(解答編) [PDFファイル/390KB]

体験してみよう!
~どのようにして財務諸表はつくられるのか?~
愛媛砥部町
0
●仕訳の定位置
仕訳の定位置
借 方
貸 方
資産の増
資産の減
負債の減
負債の増
純資産の減 純資産の増
費 用
収 益
愛媛砥部町
1
●実際の取引きをTフォームを使って表してみます。
①500万円の土地を現金で購入した。
⇒複式簿記では、「土地500万円が増加した」&「現金が500万円減少した」
と言う二つの面を同時に捉えます。これをTの字にあてはめてみると
・・・
500万円の土地購入は資産の増ですよね。⇒定位置は左側です。
資産増
土地購入費 500 万円
愛媛砥部町
2
続いて、500万円の現金支払は資産の減少ですね。⇒定位置は右側になります。
さきほどのものと合わせてみましょう。
資産増
資産減
土地購入費 500 万円
現金 500 万円
※右側にある現金の500万円は、資産の減になりますから、そこに居るだけでマイ
ナスを表しています。
※一つの取引きでは、左側と右側は常にバランスします。
愛媛砥部町
3
②400万円家を建てました。借金200万円と現金200万円で支払いました。



400万円の家を建てたので資産増⇒定位置は左側です。
200万円の借金をしたので負債増です。⇒定位置は右側です。
200万円の現金を支出したので資産減です。⇒定位置は右側です。
資産増
家購入
愛媛砥部町
400 万円
負債増
借金 200 万円
資産減
現金 200 万円
4
③100万円の光熱水費を現金で支払いました。
 100万円の費用が発生しました。⇒定位置は左側です。
 100万円の現金が減少しました。⇒定位置は右側です。
費用発生
高熱水費
愛媛砥部町
100 万円
資産減
現金 100 万円
5
④150万円の使用料収入がありました。現金で受け取りました。
 150万円の収益が発生しました。⇒定位置は右側です。
 150万円の現金が増加しました。⇒定位置は左側です。
資産増
現金 150 万円
愛媛砥部町
収益発生
収益 150 万円
6
④700万円の税金が収納されました。
 700万円の現金が増えました。⇒定位置は左側です。
 700万円の純資産(自己資金)が増えました。⇒定位置は右側です。
資産増
現金
愛媛砥部町
700 万円
純資産増
純資産
700 万円
7
●B/S
BS
資産増
土地購入費 500 万円
負債増
借金
資産増
家購入
純資産増
400 万円
資産増
現金 150 万円
200 万円
純資産
700 万円
純資産増
PLのもうけ 50 万円
資産減
現金 100 万円
資産増
現金 700 万円
資産減
現金 500 万円
資産減
現金 200 万円
合算すると、900 万円の土地と建物は、200 万円の借金と 700 万円の自己資金で形成されています。
PLのもうけ 50 万円が純資産を増加させています。
愛媛砥部町
8
●B/S
愛媛砥部町
資産増
土地購入費 500 万円
負債増
借金 200 万円
資産増
家購入 400 万円
純資産増
純資産 700 万円
資産増
現金 50 万円
純資産増
PLのもうけ 50 万円
9
●P/L
PL
費用発生
高熱水費
100 万円
収益発生
収益 150 万円
費用 100 万円で収益 150 万円。50 万円の黒字です。バランスシートの純資産が増加します。
愛媛砥部町
10
なんとなく、
バランスシートと行政コスト計算書が
できました。
愛媛砥部町
11
●参考 財務4表
BS
バランスシート
PL
行政コスト計算書
NWM
純資産変動計算書
CF
キャッシュ・フロー
計算書
愛媛砥部町
12