要約された財務書類(簡易説明版)

資金収支計算書(キャッシュフロー計算書)
純資産変動計算書
現金の流れを示すものです。その収支を性質
に応じて、区分して表示することで、町がどの
ような活動に資金を必要としているのかを示し
ています。
町の純資産(資産から負債を引いた残り)が平
成22年度中にどのように増減したかを明らかに
するものです。総額としての純資産の変動に加
え、それがどのような財源や要因で増減したの
かを示しています。
4つの財務書類から見た広川町の財政(平成23年度決算)
貸借対照表(バランスシート)
平成23年度末時点において、広川町単体及び第三セクター等を含めた連結ベースで町の
資産がどれだけあり、その資産をどのような財源(負債・純資産)でまかなってきたかを
一目で分かるようにしたものです。左側に「資産」を表示し、右側に「負債」および資産
と負債の差額である「純資産」を計上しています。
貸借対照表から広川町の財政状況を見ますと、将来世代の負担といえる「負債」に対
し、これまでに整備された「資産」が約6倍あります。
(単位:百万円)
資産の部(これまで積み上げてきた資産)
負債の部(将来の世代が負担する金額)
広川町単体
連結
広川町単体
連結
32,170
33,710 1固定負債
4,791
5,517
1公共資産
① 有形固定資産
32,110
33,650 ① 地方公共団体地方債
② 無形固定資産
③ 売却可能資産
60
2,760 ④ 引当金
23
10 ⑤ その他
② 貸付金
41
③ 基金等
2,360
④ 長期延滞債権等
419
⑤ 回収不能見込額
△ 142
① 資金
② 未収金
1,791
資産合計
△2
36,662
2流動負債
2,449 ① 翌年度償還予定地方債等
1,060
1,198
人件費支出、税収入、
国庫補助金など
公共資産整備支出、固
定資産売却収入など
(単位:百万円)
期首純資産残高
当期変動高
1純経常行政コスト
広川町単体
31,408
△8
連結
32,188
25
△ 4,399 △ 4,932
経常費用-経常収益
2公共資産整備収支
611
974
1,089
471
610
434
559
2財源調達
△ 501
△ 501
4,442
4,992
△ 51
△ 35
31,400
32,213
町税、国庫補助金など
1,870 ④
3投資・財務的収支
5
3その他
元利償還金支出、町債
発行収入など
△ 436
翌年度繰上充用金増減額
0
0
1,761
経費負担割合変更に伴う差額
419 ② 短期借入金
△ 142 ③ 未払い金
期末資金残高
△ 574
0
1
1,818
臨時損益(災害復旧、
公共資産売却損益、投
資損失)など
期末純資産残高
翌年度支払予定退職手当
1,818 ⑤ 賞与引当金
32
④ その他
⑤ 回収不能見込額
24
1,761
③ 販売用不動産
期首資金残高
当期収支
1経常的収支
連結
1,694
123
60 ③ 長期未払い金
2,701
3流動資産
3,817
② 関係団体地方債
① 投資及び出資金
2投資等
3,817
(単位:百万円)
広川町単体
1,638
123
37
52 ⑥ その他
42
4
負債合計
5,262
6,127
2 純資産の部(現在までの世代が負担した金額)
△ 2 純資産合計
31,400
32,213
38,340 負債及び純資産合計
36,662
38,340
町民1人あたりの貸借対照表
H24.3.31現在 7,743人
広川町単体
負債
68.0万円
町の資産と負債の状況
資産
473.5万円
純資産
405.5万円
① 町民1人あたりの資産と負債
広川町単体
資産 = 473万5千円 負債 = 68万0千円
連
結
資産 = 495万2千円 負債 = 79万2千円
② 道路や学校など、今までの世代で負担が済んでいるもの
広川町単体 = 97.1%、連結 = 94.9%となります。
道路や学校など社会資本に対する、現在までの世代の負担割合(社会資本形成
の世代間比率)[純資産/公共資産]で計算できます。将来への負担を極力抑え、
負担を先送りしないよう健全な財政運営に努めています。
③ 純資産比率は
広川町単体 = 88.2%、連結 = 88.6%となります。
町が持つ資産のうち負債を差し引いた正味の財産の割合を示す純資産比率[純資
産合計/資産合計]で計算でき、広川町は約8割となります。
○広川町単体…一般会計、学校給食特別会計、浴場運営事業特別会計、住宅資金貸付特別会計、土地取得特別会計、国民健康
保険特別会計、後期高齢者医療特別会計、介護保険特別会計、簡易上水道特別会計、下水道特別会計
○連結…広川町単体に総合事務組合、地方税回収機構、住宅貸付回収組合、有田広域圏、有田郡老人福祉施設、有田聖苑、
湯浅広川消防、有田衛生施設の各一部事務組合と後期高齢者医療広域連合及び第三セクター(開発公社、滝原開発)を加える。
行政コスト計算書
町の経常的な活動に伴うコストと使用料・手数料
等の収入を示すものです。従来の官庁会計では捕捉
できなかった減価償却費など非現金コストについて
も計上しています。経常費用合計から経常収益合計
を差し引いたものが当該年度の純経常行政コストと
なります。 (単位:百万円)
経常費用
1人にかかるコスト
人件費、退職手当引当
金繰入など
広川町単体
5,800
連結
7,099
745
939
1,871
2,173
3,081
3,826
103
161
1,401
1,401
2,167
2,167
4,399
4,932
2物にかかるコスト
負債
79.2万円
資産
495.2万円
物件費、減価償却費、
維持補修費など
3移転支出的なコスト
純資産
416.0万円
社会保障給付、補助金
等移転支出など
4その他のコスト
連結
一般会計に水道事業や下水道事業、国保事
業などを加えた広川町単体ベースと、開発
公社や滝原開発などの第三セクター、有田
衛生施設事務組合などの一部事務組合等を
加えた連結ベースでは、広川町の町民一人
当たりの貸借対照表は上の図のように変わ
ります。
支払利息、回収不能見
込計上額など
経常収益
使用料・手数料等
純経常行政コスト
(経常費用-経常収益)