そよかぜ通信 No.63 変形性膝関節症ってなに? 変形性膝関節症(へんけいせい しつかんせつしょう)は、筋力低下、加齢、肥満などのき っかけにより膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり、変形や断 裂を起こし、多くが炎症により関節液が多くなり、痛みを伴う病気です。 膝関節のクッションの役目を果たす膝軟骨や半月板が長期間に少しずつすり減り変形する ことで起こるもの(一次性)と、関節リウマチや膝のケガなどの他の原因によって引き起こ されるもの(二次性)の 2 種類があります。 ★症状は? (1)痛い:最初は動作開始時の痛みを訴えることが多く、病状が進むと動作中の痛みを訴 えるようになり、階段昇降、特に降りるときの痛みが特徴的です。 (2)伸びない、曲がらない(可動域制限):関節水腫(水がたまる)、正座ができない。 (3)太くなった(腫脹):関節内に炎症を起こすと関節液が貯まります。 (4)O脚(変形):骨破壊が進んだとき。 (5)ぐらぐらする(不安定性):歩くとき外側にぐらつく ★治療は? ・杖などを使用して膝にかかる負担を軽くしたり、長時間の歩行を避けましょう ・薬を飲んだり、外用薬の使用 ・筋力強化に努めましょう 足上げ運動だけで、痛み止めの薬が いらなくなったひともいますよ
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