Daiwa ストラテジーセミナー 2015年央は日本株の買い場に ∼海外および国内マネーを呼び込む日本株∼ 2015年3月10日 投資戦略部 ストラテジスト 熊澤 伸悟 <プロフィール> 米国株式市場のマクロ分析を経て、日本株式市場 の需給動向およびグローバル・マネーフローの調 査に従事。グローバルな観点からの日本株市場の 分析を得意としている。 この資料は、ミーティング等における投資情報の提供活動に際し補助的資料として作成したもので、投資勧誘を意図するものではありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。 事前の了承なく複製または転送等を行わないようお願いします。ご利用に際しては、末尾の開示事項の記載もご覧ください。 大和証券株式会社 〒100-6752 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号 グラントウキョウ ノースタワー 外国人の日本株現物投資および指数先物投資の違い 株価の短期的動向を決定する先物投資 株価のトレンドを決定する中長期保有の現物株投資 (兆円) (兆円) 外国人先物売買差額(2012/11/16週から累積) 日経平均株価 3.5 3.0 (円) 21,000 日経平均株価(右) (円) 18,000 20 19,000 15 2.5 外国人現物売買差額(2012/11/16週から累積) 信託銀行の売買差額(2012/11/16週から累積) 日経平均株価(45取引日移動平均) 外国人の現物売買差額 (2012/11/16週から累積) 17,000 16,000 17,000 2.0 15,000 10 15,000 13,000 5 11,000 0 14,000 日経平均株価 (右、45取引日移動平均) 1.5 13,000 1.0 0.5 0.0 外国人先物売買差額 (2012/11/16週から累積) -0.5 12/11 13/2 9,000 12,000 信託銀行の現物売買差額 (2012/11/16週から累積) 11,000 10,000 -5 9,000 7,000 13/5 13/8 13/11 14/2 14/5 14/8 14/11 15/2 -10 12/11 13/2 (年/月) 8,000 13/5 13/8 13/11 14/2 14/5 14/8 14/11 15/2 (年/月) 外国人投資家のイメージ 政治・金融政 策動向 短期的な企業業績動向 短期的な株価 の値動き 何に注目? 円安期待 イベント 期待 米国長期金利 景気動向 (日本、グローバル) 日本の構造変化 投資期間長めの投資家 投資期間短めの投資家 指数先物(+円ショート) どんな商品 に投資? 企業業績動向 為替ヘッジ型 日本株ファンド 非為替ヘッジ型 日本株ファンド 現物株+為替リスク 現物株+円ショート 保有期間:数日、数週間程度 CTA、欧米銀の自己勘定部門な ど ※現物は二市場1・2部等、先物は日経225先物、日経300先物、TOPIX先物(以下省略) 個別株物色+為替リスク 保有期間:2∼3ヶ月程度 多くのヘッジファンドなど 保有期間:1∼数年 SWF、年金基金など 出所:東証より大和証券作成 1 2014年以降は先物主導(≒短期筋主導)の相場展開だった (億円、週次) 25,000 (円) 外国人の日本株売買差額と日経平均株価 ↑買い越し 18,000 20,000 日経平均(右) 15,000 16,000 10,000 5,000 14,000 0 12,000 -5,000 外国人の売買差額 (現物) -10,000 外国人の売買差額 (先物) -15,000 ↓売り越し -20,000 12/11 10,000 8,000 13/2 13/5 長期保有の外国人 による現物買い 13/8 13/11 14/2 14/5 14/8 14/11 15/2 (年/月) 中期保有の外国人 による現物買い 出所:東証、大証より大和証券作成 2 2015年 主体別売買差引 予想 主要主体別売買状況 (億円) 投資信託 事業法人 174 -2,731 -1,386 6,174 460 3,804 4,267 6,297 -2,105 11,018 主要主体 2010年実績 2011年実績 2012年実績 2013年実績 2014年実績 外国人 32,105 19,725 28,264 151,196 8,527 個人 -22,771 59 -19,112 -87,508 -36,323 2015年予想 50,000 -70,000 5,000 2015年実績 (2月27日週まで) -6,918 -13,007 -688 現在の投資サイクルイメージ 投資積極化局面? ポジション調整局面? 短期保有の外国人 信託銀行 9,629 7,890 -10,193 -39,664 27,848 都銀・地銀 -2,451 -815 -1,182 -2,830 -1,290 保険 -6,317 -5,757 -6,978 -10,751 -5,038 10,000 20,000 -5,000 -10,000 2,250 8,071 -94 -1,145 足元の主要投資家に関する投資ス テージのイメージ 中長期保有の投資家 長期保有の外国人 中期保有の外国人 国内金法 短期保有の投資家 個人投資家 公的年金 600 17,000 16,000 17,000 16,000 400 15,000 15,000 200 14,000 14,000 0 13,000 12,000 11,000 中長期保有の投資家が 作るベースの株価 10,000 9,000 + 13,000 = -200 短期保有の投資家が 作るベースの株価 -400 -600 1 2 3 4 5 6 (ヶ月) 1 2 3 4 5 6 12,000 11,000 10,000 (ヶ月) 短期保有および中長期保有の投資家が作る株価 9,000 1 2 3 4 出所:東証より大和証券作成 5 6 (ヶ月) 3 国内外に役者が揃った日本株需給環境 2014年の活発なプレーヤー 公的年金 短期保有 の外国人 2015年の活発なプレーヤー 事業法人 国内金法 中長期保有 の外国人 出所:大和証券作成 個人投資家 4 グローバル株式市場における日本株の優位性は? 日本の予想PERは短期保有の外国人マネー次第だった 日本:業績予想の堅調な回復に対して予想PERはボックス圏 20 115 (倍) 16.0 19 105 15.5 (倍) (pt/Share) TOPIX 12ヶ月先予想EPS(右) 18 14.5 10,000 14.0 5,000 13.5 0 13.0 -5,000 25 12.5 -10,000 15 12.0 75 15 65 14 55 13 45 12 35 10 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 欧州:横ばいの業績予想と予想PERの急激な上昇 17 15,000 16 予想PER (倍) (pt/Share) STOXX Europe 600 14/1 15/1 40 (倍) 16 米国:業績予想の安定的な改善と予想PERの安定的な上昇 35 14 (pt/Share) 120 MSCI Emerging Markets 15 予想PER -15,000 13/7 13/9 13/11 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 新興国:業績予想の低下と予想PERの堅調な上昇 16 15 20,000 TOPIX 12ヶ月先予想PER 15.0 85 06/1 外国人の先物売買差額(右、2013年7月からの累計) 95 17 11 (億円) 25,000 12ヶ月先予想EPS(右) 110 14 100 13 13 12 90 11 80 12 25 70 9 12ヶ月先予想EPS(右)20 9 7 15 06/1 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 17 130 16 120 12ヶ月先予想EPS(右) 110 14 60 7 50 06/1 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 13 90 12 予想PER 80 11 予想PER 8 8 140 100 10 10 (pt/Share) S&P500 15 30 11 (倍) 18 15/1 70 10 9 60 06/1 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 出所:Thomson Reuters、MSCIより大和証券作成 12/1 13/1 14/1 15/1 5 中長期保有の外国人動向を見るには、米国の日本株ETFのマネーフローがヒントに ドル建て運用の外国人投資家にとって【株高、超円安】 は損。 「1ドル100円、日経平均10,000円 (ドル建て100ドル)」⇒「1ドル200円、日経平均15,000円 (ドル建て75ドル)」 億ドル、2013年7月からの累計 50 非為替ヘッジ型日本株ファンド 円安ドル高以外の要因、例えばファンダメンタルズ改善に よる株高を予測する投資家が選好 米国における主要な日本株ファンドの純資金流出入 (2013年7月からの累計) ↑資金流 非為替ヘッジ型 長期保有(ファンダメンタルズ重視)の動向示 40 30 20 為替ヘッジ型日本株ファンド 円安ドル高による株高を予測する投資家が選好。 (「日本株高&円安」を予想しているため、為替 ヘッジを掛ける) 10 0 為替ヘッジ型 中期保有(グローバル・マクロ系HFなど)の動向示唆 -10 13/7 13/9 13/11 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 20,000 円 日経平均株価と円/ドルレート 円/ドル 19,000 ・13年11月7日発表の米国実質GDP、13年11月8日 発表の10月米国雇用統計がいずれも良好 ⇒米国景気加速&早期テーパリング観測 (いずれも円安ドル高要因) 外国人投資家のイメージ 政治・金融政 策動向 短期的な企業業績動向 短期的な株価 の値動き 何に注目? 円安期待 米国長期金利 イベント 期待 景気動向 (日本、グローバル) 指数先物(+円ショート) 為替ヘッジ型 日本株ファンド 非為替ヘッジ型 日本株ファンド 個別株物色+為替リスク 保有期間:2∼3ヶ月程度 多くのヘッジファンドなど 日経平均株価 保有期間:1∼数年 SWF、年金基金など 111 16,000 106 15,000 101 14,000 円/ドルレート(右) 13,000 現物株+為替リスク 現物株+円ショート 保有期間:数日、数週間程度 CTA、欧米銀の自己勘定部門な ど 116 日本の構造変化 投資期間長めの投資家 投資期間短めの投資家 どんな商品 に投資? 企業業績動向 121 18,000 17,000 126 96 13/7 13/9 13/11 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 出所:Bloombergより大和証券作成 6 長期保有の外国人の動向 外国人の現物株買いが示唆する中長期保有の投資家動向 億円、週次 25,000 20,000 円 外国人の日本株売買差額と日経平均株価 ↑買い越し 19,500 外国人の売買 差額(先物) 15,000 18,500 外国人の売買 差額(現物) 10,000 日経平均株価とドル円の相関(20取引日)は、2014年始めから5月末まで は高い状況。短期・中期保有の主体ばかりが株式を売買しており、「株高 &円安」か「株安&円高」しか起こりにくかった。 (円) 17,500 日経平均株価とドル円レートの相関(20days) 20,000 5,000 1.0 16,500 0 -5,000 15,500 -10,000 -15,000 0.8 18,000 0.6 14,500 16,000 13,500 14,000 0.4 日経平均株価(右) ↓売り越し -20,000 0.2 1 0 2 2 1 3 4 6 7 5 9 1 8 2 14/ 14/ 14/ 14/ 14/ 14/ 14/ 14/ 14/ 14/1 14/1 14/1 15/ 15/ 0.0 12,000 政治が決められることを決定すれば長期保有の外国人は動く 億ドル、2013年7月からの累計 50 ↑資金 流 40 -0.2 10,000 米国における主要な日本株ファンドの純資金流出入 (2013年7月からの累計) 20取引日相関(右) -0.4 (年/月) 8,000 -0.6 12/11 13/1 13/3 13/5 13/7 13/9 13/11 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 15/3 非為替ヘッジ型 長期保有(ファンダメンタルズ重視)の動 30 オバマ大統領来日にも 拘らず、TPPまとまらず 外国人投資家のイメージ 短期的な株価 の値動き 何に注目? 6月に法人減税方針、 新成長戦略、骨太の 方針策定 10 0 13/7 13/9 13/11 14/1 14/3 14/5 円安期待 米国長期金利 イベント 期待 14/7 14/9 14/11 15/1 15/3 日本の構造変化 投資期間長めの投資家 指数先物(+円ショート) どんな商品 に投資? 企業業績動向 景気動向 (日本、グローバル) 投資期間短めの投資家 為替ヘッジ型 日本株ファンド 非為替ヘッジ型 日本株ファンド 現物株+為替リスク 現物株+円ショート 為替ヘッジ型 中期保有(グローバル・マクロ系HFなど)の動向示唆 -10 政治・金融政 策動向 短期的な企業業績動向 20 保有期間:数日、数週間程度 CTA、欧米銀の自己勘定部門な ど 個別株物色+為替リスク 保有期間:2∼3ヶ月程度 多くのヘッジファンドなど 保有期間:1∼数年 SWF、年金基金など 出所:東証、大証、Bloombergより大和証券作成 7 アクティブ運用投資家の様子見で「バラつき」を失っていたが 2013年3、4、5月や11、12月では、外国人の買い越し金額は同規模でも、買い方は大きく異なる。前者はアクティブ、後者はパッ シブメイン。2013年6月の成長戦略第3弾が冴えず、長期保有投資家のアクティブ運用意欲を後退させた可能性 5.0 (円) 20,000 日経平均構成銘柄の前日比騰落率に関する標準偏差 (%) 19,000 18,000 4.5 4.0 17,000 3.5 3.0 16,000 15,000 2.5 14,000 2.0 13,000 12,000 1.5 11,000 1.0 0.5 銘柄毎の前日比騰落率に関して ↑銘柄間のバラつき大 ↓銘柄間のバラつき小 0.0 13/1 13/4 13/7 10,000 9,000 標準偏差 日経平均株価(右軸) 13/10 14/1 14/4 14/7 8,000 14/10 15/1 S&P500構成銘柄毎の日次騰落率に関する標準偏差 3.5 % 3.0 ↑銘柄間のバラつき大 ↓銘柄間のバラつき小 pt 2,150 360 2.0 350 340 2,000 1.5 1,950 1.5 1.0 1,900 1.0 1,850 0.5 1,800 0.0 14/9 14/10 14/11 14/12 15/1 15/2 15/3 370 2.5 2.0 500銘柄の騰落 率に関する標準 偏差 380 ↑銘柄間のバラつき大 ↓銘柄間のバラつき小 2,050 0.5 330 320 600銘柄の各騰 落率に関する 標準偏差 0.0 310 300 14/7 14/8 14/9 14/10 14/1114/12 15/1 15/2 15/3 (年/月 銘柄間のバラつきは2010年以降で見ても低位 5.0 (%) (円) 日経平均構成銘柄の前日比騰落率に関する標準偏差 4.5 16,000 銘柄毎の前日比騰落率に関して ↑銘柄間のバラつき大 ↓銘柄間のバラつき小 4.0 3.5 何に注目? 円安期待 米国長期金利 14,200 13,300 11,500 2.0 10,600 1.5 標準偏差(5営業日平均) 日経平均株価(右軸) 0.5 7,900 7,000 10/7 11/1 11/7 12/1 12/7 13/1 13/7 14/1 14/7 (年/月) 景気動向 (日本、グローバル) 為替ヘッジ型 日本株ファンド 保有期間:数日、数週間程度 CTA、欧米銀の自己勘定部門な ど 日本の構造変化 非為替ヘッジ型 日本株ファンド 現物株+為替リスク 現物株+円ショート 8,800 企業業績動向 投資期間長めの投資家 指数先物(+円ショート) どんな商品 に投資? 9,700 1.0 イベント 期待 投資期間短めの投資家 12,400 2.5 政治・金融政 策動向 短期的な企業業績動向 短期的な株価 の値動き 15,100 3.0 0.0 10/1 外国人投資家のイメージ 16,900 個別株物色+為替リスク 保有期間:2∼3ヶ月程度 多くのヘッジファンドなど 400 390 3.5 2.5 14/8 pt 2,100 3.0 14/7 STOXX Europe 600構成銘柄毎の 日次騰落率に関する標準偏差 4.0 % 保有期間:1∼数年 SWF、年金基金など 出所:Bloomberg、Thomson Reutersより大和証券作成 8 長期保有投資家の代表格、海外政府系機関投資家に日本株投資余地あり 海外政府系機関投資家名 日本株保有額 株式保有額(2014年6 日本株比率 (2014年6月末時 月末時点、億㌦) (%) 点、億㌦) ノルウェー中央銀行インベストメント・マネジメント APGアセットマネジメント カナダ年金基金投資委員会 ウィスコンシン州投資理事会 ケベック州投資信託銀行 サウジアラビア通貨庁 スウェーデン第7公的年金基金 ニュージャージー州投資局 シンガポール政府投資公社 スウェーデン第2公的年金基金 PGGMインベストメント スウェーデン第4公的年金基金 スウェーデン第3公的年金基金 USSインベストメント・マネジメント オンタリオ州教職員退職年金基金 AMF年金基金 スウェーデン第1公的年金基金 デンマーク年金基金 ニュージーランド年金基金 イリノイ州投資委員会 Juristernes og 0konomernes Pensionskasse Sampension Administrationsselskab A/S Lægernes Pensionskasse Etera Mutual Pension Insurance Co. 376 92 64 36 29 26 24 22 16 16 15 12 11 11 11 8 5 4 4 3 2 1 1 0 5,348 1,528 578 439 704 101 277 343 350 179 268 172 151 176 213 196 154 53 63 73 25 14 12 7 7.0 6.0 11.1 8.1 4.2 25.3 8.5 6.3 4.6 8.7 5.7 7.2 7.4 6.3 5.0 4.0 3.5 7.2 5.7 4.2 7.8 5.7 5.1 3.0 運用形態 (一部は主な顧客の運用形態) 国名 Norway Sovereign Wealth Netherlands Pension Fund Canada Pension Fund United States Pension Fund Canada Pension Fund Saudi Arabia Sovereign Wealth Sweden Pension Fund United States Pension Fund Singapore Sovereign Wealth Sweden Pension Fund Netherlands Pension Fund Sweden Pension Fund Sweden Pension Fund United KingdomPension Fund Canada Pension Fund Sweden Pension Fund Sweden Pension Fund Denmark Pension Fund New Zealand Sovereign Wealth United States Pension Fund Denmark Pension Fund Denmark Pension Fund Denmark Pension Fund Finland Pension Fund Growth Growth Growth Growth Growth Value Growth Growth Value GARP Growth Growth Growth Growth Growth Growth Growth GARP Growth Growth Growth Growth Growth Growth 外国人投資家のイメージ 政治・金融政 策動向 短期的な企業業績動向 短期的な株価 の値動き 何に注目? 円安期待 米国長期金利 イベント 期待 日本の構造変化 投資期間長めの投資家 指数先物(+円ショート) どんな商品 に投資? 為替ヘッジ型 日本株ファンド 非為替ヘッジ型 日本株ファンド 現物株+為替リスク 現物株+円ショート 保有期間:数日、数週間程度 CTA、欧米銀の自己勘定部門な ※株式のみを集計対象としており、ADRやファンドなどは保有額からは除いている。 企業業績動向 景気動向 (日本、グローバル) 投資期間短めの投資家 ※水色網掛けは日本株の売り越しないしは買い越しが10-12月期に目立つ基金 運用スタイル 出所:FactSetより大和証券作成 個別株物色+為替リスク 保有期間:2∼3ヶ月程度 多くのヘッジファンドなど 保有期間:1∼数年 SWF、年金基金など 9 新興国株には昨年ヘッジファンドのものと見られるマネーが大幅流入 証券被投資によるマネーフローの黒字を打ち消すほど、新興国を取り巻く実需に近いマネーフローは弱い可能性 新興国株は6月以降、それほど強くないファンダメンタルズにも拘らずヘッジファンドが主導してマネーが流入していた可能性 2014年6月以降も新興国株や債券には資金が流入していた模様 2014年6月以降は新興国通貨の増価は小さく、証券価格のみが大幅に上昇 (ポイント、2012年末を100) ↑株高、債券高、通貨高 105 億㌦、週次 米国におけるファンド純資金流出入 30 100 EMBI Global Core (債券) 95 ↑資金流入 25 20 15 MSCIエマージング・マー ケット・インデックス(株式) 90 10 新興国株 ファンド 5 新興国債券 ファンド 0 85 -5 80 新興国10ヵ国 合成通貨 MSCIエマージング・マーケット・インデックス EMBI Global Core 新興国10ヵ国合成通貨 -10 -15 ↓資金流出 75 13/1 13/4 13/7 13/10 14/1 105 14/4 14/7 14/10 15/1 米国為替レート(2012年末を100) 米国実効為替レート (↑でドル安) 100 (年/月) ↑ドル安、新興国通貨高 -20 13/1 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 (年/月) 注:フローは4週移動平均 95 90 新興国10ヵ国 合成通貨(対㌦) 85 80 ↓ドル高、新興国通貨安 75 (年/月) 13/1 13/3 13/5 13/7 13/9 13/11 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 15/3 ※新興国10カ国合成通貨はメキシコ、ブラジル、トルコ、南アフリカ、ロシア、韓国、マレーシア、 インド、インドネシア、フィリピンの対米ドルレートを2013年対米輸出入額で加重平均 出所:MSCI、LipperFMI Data Services、Bloombergより大和証券作成 10 短期筋の動きは裁定取引に現れる 外国人投資家のイメージ 政治・金融政 策動向 短期的な企業業績動向 短期的な株価 の値動き 何に注目? 円安期待 イベント 期待 米国長期金利 企業業績動向 景気動向 (日本、グローバル) 日本の構造変化 投資期間長めの投資家 投資期間短めの投資家 指数先物(+円ショート) どんな商品 に投資? 裁定取引に係る現物買いポジション(≒外国人の先物ポジション)が青線の 低水準まで減少すれば、短期筋の外国人は先物ポジションを積み増しへ 為替ヘッジ型 日本株ファンド 非為替ヘッジ型 日本株ファンド (億株) 現物株+為替リスク 現物株+円ショート 保有期間:数日、数週間程度 CTA、欧米銀の自己勘定部門な ど 保有期間:2∼3ヶ月程度 多くのヘッジファンドなど 保有期間:1∼数年 SWF、年金基金など (円) 19,000 17,200 25 15,400 裁定取引に伴う現物株ネット買い残(前週差) 外国人の先物売買差額(週次) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0 -1,000 -2,000 -3,000 -4,000 -5,000 -6,000 日経平均株価(右) 裁定取引に伴う現物 株ネット買いポジション 28 外国人の先物売買差額と裁定取引による現物ネット 買い残(金額の前週差)は相関高い 億円 裁定取引による現物ネット買いポジションと日経平均株価 個別株物色+為替リスク 22 13,600 19 11,800 16 13 13/1 12/7 12/10 13/1 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 ※先物は日経225、300、TOPIX先物の合計 外国人の先物買い越し(先物売買金額の80%強が外国人) ⇒ 自己勘定部門は先物売り過多になり(株価上昇で損失)、 ⇒ 自己勘定部門の裁定取引による現物株買い 13/3 13/5 13/7 13/9 13/11 14/1 短期筋は2014年1、2月上旬までにポ ジションをいち早く大幅に調整 ということは 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 10,000 15/3 (年/月) ※裁定取引に係る現物株の「買いポジション」−「売りポジション」 裁定取引に係る現物株ネット買いポジションは 「外国人の日本株先物ポジション」と連動 (2営業日遅れで日々取得可能) 外国人の先物買い ⇒ 需給要因により先物価格が現物価格に対して割高に ⇒ 自己勘定部門の裁定取引による現物株買い&先物売り 出所:東証、大証より大和証券作成 11 2015年3月の米国株には要注意 QE3実施中は米国株が下がっても戻り高値を更新するまでに概ね3ヶ月も掛からなかった。 米国株は、3つのどれかが「○」なら上昇基調。「底堅い景気」、「金融緩和的な政策」、「深刻な財政、債務問題を抱えていない」。 これら3つがいずれも「×」だったのが、2011年8月であり、株価は戻り高値更新まで6ヶ月を要した。 2015年3月に連邦債務上限の撤廃は終了。その際に寒波が襲い米国経済が鈍化していれば、3つがいずれも「×」の可能性も。 (ドル) 19,000 NYダウ 連邦債務上限問題(→2015年 3月まで撤廃) 18,000 17,000 16,000 15,000 7月末:米国1-3月期GDPが大 下方修正(+1.9%→+0.4%) 8月上旬:連邦債務上限がぎり 高値を取り戻すのに ぎりまとまる 半年以上 財政の崖問題 14,000 13,000 米国寒波による経済一時鈍化 &新興国不安 12,000 11,000 QE3 10,000 9,000 QE2 オペレーション・ツイスト 10/1 10/4 10/7 10/10 11/1 11/4 11/7 11/10 12/1 12/4 12/7 12/10 13/1 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 出所:Bloombergより大和証券作成 12 短期筋の先物投資動向は米国債利回りと関係 米国金利の低下基調とともにネットの裁定買い残も低下基調 (億株) 裁定取引に伴う現物株ネット買いポジションと米国10年国債利回り (%) 3.2 29 3.0 27 米国10年国債利回り (右) 25 2.8 2.6 23 2.4 21 19 17 外国人投資家のイメージ 円安期待 米国長期金利 イベント 期待 1.8 13 13/10 1.6 どんな商品 に投資? 14/2 14/4 14/6 14/8 14/10 14/12 15/2 (年/月) 企業業績動向 日本の構造変化 投資期間長めの投資家 為替ヘッジ型 日本株ファンド 非為替ヘッジ型 日本株ファンド 現物株+為替リスク 現物株+円ショート 保有期間:数日、数週間程度 CTA、欧米銀の自己勘定部門な ど 13/12 景気動向 (日本、グローバル) 投資期間短めの投資家 指数先物(+円ショート) 2.0 15 政治・金融政 策動向 短期的な企業業績動向 短期的な株価 の値動き 何に注目? 2.2 裁定取引に係る 現物ネット買い ポジション 債券取引者による株式を用いたヘッジについて、8月に10年米国債利回りがボックス圏 の下限を突き抜けたことは、ヘッジによる日本株買い需要の低下に繋がった可能性。 個別株物色+為替リスク 保有期間:2∼3ヶ月程度 多くのヘッジファンドなど 保有期間:1∼数年 SWF、年金基金など 出所:東証、Bloombergより大和証券作成 13 米金利上昇局面では他の地域をアウトパフォームしやすい日本株 (2012年末=100) MSCI 株価指数 (現地通貨建て) 180 170 160 日本 150 140 130 先進国 (ex日本) 120 110 新興国 100 90 (年/月) 80 13/1 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 注:MSCI 1. ここに掲載される全ての情報は、信頼のおける情報源から得たものでありますが、その確実性および完結性をMSCI Inc. は何ら保証するものではありません。 2. この情報は、MSCI Inc. の営業秘密であり、またその著作権はMSCI Inc. に帰属しており、その許諾なしにコピーを含め電子的、機械的な一切の手段その他あらゆ る形態を用い、またはあらゆる情報保存、検索システムを用いて出版物の全部または一部を複製・頒布・使用等することは禁じられています。 注)MSCI MSCIインデックスに関する商標、著作権等の知的財産権はMSCI Inc.に帰属します。 出所:Thomson Reuters、MSCIより大和証券作成 14 逆張り姿勢が強い個人投資家 (億円、週次) (円、週末値) 20,200 個人の売買差額と株価 8,000 6,000 19,000 4,000 17,800 2,000 16,600 0 15,400 -2,000 14,200 -4,000 13,000 -6,000 11,800 個人の売買差額 -8,000 10,600 -10,000 9,400 -12,000 日経平均(右) 8,200 -14,000 12/11 7,000 13/2 13/5 13/8 13/11 14/2 14/5 14/8 14/11 15/2 (年/月) 個人には「外国人の裏」というバイアスあり 20,000 億円、週次 10,000 0 -5,000 -10,000 個人の売買差額 -15,000 12/11 14 13/2 13/5 13/8 13/11 14/2 12 16,000 10 15,000 14,000 14/8 14/11 15/2 (年/月) 東証マザーズ+ジャスダック 売買金額 280 7,000 18,000 17,000 14/5 個人の投資意欲を示す中小型株の動向 億円、日次 19,000 日経平均株価(右) 上 下 対 称 5,000 個人の売買金額合算(現物)と株価 16 外国人の 売買差額 15,000 個人投資家で気にすべきは、「売り越し」や「買い越し」ではなく売買金額 兆円、週次 個人と外国人の売買差額 東証マザーズ 260 6,000 240 5,000 220 200 4,000 180 8 13,000 6 3,000 160 12,000 11,000 4 10,000 2 個人の売買金額 0 13/1 13/3 13/5 13/7 13/9 13/11 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 140 2,000 120 1,000 100 9,000 8,000 0 13/1 80 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 出所:東証、大証より大和証券作成 15 個人の手元にはキャッシュが溜まっている レバレッジ型日本株ファンドからの資金流出入は早期化 個人投資家は信託銀行を通じて日本株を大幅に売り越し (億円、週次) (円、週末値) 投資信託の売買差額(現物)と株価 2,000 18,000 日経平均株価(右) 1,500 17,000 億円 レバレッジ型日本株ブルファンドへの資金流出入(2013年以降の累計) 5,000 ブルファンドへの資金流出入額(2013年以降の累計) 19,000 ↑資金流入 4,000 18,000 16,000 1,000 15,000 500 14,000 0 3,000 17,000 16,000 2,000 13,000 -500 12,000 15,000 1,000 14,000 日経平均株価(右) -1,000 11,000 投資信託の売買差額 -1,500 13,000 0 10,000 -2,000 9,000 -2,500 8,000 13/10 13/12 14/2 14/4 14/6 14/8 14/10 14/12 15/2 12,000 -1,000 11,000 10,000 -2,000 13/1 13/3 13/5 13/7 13/9 13/11 14/1 14/3 14/5 14/7 14/9 14/11 15/1 15/3 (年/月) 個人投資家は投資信託において国内株よりも海外株を選好 (億円) 円 20,000 注:日本で販売登録されている20のレバレッジ型ブルファンドのデータを集計 個人投資家が2014年11月以降、投信や株を売り越したため、MRF残高が大幅に増加 日本における株式投信の資金流出入(週次) 8,000 ↑資金流入 (兆円) 6,000 (円) MRFの純資産総額と日経平均株価 19,000 12.0 4,000 2,000 11.5 0 11.0 MRFの純資産(2013年末) 日経平均株価(右) 18,000 -2,000 17,000 10.5 -4,000 10.0 -6,000 海外株式型 -8,000 9.5 国内株式型 -10,000 -12,000 ↓資金流出 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 2013年 16,000 15,000 9.0 6 7 8 9 10 11 12 1 2014年 2 3 MRFの純資産 8.5 14,000 2015年 月 ※日本で販売登録されている株式投資信託(ETFを含む)を対象 8.0 14/9 13,000 14/10 14/11 14/12 15/1 15/2 15/3 (年/月) 出所:東証、投資信託協会、Bloombergより大和証券作成 16 ETFに関する需給環境を左右する日銀、国内金法 主要なETF(日経、TOPIX、JPX日経400連動)の資金流出入では四半 期末or四半期初に大きな動き(国内金法の動向を示唆) 株価下落局面でETFを積極的に買い入れる日銀 (億円、日次) (円) 19,000 400 350 18,000 300 億円 10,000 8,000 6,000 日経平均、TOPIX、JPX日経400に連動するETFの資金流出入 (2013年4月以降の累計、日銀の買入れは除く) 日経平均、TOPIX、JPX日経400に 連動するETFの資金流出入(2013 年4月以降の累計) 19,000 18,000 17,000 ↑資金流入 16,000 17,000 日経平均株価(右) 250 200 4,000 15,000 2,000 14,000 16,000 日経平均株価(右) 150 15,000 13,000 0 100 12,000 日銀によるETF買い入れ額 14,000 -2,000 13,000 -4,000 13/4 13/6 13/8 13/10 13/12 14/2 14/4 14/6 14/8 14/10 14/12 15/2 50 0 14/4/1 円 14/6/1 14/8/1 14/10/1 14/12/1 15/2/1 11,000 10,000 TOPIXの前場終値と日銀によるETF買い入れ実施率の関係性 TOPIX前場終値 (前営業日終値比) 上昇 -0.2%以上0.0%未満 -0.4%以上-0.2%未満 -0.6%以上-0.4%未満 -0.8%以上-0.6%未満 -1.0%以上-0.8%未満 -1.0%を超える下落 該当日数 ETF買い入れ実施 (日) (日) 216 0 31 7 37 12 29 20 8 8 18 18 49 49 ※2013年4月4日から2014年10月31日 実施率 (%) 0.0 22.6 32.4 69.0 100.0 100.0 100.0 TOPIX前場終値 (前営業日終値比) 上昇 -0.2%以上0.0%未満 -0.4%以上-0.2%未満 -0.6%以上-0.4%未満 -0.8%以上-0.6%未満 -1.0%以上-0.8%未満 -1.0%を超える下落 該当日数 ETF買い入れ実施 (日) (日) 47 1 7 5 4 3 10 9 2 2 2 1 7 6 実施率 (%) 2.1 71.4 75.0 90.0 100.0 50.0 85.7 ※2014年11月から2015年3月3日 出所:東証、日銀、Bloombergより大和証券作成 17 事業法人は自社株買い活発化で買い越しに (億円、月次) 枠の設定はあれど実施はまだまだ 事業法人の売買差額 8,000 6,000 4,000 2,000 0 -2,000 -4,000 (年/月) -6,000 04/1 05/1 06/1 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 14/1 15/1 (億円、四半期) 自社株買い実施額、新規枠設定 35,000 30,000 25,000 新規枠設定 20,000 実施額 15,000 10,000 5,000 0 04/1 05/1 06/1 07/1 08/1 09/1 10/1 11/1 12/1 13/1 (年/月) 14/1 東証33業種 水産・農林業 鉱業 建設業 食料品 繊維製品 パルプ・紙 化学 医薬品 石油・石炭製品 ゴム製品 ガラス・土石製品 鉄鋼 非鉄金属 金属製品 機械 電気機器 輸送用機器 実施 東証33業種 水産・農林業 鉱業 建設業 食料品 繊維製品 パルプ・紙 化学 医薬品 石油・石炭製品 ゴム製品 ガラス・土石製品 鉄鋼 非鉄金属 金属製品 機械 電気機器 輸送用機器 実施 13 716 4,271 63 100 830 1,025 7 12 122 72 77 25 379 945 34 0 0 770 1,573 264 6 1,371 507 4 5 24 17 20 63 549 2,763 5,657 2013年の自社株買い(億円) 新規枠公表 東証33業種 精密機器 その他製品 460 電気・ガス業 陸運業 4,147 72 海運業 86 空運業 倉庫・運輸関連 740 情報・通信業 1,040 7 卸売業 8 小売業 銀行業 123 15 証券・商品先物取引 85 保険業 その他金融業 42 不動産業 590 1,064 サービス業 2,885 2014年の自社株買い(億円) 新規枠公表 東証33業種 0 精密機器 0 その他製品 608 電気・ガス業 1,622 陸運業 428 海運業 9 空運業 1,512 倉庫・運輸関連 746 情報・通信業 4 卸売業 4 小売業 29 銀行業 17 証券・商品先物取引 103 保険業 83 その他金融業 802 不動産業 3,073 サービス業 3,868 全体 実施 181 47 360 387 4,769 411 697 6,564 166 17 1,051 418 新規枠公表 338 46 360 205 4,282 504 755 9,316 173 22 147 504 実施 新規枠公表 342 371 1,411 1,539 400 400 704 932 0 0 0 0 0 0 8,215 11,298 2,425 2,715 1,505 2,060 13,949 6,491 0 0 454 909 297 375 65 47 810 1,560 44,171 41,604 出所:東証、NI情報センター、日本証券業協会より大和証券作成 18 信託銀行の買いは2015年に入っても活発 (億円、週次) (円、週末値) 信託銀行の売買差額と株価 (%) 19,000 10 18,000 9 1,000 17,000 8 0 16,000 3,000 信託銀行の 売買差額 2,000 -1,000 15,000 日経平均(右) -2,000 14,000 (円) 委託取引にしめる信託銀行のシェア 19,500 18,500 日経平均株価 (右) 7 17,500 6 5 16,500 買い 4 -3,000 13,000 -4,000 12,000 -5,000 11,000 -6,000 13/1 10,000 13/4 13/7 13/10 14/1 14/4 14/7 14/10 15/1 (年/月) 15,500 3 売り 2 14,500 1 買い 売り 日経平均株価(右) 0 13,500 14/3 14/4 14/5 14/6 14/7 14/8 14/9 14/10 14/11 14/12 15/1 出所:東証より大和証券作成 15/2 19 今後も期待される信託銀行の買い 信託銀行の売買差額に占めるGPIFの比率は高水準 2014年4月から9月末まで 単位:億円 信託銀行による買い越し額 12,969 GPIFによる売買差額(概算) 6,583 かんぽ生命による売買差額(概算) 2,053 その他(三共済など?) 4,333 2014年10月から12月末まで 単位:億円 信託銀行による買い越し額 15,939 GPIFによる売買差額(概算) 17,077 かんぽ生命による売買差額(概算) 2,084 その他(三共済など?) -3,222 かんぽ生命も買いを強める GPIFは2014年Q1から株式買い入れを加速 (億円、四半期) 80,000 60,000 GPIFによる四半期毎の売買差額(概算) 国内債券 国内株式 外国株式 短期資産 外国債券 短期資産 40,000 20,000 外国株式 外国債券 0 国内株式 -20,000 国内債券 -40,000 (億円、前四半期末比) かんぽ生命の株式残高変化(簿価ベース) 2,500 -60,000 ※Q1は1-3月期 国内株 2,000 -80,000 13年Q2 13年Q3 13年Q4 14年Q1 14年Q2 14年Q3 14年Q4 国内株 1,500 外国株 外国株 1,000 500 0 -500 12Q1 12Q2 12Q3 12Q4 13Q1 13Q2 13Q3 13Q4 14Q1 ※売買差額概算は、資産変化額から収益額を除いている 14Q2 14Q3 出所:GPIFより、かんぽ生命大和証券作成より大和証券作成 20 信託銀行の買いが株価にプラスに働くと見られる銘柄 コード 9603 8283 4681 9433 8381 2466 4927 7616 9744 7276 2670 2181 6844 5208 7951 9432 5108 7649 1719 9605 4203 2281 銘柄名 エイチ・アイ・エス Paltac リゾートトラスト KDDI 東証33業 信託銀行の売買 外国人売買差額 個人売買差額と 種 差額との相関 との相関 の相関 サービス業 卸売業 サービス業 情報・通信業 銀行業 PGM サービス業 ポーラ・オルビスホールディングス 化学 コロワイド 小売業 メイテック サービス業 小糸製作所 電気機器 エービーシー・マート 小売業 テンプホールディングス サービス業 新電元工業 電気機器 有沢製作所 化学 ヤマハ その他製品 情報・通信業 NTT ブリヂストン ゴム製品 スギホールディングス 小売業 安藤・間 建設業 山陰合同銀行 東映 情報・通信業 住友ベークライト 化学 食料品 プリマハム 0.55 0.40 0.39 0.38 0.38 0.36 0.36 0.35 0.35 0.35 0.33 0.33 0.33 0.32 0.31 0.31 0.31 0.30 0.30 0.30 0.30 0.30 -0.06 0.20 0.04 0.26 0.40 0.20 0.13 0.12 0.26 0.42 -0.15 0.12 0.31 0.27 0.56 0.17 0.27 0.26 0.08 0.42 0.33 0.07 -0.02 -0.37 -0.06 -0.44 -0.55 -0.34 -0.16 -0.23 -0.33 -0.57 -0.00 -0.27 -0.51 -0.39 -0.66 -0.29 -0.44 -0.48 -0.14 -0.43 -0.51 -0.18 注:対象はTOPIX1000構成銘柄で2014年4月第5週から2015年1月第4週までのパフォーマンスがTOPIX1000を上回ったもの。同期間 において銘柄の週間パフォーマンスと信託銀行の週間売買差額に関する相関が高い順に掲載。外国人および個人の売買差額につ いても同様。水色網掛けの銘柄は、外国人の週間売買差額と週間パフォーマンスの相関が0.2以下のもの。 出所:東証、東洋経済、Bloombergより大和証券作成。 21 開示事項 【株式レーティング記号について】 株式レーティング記号は、今後12ヶ月程度のパフォーマンスがベンチマークとする株価指数の騰落率と比べ、以下の通り判断した事を示します。(2015年1月以降のレーティング付与或いは更新よ り適用。2014年12月末以前に付与或いは更新されたレーティングについては6ヶ月程度のパフォーマンスとベンチマークとする株価指数の騰落率との比較です) 1(買い)=15%以上上回る 2(アウトパフォーム)=5%∼15%上回る 3(中立)=±5%未満 4(アンダーパフォーム)=5%∼15%下回る 5(売り)=15%以上下回る 各国におけるベンチマークは以下の通りです。 日本:TOPIX、米国:S&P 500、欧州:STOXX Europe 600、香港:ハンセン指数、シンガポール:ストレイト・タイムズ指数、韓国:韓国総合指数、台湾:加権指数、オーストラリア:S&P ASX200 指数 【利益相反関係の可能性について】 大和証券は、このレポートに記載された会社に対し、投資銀行業務に係るサービスの提供、その他の取引等を行っている、または行う場合があります。そのような場合には、大和証券に利益相反 が生じる可能性があります。 【当社及び大和証券グループについて】 大和証券は、㈱大和証券グループ本社の子会社です。 【保有株式等について】 大和証券は、このレポートに記載された会社が発行する株券等を保有し、売買し、または今後売買することがあります。大和証券グループが、株式等を合計5%超保有しているとして大量保有報告 を行っている会社は以下の通りです。(平成27年2月13日現在) 第一カッター興業(1716) 北弘電社(1734) 大豊建設(1822) テノックス(1905) アコーディア・ゴルフ(2131) フルスピード(2159) エイジア(2352) アルコニックス(3036) ソリトンシステ ムズ(3040) サンセイランディック(3277) 星野リゾート・リート投資法人(3287) 日本ヘルスケア投資(3308) クリヤマホールディングス(3355) ケー・エフ・シー(3420) サンコーテクノ (3435) トーセイ・リート投資法人(3451) パピレス(3641) モブキャスト(3664) アバント(3836) 第一稀元素化学工業(4082) セプテーニ・ホールディングス (4293) ラクオリア創薬(4579) 中国塗料(4617) MORESCO(5018) 相模ゴム工業(5194) 有沢製作所(5208) ノザワ(5237) 中山製鋼所(5408) 東京鐵鋼(5445) 新報国製鉄(5542) テクノプロ・ホールディングス(6028) ライ ドオン・エクスプレス(6082) 日進工具(6157) レオン自動機(6272) 日精エー・エス・ビー機械(6284) 日精樹脂工業(6293) オカダアイヨン(6294) 加藤製作所(6390) 兼松エンジニアリン グ(6402) 福島工業(6420) JUKI(6440) 三相電機(6518) ダブル・スコープ(6619) SEMITEC(6626) 寺崎電気産業(6637) 戸上電機製作所(6643) スミダコーポレーション(6817) 京写(6837) 山一電機(6941) 芝浦電子(6957) アストマックス(7162) ノジマ(7419) 大興電子通信(8023) マネースクウェアHD(8728) マネーパートナーズ(8732) シノケングループ(8909) 大和証券オ フィス投資法人(8976) 日本賃貸住宅(8986) ファーストエスコ(9514) セレスポ(9625) 帝国ホテル(9708) 丸紅建材リース(9763) パーカーコーポレーション(9845) バイテック(9957)(銘 柄コード順) 【主幹事を担当した会社について】 大和証券は、平成26年3月以降下記の銘柄に関する募集・売出し(普通社債を除く)にあたり主幹事会社を担当しています。 日本M&Aセンター(2127) リンクアンドモチベーション(2170) 東京エレクトロンデバイス(2760) 北の達人コーポレーション(2930) アークランドサービス(3085) ブロンコビリー(3091) 鳥貴族(3193) ホットランド(3196) 大和ハウスリート投資法人(3263) アクティビア・プロパティーズ投資法人(3279) イオンリート投資法人(3292) ヒューリックリート投資法人(3295) 日 本ヘルスケア投資法人(3308) トリドール(3397) トーセイ・リート投資法人(3451) ケネディクス商業リート投資法人(3453) コロプラ(3668) リアルワールド(3691) オプティム(3694) G MOリサーチ(3695) 大王製紙(3880) クラウドワークス(3900) カヤック(3904) データセクション(3905) 竹本容器(4248) クイック(4318) ダイト(4577) リボミック(4591) 日本エンタ ープライズ(4829) OATアグリオ(4979) GMO TECH(6026) アドベンチャー(6030) インターワークス(6032) エクストリーム(6033) MRT(6034) ファーストロジック(6037) レア ジョブ(6096) 日本ビューホテル(6097) パンチ工業(6165) イマジカ・ロボット ホールディングス(6879) FPG(7148) 盟和産業(7284) プラッツ (7813) 菊水化学工業(7953) 三井不動 産(8801) 日本ビルファンド投資法人(8951) オリックス不動産投資法人(8954) ユナイテッド・アーバン投資法人(8960) 平和不動産リート投資法人(8966) 大和証券オフィス投資法人(8976) ジャパン・ホテル・リート投資法人(8985) U−NEXT(9418) アルファポリス(9467) 広島ガス(9535) 学究社(9769) 蔵王産業(9986)(銘柄コード順) 【その他の留意事項】 このレポートは、投資の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を意図するものではありません。投資の決定はご自身の判断と責任でなされますようお願い申し上げます。レポートに 記載された内容等は作成時点のものであり、正確性、完全性を保証するものではなく、今後予告なく修正、変更されることがあります。内容に関する一切の権利は大和証券にあります。事前の了 承なく複製または転送等を行わないようお願いします。 22 お取引にあたっての手数料等およびリスクについて 手数料等およびリスクについて ● 株式等の売買等にあたっては、「ダイワ・コンサルティング」コースの店舗(支店担当者)経由で国内委託取引を行う場合、約定代金に対して最 大1.24200%(但し、最低2,700円)の委託手数料(税込)が必要となります。また、外国株式等の外国取引にあたっては、現地諸費用等を別途い ただくことがあります。 ● 株式等の売買等にあたっては、価格等の変動による損失が生じるおそれがあります。また、外国株式等の売買等にあたっては価格変動のほかに為 替相場の変動等による損失が生じるおそれがあります。 ● 信用取引を行うにあたっては、売買代金の30%以上で、かつ30万円以上の委託保証金が事前に必要です。信用取引は、少額の委託保証金で多額の 取引を行うことができることから、損失の額が差し入れた委託保証金の額を上回るおそれがあります。 ● 債券を募集・売出し等により、又は当社との相対取引により売買する場合は、その対価(購入対価・売却対価)のみを受払いいただきます。円貨 建て債券は、金利水準の変動等により価格が上下し、損失を生じるおそれがあります。外貨建て債券は、金利水準の変動に加え、為替相場の変動 等により損失が生じるおそれがあります。また、債券の発行者または元利金の支払いを保証する者の財務状況等の変化、およびそれらに関する外 部評価の変化等により、損失を生じるおそれがあります。 ● 投資信託をお取引していただく際に、銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸経費、等をご負担いただきます。また、各商品等に は価格の変動等による損失を生じるおそれがあります。 ご投資にあたっての留意点 ● 取引コースや商品毎に手数料等およびリスクは異なりますので、上場有価証券等書面、契約締結前交付書面、目論見書、等をよくお読みください。 ● 外国株式、外国債券の銘柄には、我が国の金融商品取引法に基づく企業内容の開示が行われていないものもあります。 商号等 :大和証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第108号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会、一般社団法人金融先物取引業協会、 一般社団法人第二種金融商品取引業協会 23
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