第8回 札幌学院大学総合研究所シンポジウムちらし (PDF:2.46MB

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学 院 大学
第 8 回 札幌
ポジウム
総 合研究 所シン
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コラ
経営学の主要テーマの一つであるマーケティングの研究を、
日 時
11 7
月
2015年
9:50∼14:30
会 場
行動経済学などの分野とのコラボレーションを通して、
学際的に深めていく。
日
土
札幌学院大学 E502教室(E館5階)
主催:札幌学院大学総合研究所
原始林ボウル
JR大麻駅
本線
函館
●
●
● セブンイレブン
●
←札
スパー
号線
12
国道
● 文京台
郵便局
碓井和弘(札幌学院大学・経営学部・教授)
岩澤誠一郎(名古屋商科大学経済学部学部長・同大学院教授)
11:20∼12:00 「マーケティングあるいは行動経済学の
フロンティアとしての音楽心理学のフロンティア」
─音楽心理学の最新の成果が行動経済学やマーケティングに
どう生かされるか。
( 東京福祉大学社会福祉学部社会福祉学科
保原伸弘 経営福祉専攻・専任講師 )
札幌学院大学
12:00∼13:00 ─ 昼休憩 ─
13:00∼14:25 第 Ⅱ 部 ディスカッション
ローソン
JRを
利用した場合
札幌駅
(江別、
岩見沢、
滝川、
旭川方面行き)
発
▶大麻駅下車
快速約12分+
徒歩10分
バスを
利用した場合
新札幌バスターミナル
(JRバス・夕鉄バス)
発
または北翔大学前:札学院大前下車
▶学院大正門前、
乗車約10分+
徒歩1∼3分
●お問合せ
10:00∼10:40 「マーケティング研究と行動観察」
セイコーマート
はんのき
公園
●
●
学院大正門前
鶴丸俊明(札幌学院大学学長)
10:00∼12:00 第 Ⅰ 部 講演
池永クリニック
●
面
幌方
9:50∼10:00 開会挨拶
10:40∼11:20 「行動経済学とマーケティング」
江別・岩見沢方面→
北翔大学前・札学院大前
m
Progra
司 会:玉山和夫(札幌学院大学・経営学部・教授)
討論者:岩澤誠一郎、碓井和弘、保原伸弘
14:25∼14:30 閉会挨拶
札幌学院大学 総合研究所
江別市文京台11
(JR大麻駅徒歩10分)
【問い合わせ先】図書課
(研究支援係)
TEL:011-386-8111(代)
FAX:011-388-2057
(図書課)
入場無料・事前申し込み不要
当 日 直 接 会 場 ま で お 越しくだ さ い 。
北林雅志(札幌学院大学経営学部長)
マーケティングと
行動経済学の
学 院 大学
第 8 回 札幌
ポジウム
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シ
所
究
研
合
総
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コラ
マーケティング研究と行動観察
碓井 和弘 うすい かずひろ
札幌学院大学経営学部教授
1993 年に出版された石井淳蔵『マーケティングの神話』は、マーケティング論の科学的な調査・分析によって
消費者ニーズを説明し実現することができる、という通念を痛烈に批判した。学会はパニックに陥ったが、その後
も「マーケティングは本当に消費者を説明できているのか」について、多くの研究者が絶えず自問自答する命題と
なっている。そして近年、マーケティングの閉塞感を「行動観察」や「ビッグデータ」によって打開したいという
動きがある。このアプローチがマーケティング現場でなぜ必要とされているのか、そしてマーケティング組織での
情報の扱い方の多様性について考えることにより、マーケティングの現代的課題について再検討してみたい。
・最終学歴:兵庫県立神戸商科大学大学院経営学研究科経営学専攻博士課程退学
・学 位:経営学修士
・主 著 等:
『現代マーケティングの構図』
(共著・2000 年・嵯峨野書院)
、
「ギリシア神話のヘルメスとマーケティング教育」
(
『札幌学院大学経営学論集』
2013 年 3 月)
行動経済学とマーケティング
岩澤 誠一郎 いわさわ せいいちろう
名古屋商科大学経済学部学部長、同大学院教授
伝統的な経済学が消費者の合理的な選択行動を想定してきたのに対し、行動経済学はそうした想定では説明でき
ない選択行動に焦点を当てて議論を展開してきた。この展開を牽引してきたのはダニエル・カーネマンらの議論、
特にプロスペクト理論であるが、近年の行動経済学はそこから一歩進んでヒトの意思決定の実相に迫ることで、従
来のマーケティング研究が見出してきた知を再発見し、また新たな知見を生み出しつつある。本講演では最近の行
動経済学研究の中から、アンドレイ・シュライファーらが展開しているセイリアンス理論を中心に紹介したい。そ
こでは例えば、スターバックス・コーヒーと最近の日本のランドセル業界のマーケティングが統一的な視点から語
られることになるだろう。
・最終学歴・学位:Ph.D.(ハーバード大学、経済学)
・主著(最近の論文)
:行動経済社会学研究の構想(2015)
、経済社会学年報第 37 号
The Beta Anomaly in the Japanese Equity Market and Investor Behavior (2014) (with T. Uchiyama), International Review
of Finance 14(1),
世の中に機関投資家が存在する本当の理由(2013)、証券経済学会年報第 49 号
「ボラティリティ・アノマリー」の行動経済学的探求(2013)(内山朋規と共著)、フィナンシャル・レビュー第 114 号
投資家の「ギャンブル志向」は日本の株価に影響を与えているか:歪度と期待リターン(2012)
(内山朋規と共著)
、現代ファイナンス No.31
・略 歴:東京都出身。[学歴]1987 年 3 月早稲田大学政治経済学部卒業。ボストン大学経営学修士課程修了(MBA)。ハーバード大学経済学博士課程修了
(Ph.D.)。
[職歴]1987 年野村総合研究所入社、証券アナリスト。1998 年に野村證券に転籍、数量分析アナリスト、株式ストラテジスト、マネージ
ング・ディレクター。2012 年 4 月より名古屋商科大学、同大学院教授。2014 年 4 月より名古屋商科大学経済学部学部長。[現職]名古屋商科大学
経済学部学部長、同大学院教授。
[専門分野]ファイナンス、行動経済学。
マーケティングあるいは行動経済学のフロンティアとしての音楽心理学のフロンティア
─音楽心理学の最新の成果が行動経済学やマーケティングにどう生かされるか。
保原 伸弘 ほばら のぶひろ
東京福祉大学社会福祉学部社会福祉学科経営福祉専攻、専任講師
今日、様々な商業施設等でいわゆる背景音楽が流れているケースが多い。音楽に消費者の購買欲などを促進する
効果があることは専門家ならずとも直観として感じることである。しかし、音楽心理学という分野において、音楽
が人間の心理や行動に及ぼす影響を精緻な理論や実験を通じて分析が進んでいることは経済学者などには周知とは
いえない。一方で音楽心理学を専門とする研究者も自分の研究の経済などへの汎用性に気付いていない。本発表で
は商業的文脈の中で行われている音楽心理学による実験例を紹介し、マーケティングへの有効性や可能性を紹介
し、両者を融合させた研究の将来性をフロアーの諸先生方に仰ごうとするものである。
・最終学歴・学位:博士(経済学)
(一橋大学)
・主著(最近の論文)
:
『ヒット曲は景気を語る(唄う)か? ─実証分析にみるマクロ経済と社会心理の相関関係』(2013)。『変貌する日本のコンテンツ産業』
ミネルヴァ書房。河島伸子・生稲忠彦編 第 10 章所収。
「商業的文脈における音楽的コミュニケーション─消費行動にて/「音楽的適合」と雰囲気/時間知覚と待ち時間/仕事場にて/反対運動
家再論」
(翻訳)
(2013)。音楽的コミュニケーション : 心理・教育・文化・脳と臨床からのアプローチ 星野悦子監訳 第 10 章所収
「家計の近視眼的行動と結婚・出産の選択行動」
(2014)生命保険文化センター学会研究補助対象研究、FP 学会発表論文、日本金融学会発表論文。
「扁桃体を刺激する音楽はプロスペクト効果を変更(抑制あるいは促進)するか?」(2015)。日本経済学会発表論文。
・略 歴:東京都出身。[学歴]慶應義塾大学経済学部卒業。一橋大学大学院経済学研究科修了(博士(経済学))。[職歴]一橋大学経済研究所 COE 特別研究
員、東京理科大学経営学部非常勤講師などを経て、2013 年 4 月より東京福祉大学社会福祉学部社会福祉学科経営福祉専攻専任講師。[現職]東京福
祉大学社会福祉学部社会福祉学科経営福祉専攻専任講師。[専門分野]行動経済学、マクロ経済学、文化経済学。
札幌学院大学 総合研究所
江別市文京台11
(JR大麻駅徒歩10分)
【問い合わせ先】図書課(研究支援係) TEL:011-386-8111
(代)
FAX:011-388-2057(図書課)