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 近畿ベンチプレス
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選手権大会出場レポート
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7月5日
会場 : 大阪市中央区体育館サブアリーナ
報告 : パワーハウスコーチ、 野田俊彦
写真 ; JPA 監事、 IPF 国際審判 物江 毅
今月 5 日(日)に開催された近畿ベンチプレス選手
権大会に出場してきた。
出場しようと思ったきっかけは、8 月に開催される
と予想されたアジアベンチプレス選手権大会に出場し
ようと思ったが、近隣国の内戦などにより、日本選手
の派遣を見送るかもしれない、また、開催日が遅くな
るという噂を聞いたので、10 月末の全日本ベンチの調
整で出場しようと思っていたが難しいと判断し、他県
から日本記録狙いの選手が多数出ると知った事もあり、
私も出場を決めた。もし、ノーギアの調子がよかった
らギアを着て出ようとは思わなかったが、ノーギアの
調子があまり良くない割にギアはまずまず調子が良か
ったので、それも出場しようと思ったきっかけだ。
練 習 で は、220kg を 6 ∼ 7 割 成 功 さ せ て い て、
217.5kg は 8 ∼ 9 割成功と、そこまで悪くない調整が
できていたが、大会では、成功すれば日本新記録(未
公認世界新)となる、217.5kg からスタートして、そ
れを3本とも失敗し失格という結果だった。去年の
全日本で優勝した同階級の木村選手(K s ジム)も、
220kg からスタートして同じく 3 本とも失敗して記録
なしとなった。
毎月様々な角度から鋭い世相観察をしておられるG3のツイッ
217.5kg は去年 12 月のウェストトーキョーベンチプ
ターの、竹井選手。目標は 90 歳で 60 kg拳上!
レス選手権大会で成功していたのに今回はそのときよ
りも自信があったので、失格して本当に情けなかったが、
いろいろ再確認できたことが多く、仮想全日本ベンチとし
て調整できたのもあり、本当に出場してよかったと思っ
た。
選手であったためすべての試技は見られなかったので、
今大会で印象に残っている選手を紹介していきたい。
59kg 級ノーギア一般に出場した東坂康司選手(K s ジ
ム)
。自身の日本記録 165.5kg を第二試技で 500g 更新。
第三試技では 167.5kg を粘りの試技で成功させて更に記
M3、66kg級、日本記録樹立の佐藤選手。
最高に盛り上がった、祐輔対大紀のノーギア対決
録更新。ノーギアでも記録を狙っていきたいと思うので、いずれ記録を破れるように頑張りたいと刺激をもらった。
59kg 級で 87 歳になる竹井保満選手(列剛河内)はなんとノーギアとフルギアのダブルエントリー。このお歳で
本当にパワフルで大会後にお話を聞きしたが、90 歳でノーギア 60kg は挙げていたいとおっしゃっていた。是非と
も続けていただきたいと思った。
66kg 級 M3 の佐藤恵二選手(京都府個人)
。第二試技
で 140.5kg の M3 日本新記録を失敗されたが、第三試技
で同重量を成功された。
74kg 級ノーギアで凄かったのは、児玉大紀選手(K s
ジム)と鈴木祐輔選手(長野県 B.A.D)の対決。第一試
技、鈴木選手は 200kg を軽く成功。児玉選手は自身の持
つ 203kg の日本記録を 500g 更新となる 203.5kg を軽く
成功。第二試技、鈴木選手は 205kg を成功し、児玉選手
の記録を塗り替える。児玉選手は 211kg を挑戦し、再び
記録を取り戻す。第三試技、鈴木選手は成功すれば再び
記録更新となる 212kg を挑戦し見事成功。児玉選手は冷
静に 215kg を申告していたが、212.5kg に重量を下げて、
会場にいる方すべてが注目する中、私の見た感じでは、第
一、第二よりも軽く挙がる成功試技で日本記録を更新。会
場中が湧いた。あらためて児玉選手の試技をゆっくりと見
れて本当に勉強になった。鈴木選手がパワーで挙げるな
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試技前、集中する野田俊彦選手
男子 120 kg級、355 kgの日本新樹立、上田選手。
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ら、児玉選手はテクニックで挙げるという対称的な試
技でとても面白かった。
フルギアの 83kg 級以上も盛り上がった。83kg 級ジ
ュニアでエントリーした長谷川直樹選手(K s ジム横
浜)は 261kg を成功させてジュニア日本記録を樹立。
93kg 級では、
一般日本記録 293.5kg を、葛西昌彦選手(K s ジム)は第一試技で 280kg の M1 日本新を成功させた後、
第二、第三試技で、吉川望選手(マッスルプロダクション)と、佐藤優輝選手(K s ジム横浜)は第一試技から挑戦。
残念ながら三選手とも失敗、吉川選手と佐藤選手は失格となってしまったが、私もだが次の大会では是非更新してい
ただきたいと思った。
120kg 級では、上田真司選手(K s ジム)が、第一試技で 345kg を軽く日本記録を更新したあと、第二では惜し
くも失敗だったが、第三試技で 355kg を成功させて記録を更新。怪我で一時は復帰を危ぶまれたようでしたが、怪
我をする前よりも強くなったそうで、すばらしい精神力と努力、ハートの強さの賜物だと思った。私も怪我で 4 年
以上競技を休み、去年から復活したが、まだまだ未熟なので、上田選手から更に刺激をいただいた。
120kg 超級の古城資久選手(パワーハウス赤穂)は本来の体重を戻し、第一試技に 252.5kg を第二試技に 260kg、
第三試技に 265kg を軽々成功させて、M2 日本新記録を樹立された。
今回、観戦に来られた物江さんにはセコンドに入っていただき、アップ場では児玉さんを始め、多くの方にサポー
トしていただき、いつもどおり試合に臨むことができました。本当にありがとうございました。
筑西市ベンチプレス選手権大会 7 月 5 日 会場 ; コスモスポーツ 報告 : 茨城県協会筑西支部、 田名部真二
大会結果は記録欄をご覧ください。