健康に美しくDiet! 2015年6月(1)「熱中症の予防策」

「健康に美しくダイエット」をテーマに、
栄養や食事、普段の生活で心がけたいことなどをご紹介します♪
熱中症の予防策
皆様こんにちは。最近、急に真夏日になったりしましたが、これからの季節やはり
注意したいのが熱中症です。
スポーツ時の熱中症が特に多いのは、気温が非常に高くなる7月から9月ですが、
実は、急に暑くなる6月も、まだ身体が暑さに慣れていないため、熱中症が起こり
やすくなります。
また、梅雨の時期は湿度が高くなり、食欲が落ちて必要な栄養を摂ることが難しく
なります。
様々な場面で「熱中症の予防のために水と塩分を摂りましょう」と言われていますが、
「塩分」というのは塩のことではありません。
ナトリウムをはじめ、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルは、体液の中
で電解質として存在し、筋肉の収縮や神経伝達を行っています。
これらの電解質が、たくさん汗をかいたり、スポーツをすることで失われ、バランスを
崩すことで筋肉がけいれんをおこして熱中症をおこします。
「足がつる」というのも、いわゆる「熱けいれん」という熱中症の1つ なのです。
食塩は、ナトリウムは摂れますが、その他の塩分は摂りにくいうえに、日本人は普
段の食事で食塩は摂りすぎています。
逆にカルシウム、マグネシウム、カリウムは不足している栄養素 になります。
そのため、これから食欲が落ちてくる前に、しっかりと不足しないように摂って
おきたい栄養素です。
カルシウムは、牛乳・ヨーグルトなどの乳製品、小魚、大豆、海藻類 に、マグネシウム
は、豆類、ナッツ類、海藻類に、カリウムは果物・特にドライフルーツ、イモ類、ほうれ
ん草などに多く含まれています。
最後に、ご存知の方も多いと思いますが、運動中はしっかりと水分補給を心がけま
しょう。
のどが渇いたと感じた時点で脱水は始まっていて 、運動能力は確実に落ちています。
そのような状態でトレーニングをしたとしても、トレーニング効果は上がりません。
熱中症の心配が少しでもある環境では、15分から20分おきに100~200ml、
少しづつをこまめに摂ることをオススメします。
また、運動を始める30分くらい前に、500ml程度の水分を摂って体内の水分を
100%にしておきましょう。