乳幼児のおむつの選び方

乳幼児のおむつの選び方
紙おむつは赤ちゃんのからだの大きさや発育の状態に合わせて、ピッタリなものをつけて
あげられるように、形状(テープタイプまたはパンツタイプ)
、サイズ、目的別など様々な
種類があります。
また、各メーカーの商品には、それぞれ様々な特色があります。赤ちゃんが快適にすごせる
ように、ピッタリの紙おむつを選ぶには、以下のようなポイントに注意し、適切な紙おむつ
を選んであげましょう。
①各メーカーの特色を理解しましょう
通気性、吸収力、肌ざわりや素材、ギャザー、形など、それぞれのメーカーが得意とする機能を
確認しましょう。肌の心配な赤ちゃんには通気性がよく肌ざわりのよいものを、うんちがゆるく
モレやすい赤ちゃんにはギャザーがあるものを、など、それぞれの赤ちゃんに一番合ったメーカー
を選ぶのがよいと思われます。
②赤ちゃんの肌の状態を確認しましょう
おむつかぶれだけでなく、肌がむれてベタベタしていないか、あせもができていないかなど、肌の
状態もおむつ選びに重要です。夏は通気性がよく吸収力の高いものが適していますし、肌トラブル
のある時には肌ざわりの良いものがいいでしょう。
③体重を確認しましょう
パッケージに書かれた体重の目安を参考に、赤ちゃんに当てはまるサイズを選びましょう。
④運動能力の発育状態はどうですか?
体型だけでなく、そのときの赤ちゃんの運動能力の発育状態もおむつの種類を選ぶポイントです。
足をバタバタさせたり、ハイハイが始まったら、パンツタイプへの切り替えどきかもしれませんね。
パッケージの体重の目安以外にも、サイズが合っているかを知る目安があります。
①表面におしっこのベタベタ感が残るようになってきたり、時々モレるようになったら。
成長して月齢が高くなるとともにおしっこ1回の量が増えて、おむつの吸収量が足りなくなり
ます。サイズが合っているのにモレてしまう場合、まずは頻繁におむつを替えてあげることが
一番ですが、それでもモレる場合は、サイズアップを検討してみましょう。
(紙おむつはサイズによって吸収量が違っていて、サイズが大きいほど吸収能力は高くなります)
②太ももまわりやおなかまわりに赤い跡がつくようになったら。
③ウェストのテープを貼る位置(おなか側)が外側になってきたら。
①赤ちゃんの成長による姿勢や骨格の変化
赤ちゃんは成長とともに大きさだけでなく、骨格や体形、体勢も変わってきます。
寝ているときと、お座りしたとき、たっちしたときでは、おしっこやゆるゆるうんちが流れる
方向も変わってきます。
赤ちゃんが体を起こしている時間が長くなってきたら、パンツタイプへの切り替えを
検討してみるとよいでしょう。
②赤ちゃんの動きの変化
おむつ替えをしたときにはきっちりつけていたはずなのに、赤ちゃんが動くことによっておむつ
がズレてすき間ができ、そこからモレることがあります。
赤ちゃんの動きが活発になってきたら、パンツタイプに切り替えてみましょう。
おむつ替えもスムーズにできます。
紙おむつはフリルやギャザーなど、モレない工夫がさまざまに施されていますから、
その機能を活かすためにも正しいあて方をしているか確認してみましょう。
1)おなかまわりのゆるみ
常に「指1本」のゆるみを意識して。
特に月齢の低い頃は、寝ている時と座っている時、空腹時と満腹時では、おなかまわりの大きさが違っ
てきます。状況に応じて、こまめに調整してあげましょう。
2)太ももまわりのゆるみ
太ももまわりも、指1本を入れてやや抵抗がある程度のゆるみをもたせてあげましょう。
3)おちんちんは下向きに
男の子の場合、おちんちんがギャザーの上に乗っていたり、上向きになっているとおしっこが思わぬ
方向に流れ、モレを起こしやすくなります。おちんちんは下向きにして、おむつで覆いましょう。
4)新生児はおへそを出して
新生児期の赤ちゃんのおへそはジュクジュクしています。できるだけ圧迫しないようにしてください。
おへそにガーゼをあてたり、あたる部分のおむつを折り返したりして、やさしく守ってあげてください。
5)サイズ調整
テープを止める位置を変えることで、太ももの太さに合わせてある程度太ももまわりを調整することが
できます。
おむつのおなか側を
おむつ全体を浅めにあて、
広く深く多めにとっておなかにあて、テープを
テープを上の方に貼ると、太ももまわりを
下の方に貼ると、太ももまわりが狭くなり、
広くすることができます。
ぴったりします。
連絡先:平成調剤薬局 福光店
(058)232-4868
参考文献:ユニチャームホームページ