∼太宰府市職員の校区自治協議会訪問∼

第五次太宰府市総合計画
後期基本計画 策定資料
∼太宰府市職員の校区自治協議会訪問∼
目
次
「わがま ち探 索(校 区自治協 議会 訪問 )」実施概 要・ ・・・ ・・・・ ・・
1
太宰府市 西校 区自治 協議会・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ 2
太宰府南 小校 区自治 協議会・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ 4
国分小校 区自 治協議 会・・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ 6
太宰府東 小校 区自治 協議会・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ 8
太宰府小 校区 自治協 議会・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ 10
水城小校 区自 治協議 会・・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ ・・・ ・・・・ ・・ 12
「わがまち探索(校区自治協議会訪問)」実施概要
1
目的
職 員 自 ら が 校 区 自 治 協 議 会 を 訪 問 し 、そ れ ぞ れ の コミ ュ ニ テ ィ が 抱 え る課 題 に
ついて確 認 し たこ と を 、 後 期基本計画策定に資するために実施する。
2
実施要領
太宰府市 内 6 校区 自 治 協議 会役員会に経営企画課職員が各々2 回参加し、地域で
実施して い る 取組 の 把 握 、 地域での課題を確認する。
3
実施期間
平成 26 年 11 月 13 日 ( 木) ∼平成 27 年 1 月 15 日(木)
自治協議 会 名
第1回
第2回
太宰府市西校 区自 治 協 議会
平 成 26 年 11 月 13 日(木) 平成 26 年 12 月 11 日(木)
太宰府南小校 区自 治 協 議会
平 成 26 年 11 月 20 日(木) 平成 26 年 12 月 18 日(木)
国分小校区自 治協 議 会
平 成 26 年 11 月 19 日(水) 平成 26 年 12 月 17 日(水)
太宰府東小校 区自 治 協 議会
平 成 26 年 12 月 1 日(月)
太宰府小校区 自治 協 議 会
平 成 26 年 12 月 18 日(木) 平成 27 年 1 月 15 日(木 )
水城小校区自 治協 議 会
平 成 26 年 11 月 17 日(月) 平成 26 年 12 月 15 日(月)
1
平成 26 年 12 月 15 日(月 )
自治協議会名
太宰府市西校区
自治協議会
設立年月日
構成自治会数
9 区自治会
H21.9.26 都府楼、向佐野、吉松、大佐野、大佐野台、
長浦台、青葉台、つつじケ丘、ひまわり台
【人口推移】
【高齢化率】
【わがまち探索での意見】
(1)実施している取組
☆各自治会のイベントを協議会で話し合い 9 区に広げていっている。
☆くくりん祭は展示と発表ステージを隔年で実施している。
☆クリーンステーションを積極的に導入している。
☆校区協議会の事業は動員数も多く、住民の満足度も高い。役員としても頑張りがい
がある。
☆太宰府特別支援学校とは、文化祭に出展してもらったり、むかし遊びを教えに行っ
たり、ダーツ大会の会場として使用させてもらったりしている。また、小学部のふ
れあい給食へ招待してもらっている。
☆夏祭りでは中学生から手伝いの申出があり助かっている。中学生からはめったにな
い経験ができたと感謝される一方で、親からは子どもの力をあてにしないでほしい
といわれることも。
2
☆防犯パトロールは各自治会でも行っているが、夏と冬は統一で実施する。その際は
自分の区以外もまわるため、危険個所がわかってよい(3 区は青パトをもっている
が、無い区は市の青パトを借りたり、歩いて回ったりしている)。
☆統一ののぼりを作成し、啓発と抑止に努めている。
(2)課題、問題
☆西校区からはプラム・カルコア太宰府や政庁跡等でのイベントは行きにくく、その
事業に関心がなくなってしまう。
☆防災は区によって状況が違うため各区で実施しているが、西校区は警固断層が横断
しているため、今後検討が必要と考えている。
☆行事をしたら来てもらえるが、主体的にやろうという人がまだ少ない。
☆学校行事への参加も増え、自治会長の負担が増えてきている(学校とパイプができ
るのはありがたいが…)。
(3)意見
☆JR都府楼駅に観光や史跡PRの地図等がない。駅員も日替わりのため、看板やチ
ラシの配架等でもっとPRできるように。
☆市の行事と地域の行事、市の行事同士のブッキングが多い。整理し、早めに知らせ
てほしい。
☆7 小学校区あるのに、校区協議会を 6 校区にすることに無理がある。中学校区にし
てもらいたい。都府楼区からは一人も西小学校に通っておらず小学校まで遠い。イ
ベント時には送迎をしているが大変。
3
自治協議会名
設立年月日
太宰府南小校区
自治協議会
H21.9.27
構成自治会数
5 区自治会
高雄、梅香苑、緑台、梅ヶ丘、高雄台
【人口推移】
【高齢化率】
【わがまち探索での意見】
(1)実施している取組
☆太宰府南小学校と体育祭、文化祭、防災訓練等において連携して取り組んでいる。
☆自治会ごとにテーマカラーでのぼりをつくり、協議会のイベントで使用している。
☆協議会の事業を南コミュニティセンターのみで実施すると、地域の人たちにとって
は(物理的に)遠く感じるため、各公民館で実施しいている(笑いヨガ)。
☆ペタンク大会の食事を炊き出しにした(200 食の食材の見通しがついた)。
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(2)課題、問題
☆活動が多いため予算が足りず、各自治会から支出することもある(しかし、全額市
から出してもらうのは違うと思っている)。
☆独居や高齢者のみの世帯について、65 歳以上は名簿をもらえるが、それ以外は名簿
がないためどうしたらよいか。
☆新住民とのファーストコンタクトが難しい。
☆自治会によって公民館分担金、自治会費がそれぞれ違い、適正額がわからない。
☆自治会役員に定年制は導入するかが難しい。隣組長の免除は各組で話し合って決め
てもらっているが、組によってルールが違っては苦情が出てしまう。
☆役員の仕事は、実際には複数人でするため大きな負担はないが、「すごく大変」と
思われておりなり手が少ない。
(3)意見
☆ポスターのサイズを見直してほしい。大きすぎて掲示板に貼れない。できるだけサ
イズをそろえてほしい。普段は掲示板がもう一枚欲しいくらい多いが、3 月はほと
んどない。
☆コミュニティに、日常的に相談できたり、証明書発行ができたりするような市の支
所を置いてほしい。コミュニティセンターという器があるが、人材が必要。
☆自治会長の負担を減らすためにも校区自治協議会の事務方として 1 人配置できない
か。自治会長等のなり手を探すためにも業務の簡素化・簡易化が必要。
☆公民館・学校に毛布や食料を用意できないか。
5
自治協議会名
設立年月日
国分小校区自治協議会
H21.9.28
構成自治会数
4 区自治会
水城、水城台、水城ケ丘、国分
【人口推移】
【高齢化率】
【わがまち探索での意見】
(1)実施している取組
☆登下校の見守り隊が約 60 人おり、校区内各所で実施している。統一の帽子を着用
しており、子供たちも認識しているため効果がある。先生も協力して実施している。
☆下校時の災害時避難訓練を小学校・地域合同で実施した。
☆各自治会において、定期的に防犯パトロールを実施している。その際、一人暮らし
高齢者宅の電気確認、ごみ拾い、街灯の確認、違法駐車の確認等も併せて行ってい
る。育成会等と連携して行っているところもある。
☆災害に備え、校区で 5 台の発電機を所有している。
☆全区とも、子ども会加入率はほぼ 100%であり、子ども会の意見を取り入れながら
自治会行事を行っている。
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(2)課題、問題
☆高齢者のみの世帯が増えており、空き家も目立ってきている。
☆若い世代の自治会活動への出席率が低い。人手が足りない。
☆特に、アパート等の出席率が低い。
☆40、50 代の働き世代時に参加していないため、定年後も知り合いがいないため、参
加しづらいのでは。
☆自治会行事は、回覧、放送等で呼びかけをするが、参加者はほぼ同じ。身体の不自
由な方には送迎もするが、参加されない。
☆自治会役員、民生委員、福祉委員等のなり手がいない。
☆組長→役員になる人がほとんどおらず、組織全体の活性化が図られない。組長 1 年
間を耐えている感じ。役員の選出は、ほぼ一本釣り。
☆民生委員の数が少ない(1 人当たり、400 人程を担当している。)が、なり手がいな
い。
☆消防団員のなり手がいない。現在、地区外の団員が多く、地元も顔見知りがいない
から入らない。
☆指定日以外のごみの持ち出し、ペットのフンの不始末が多い。
☆区費、政庁まつり協賛金、赤い羽根募金等住民への負担は頼みづらい。冷たくされ
る。
☆公民館の立替えは、自治会にとって大きな負担。自治会独自では無理。
☆文化学習会は、高齢者の参加がほとんどで、若い世代の参加が少ない。
(3)意見
☆4 区ということもあり、イベントでの連携が取りやすい。
☆校区自治協議会を通じて情報交換ができ、他の自治会の状況を知ることで参考にな
る。
☆自治会活動は、何もしなければ必ず廃れる。努力しないと消滅する。
☆呑みにケーションは大事と思う。
☆市は、史跡地を買うことよりもお金を生むことを考えるべき。
☆バス通りの街灯が黄色で暗く、さびれた色であるため防犯上良くない。市の負担だ
が。舗装も悪い。
☆職員OBの自治会活動の参加が少ない。
☆古都の光は、地域に丸投げである。職員がボランティアをするべき。
☆職員は現場を見ていない。住民は日々見ているので温度差がある。なんでもやる課
を作ってほしい。
☆買い物が不便。まほろば号を下大利駅に乗り入れてほしい。まどか号を利用してい
る。
☆敬老会は今後も行うのか。対象者が年々増えており、開催場所の確保が難しくなる。
参加者が 3 割程度であり、開催意義が感じられない。
7
自治協議会名
設立年月日
太宰府東小校区
自治協議会
H21.10.28
構成自治会数
5 区自治会
湯の谷西、秋山、五条台、東ケ丘、星ケ丘
【人口推移】
【高齢化率】
【わがまち探索での意見】
(1)実施している取組
☆ウォークラリー
体育の日に行っており、25 年度で 13 回目を迎えた。参加者は 800 人程度(26 年度
は悪天候により中止)。コースは各区で設定している(各公民館スタート⇒東小ゴ
ール)。所要時間を 30 分∼2 時間と、年齢に合わせて複数設定しており、年々参加
者が増加している。
☆グラウンドゴルフ
高齢者の参加者も多い(最高 91 歳)。星ヶ丘区、東ヶ丘区には同好会もあり、公園
にコースも作っている。
☆健康度測定会
25 年度に初めて実施した。26 年度も 125 名の参加があり、また参加したいという
声も多かった。
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(2)課題、問題
☆湯の谷西区、秋山区では東小で事業を行う場合、階段を登らなければならず、高齢
者への負担が大きい。
☆秋山区は高齢化率は低いものの、学生が多く行事に引っ張り込むことが難しい。
高齢者向けの食事会も月に一度行っているが、秋山区以外の参加者しかいない。
とにかく秋山区は人が集まらない。
☆アパートなどの賃貸物件以外でも自治会や子ども会に加入しない人がいる。
☆役員の任期(1 期2年)が短い。2 期4年ぐらいはやらないと、人脈もできず、前
例通りの行事しかできない。
☆組長研修もやっているが、1年で変わってしまうため、あまり効果がない。
☆校区として補助金を使い切れていない。各自治会に補助してもらう方が有効活用で
きる。現在は青パト購入のため積み立てている。
☆校区の中心に適した場所がなく、認知症の講演会など、各自治会で実施した方が参
加しやすい。
☆高齢化も進んでいることから、今後、福祉部会の設立が求められる。
☆校区自治協議会の認知度が低い。役員ぐらいしか知らない。
☆スケールメリットが現状ではほとんどない。
(3)意見
☆校区自治協議会としての人材活用を進めてはどうか(別の区の住民が、指導員・サ
ポーターとして出向くなど)。
☆筑紫女学園大学とタイアップした行事(絵本の読み聞かせ、体験型行事など)は非
常に盛況だった。
☆自治会の行事をこなしながら、校区自治協議会の行事を行うのは負担が大きい。当
初の設立構想を見直すべきではないか。
☆企画・実施を校区自治協議会が行い、会場は各公民館としてみてはどうか。
9
自治協議会名
設立年月日
構成自治会数
14 区自治会
太宰府小校区自治協議会
H21.11.28 北谷、内山、松川、三条、三条台、連歌屋、馬場
湯の谷、大町、新町、白川、五条西、五条、東観世
【人口推移】
【高齢化率】
10
【わがまち探索での意見】
(1)実施している取組
☆グリーンカーテン
東日本大震災の復興支援として自分たちに出来ることを考えた。電力不足が懸念さ
れる中、節電という形で支援していこうと、ゴーヤなどを利用したグリーンカーテ
ンを実施している(収穫したゴーヤを使った料理教室も実施)。また、その際には
宮城県多賀城市への義援金も募り寄附している。
☆通学合宿
子どもたちの自立性を育むため、紫藤館を利用し実施している。今年度は 2 月に実
施。
☆防犯パトロール(防犯意識の向上)
青パトを導入し、校区の巡回を行っている。防犯キャンペーンや研修を行い、防犯
グッズを各自治会に配布している。
☆大綱引き
校区意識を育むため、太宰府天満宮参道にて大綱引きを構想している。
☆校区自治協議会へのオブザーバー参加
社会福祉協議会、民生委員児童委員協議会、太宰府小学校がオブザーバーとして参
加している。様々な意見を聞きながら、校区としての取り組みを進めている。
(2)課題、問題
☆14 行政区もあり、各々抱えている問題・事情が異なっているため、校区自治協議会
としての課題に取り組む事が困難。自治会長としてのスタンスとしては、まず自治
会、次に校区。
☆校区としての年間行事については、自治会長が協力してやっているが、行事が固定
化している。
☆役員のなり手がいない。世代交代のため「おやじの会」を設立した。
☆一カ所に参加者を集めるのが難しいため、認知症サポーター養成講座などは各公民
館で行っている。
☆設備資金が足りない。公民館の建て替えには 5 千万円以上かかるが、市からの補助
金は 1 千万円しかない。100 万円以下の修繕は区の負担で行っている。
☆校区としての取り組みは難しいが、各自治会間での共同事業なら可能ではないか。
(3)意見
☆市民は役所の仕事をほとんど知らない。自分たちの仕事のアピールが足りないので
は。職場体験など実施してみたらどうか。
☆市のホームページはおもしろくない。もっと興味を引くような工夫を。
☆少子高齢化、空き家、独居老人など、それぞれの自治会が問題を抱えている。これ
らの課題は自治会だけで解決できるものではない。行政が指導し、自治会が考える。
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自治協議会名
設立年月日
構成自治会数
7 区自治会
水城小校区自治協議会
H21.11.29
坂本、観世音寺、桜町、榎、榎寺、芝原、
通古賀
【人口推移】
【高齢化率】
【わがまち探索での意見】
(1)実施している取組
☆廃品回収の放送を子どもにしてもらい、協力者、参加者を増やすよう努力している。
☆自治会夏祭りを「子どもまつり」として、子どもの参加を促す。
☆自治会餅つきを土曜→日曜実施に変更し、学校メールでも呼びかけたら参加者が増
えた。
☆自治会、子ども会共催で餅つきを実施。兄弟(幼児)の参加が多く盛会だった。
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(2)課題、問題
☆子どもが少ないため、子ども会が組織されていない自治会がある。
☆学業院中学校の生徒がクリーンデイの協力で各自治会へ参加してもらったが、学校
発着 2 時間の制約があり、自治会間で活動時間の差が出た。
☆クリーンデイへの子どもたちの参加がない。自分たちが使っている公園ぐらいすべ
きだと考える。
☆子ども会と地区委員(PTA)の連携がなく、子ども会を通しての学校との連携が
ない。
☆子ども会とPTAには壁がある。
☆校区、自治会ともに子どもが参加するきっかけを作っているが、効果は低い。
☆自治会として、住民の個人情報を把握できないため、災害時等の対応が難しいと感
じる。
(3)意見
☆保護者の登下校の見守りが月曜日だけであるため、もっと参加してほしい。安全面
より当番の意識で参加している。
☆学校や家庭は地域に頼りすぎ。学校がもっと核となってほしい。
☆市役所の窓口対応はよくなっている。今後地域に出る職員が増えてほしい。
☆校区自治協議会設立に伴い、自治会間の情報交換ができるようになった。
☆各課からの送付文書は、一方通行であるためこちらのことも考えてほしい。
☆市がマンションへも廃品回収の補助金を出すので、マンションからは協力が得られ
ない。
☆自治会、子ども会、地区委員お互いが迷惑の掛け合いも含めて助け合えばよいと思
う。
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