児教育に関する内容
深谷 尚義氏
(主に福祉・幼児教育関係に進む生徒)
(中央福祉医療専門学校)
人数
37人
148人
14人
課外と自主学習の充実・改善
ア 課外について
これまでの課外の再確認の上、その定着を図ることによって学習力の向上を図る。
(ア)平日
2年生:5月∼3月(英語・数学・国語)
3年生:5月∼1月(英語・数学・国語・理科・地歴公民)
(イ)夏季
【前期】7月下旬の5日間(3年生のみ)
国文・国理コース(英語・数学・国語・理科・地歴公民)
私文コース
(英語・国語・地歴公民)
私理コース
(英語・数学・理科)
【後期】8月下旬の5日間(1,2年生は原則全員参加。3年生は希望者のみ参加)
1年生(英語・数学・国語)
2年生 国文コース(英語・数学・国語) 私文コース(英語・国語・地歴公民)
理系コース(英語・数学・理科)
3年生 各コースとも前期と同様
(注)実施時間・教科・内容については、学年、教科、係で話し合う。
イ 自主学習について
これまでの自主学習を再確認の上、一部深化させることによって学習力の向上を図る。
(ア)平日
1年生:5月∼3月
木曜日(8:00∼8:30)金曜日(15:45∼16:15)
2年生:4月∼3月
木曜日(8:00∼8:30)金曜日(15:45∼16:15)
3年生:4月∼12月 木曜日(8:00∼8:30)金曜日(15:45∼16:45)
(イ) 試験1週間前
各学年とも3日程度とし、時間は15:45∼16:45とする。
(ウ) 土曜日
学校開放:5月∼2月 8:30∼16:30
土曜学習会:
1、2年生:各学期に1回以上 9:30∼12:00、13:00∼15:30
3年生:1、2学期に各1回以上 9:30∼12:00、13:00∼15:30
*生徒は登校の上、所定の席に着き、各自自主学習に入る。
*1学年で全教室を使い、余裕のある空間を確保の上、自主学習ができるように配慮する。
*質問事項は、待機の先生に質問する。
* 部活動の大会、練習試合等がある場合は認欠とする。
(エ) 夏季学習会
3年生:8月上旬の4日間 8:30∼12:00、13:00∼16:30
(オ) 冬季学習会
3年生:12月、1月について各2日間
8:30∼12:00、13:00∼16:30
(3)授業及び授業評価研究班関係
① 鹿沼高等学校及び黒磯南高等学校への他校視察の実施
11月中に英語科で黒磯南高等学校、英数国の3教科で鹿沼高等学校を視察した。
② 全教科にわたる公開授業の実施
生徒たちの知識だけでなく、自ら学び自ら考える力の向上を図るため、各教科ごとに現在の授業
を見直し、授業改善指針を作成すること、また、各教科ごとに意見交換の場を設定することで教科
としての取り組みの充実を図り、
本校の実態に即した質の高い授業を組織的に実践する効果的な授
業の在り方を研究することを目的として実施した。
実施期間:10月2日(月)∼11月24日(金)
実施教科:国語、地理歴史、公民、数学、理科、英語、芸術、家庭、保健体育
実施方法:① 実施教科における他のすべての教員の授業を最低1回は参観する。
3
②
当教科以外の授業参観も可能とする。
③
各教科は最終日に研究協議を行い、授業改善の指針をまとめる。
研究の課題
(1)推進委員会関係
年間計画の2年目の適切な立案と推進委員会の人選に向けての若干の課題がある。
(2)組織化推進班関係
1年目企画部分の実施と残された組織化部分の組織化へ向けた取組に若干の課題が予想さ
れる。
(3)アンケート班
アンケート結果がどう出るか、又それをどう生かすかの課題が予想される。
(4)報告書関係
ホームページの作成と管理についての課題が予想される。
②平成19年度の実施計画について
Ⅰ 平成19年度の実施計画
ア
研究のねらい
① 学習意欲と学習力の向上に向けた取組の組織化
② 学習意欲と学習力の向上に向けた授業研究の実践
イ
研究の概要
① 本研究に基づく諸事業の組織化と検討及び実践
② 本研究に即した授業研究の実践と研究
ウ
成果と課題の把握の手だて
(ア)研究の成果
①
本研究に基づく諸事業の組織の実践に伴う学習意欲と学習力の向上
②
本研究に基づく授業研究の実践に伴う学習意欲と学習力の向上
(イ)研究課題の把握の手立て
学年始めと学年末における2回にわたる生徒アンケートの調査の実践とその分析
◇
平成19年度の研究対象教科等について、該当する箇所をチェックすること。
(複数チェック可。
「その他」をチェックの場合、括弧内に具体的に記述。
)
■国語
■地理歴史 ■公民
■保健体育
□その他(
■数学
■理科
■芸術 ■外国語 ■家庭
■情報
)