5.代謝科治療成績 代謝科 米井泰治・藤川達也・井上謙太郎・堀口正樹・吉田泰成・松本さやか 平成2 7 年5月より松本さやか先生が産休より復帰され、外来診療・糖尿病教室を担当されております。 糖尿病カンファレンスには歯科医・歯科衛生士も加わって頂き、糖尿病入院患者の歯周病チェック・ ケアも行っていく予定です。 今年度は栄養管理科の真鍋富美さん、リハビリテーション科の高橋由季さん、看護部の宮内麻衣さ ん(中3病棟)の3人が日本糖尿病療養指導士(CDEJ)資格を取得されました。 定期外来 1,185人 1型 2型 その他 病診連携 224人 食事・運動療法 1 58 3 食事・運動療法のみ OHA 1 560 4 OHA 82 130 4 インスリン単独 インスリン単独 GLP-1単独 インスリン+OHA 1 16 288 1型 2型 その他 26 156 1 18 GLP-1単独 インスリン+OHA 20 GLP-1+OHA 10 GLP-1+OHA 1 GLP-1+インスリン 27 GLP-1+インスリン 2 〈治療内容〉 ※重複あり 経口糖尿病薬 (OHA) 人数(%) 8 4 1 ↑(3 8 . 8 %) インスリン 人数(%) ビグアナイド薬 47 5 ↑(2 1 . 9 %) 4-5回打ち(強化療法) 310(54.3% ) スルフォニル尿素剤 3 61 ↓( 16 .7 %) 2-3回打ち 171(30.0% ) αグルコシダーゼ阻害薬 2 1 2 ↑( 9 .7 %) BOT療法 チアゾリジン誘導体 1 2 4 ↓( 5 .7 %) CSII療法 グリニド薬 13 4 ↑( 6 . 2 %) DPP-4阻害薬 SGLT-2阻害薬 GLP-1受容体作動薬 87(15.3% ) 2(0.35% ) 計 570人 18 ↑( 0 . 8 %) 37 ↑ 平成2 6 年度は、約1 3 0 人が糖尿病教育入院をされました。 外来患者1 ,4 0 9 人の内訳は、1型1 0 1 人、2型1 , 2 97 人、その他の糖尿病は1 1 人です。 外来患者の約4 0 %がインスリン治療中であり、そのうち8割以上がMDI(一日複数回注射)患者です。 BOT療法やCSIIも増えてきております。適応の拡大に伴ってGLP-1の使用が約3倍に増加しておりま す。内服ではDPP-4阻害薬とBG薬が占める率が高く、昨年と比べるとDPP-4阻害薬とSGLT-2阻害薬 の処方が増え、SU薬が減少傾向となっております。高齢者の多い地域のため、低血糖リスクを考慮 した薬剤が選択される傾向にあるものと考えております。糖尿病基幹病院として地域の糖尿病診療に 貢献して参りたいと思います。
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